シーズン4:第3話 新天地へ The False Bride
原題は劇中でロジャーがギターを弾いて歌った曲の題名。ブリアナと上手くいかなかったすれ違いをこのタイトルで表しているのかな。
リバーランを去る前のクレアとジョカスタ叔母さんのお互いに率直な会話がスリリングでした。叔母さんの言葉には一理あって、ジェイミーは生まれながらに特別な資質を持つ人物で、その才能を印刷屋で浪費するとは嘆かわしい、とのセリフがクレアの胸を突き刺します。シーズン2後半で示されたように、ジェイミーはクランを率いる能力と資格のある人物だというのに、このままでいいのかとクレアも思ったはず。
出発するジェイミー一行にマイヤーズが用事ついでに道案内を兼ねて参加したのは、きっとジョカスタ叔母さんの心遣い。やっと会えた甥っ子に直ぐ去られてしまうのは辛かったでしょうね。
70年代のアメリカでロジャーとブリアナがノースキャロライナを旅してスコットランドのお祭りを体験するシーン前半はほのぼのでした。伝統の民族舞踊や力自慢大会とか、ハギスとか、これらスコットランド文化を紹介するサムとグレアムの番組『Men In Kilts』 が観たくてしょうがなくなります。(笑)早く日本でも観れますように。
いい雰囲気だったロジャーとブリアナは、結婚を約束したいロジャーとまだそこまで考えられないブリアナの溝が埋まらず、破局に。両親の結婚を見てきたブリアナの心の傷を思いやれれば、ロジャーも今ここで決断を迫らなくてもいいとわかってもいいのに。スコットランドの男性気質ってこういう感じ?ロジャー個人の問題かな。
森の中でクレアがジェイミーとはぐれて、ネイティブ・アメリカンの骸骨を見つけ、幽霊に遭遇するシーン、シーズン2でのクレア瀕死シーン以来の超常現象シーンです。歯科治療痕から、ここにも未来から来た人間がいると知るのはいいけど、クレアはなぜそんなに恐れもせずに骸骨に愛着を持てるのかちょっと不思議でした。
本エピソードで必見のシーンは、「君の足元に世界を捧げたいのに、俺は何も与えられない」というジェイミーのセリフと、美しいリッジの全景シーン。こんなセリフ言われたらノックアウトですな、しかもクレアの為に一財産を放棄してきた直後に。
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