アラフォー昼職がホストクラブで担当を見つけた話②

ホストクラブ初回はよくわからないまま終わり、最後に現担当とLINE交換して可愛い笑顔に絆されそうになったものの、実際のところは「2回目以降は料金かかるしなぁ、年齢も年齢だしまた行くのもどうかなぁ」と思いつつ帰路につきました。
ちなみにLINE交換した直後は双方スタンプだけ送るという非常にそっけない感じでした。

帰宅して同居人に5軒梯子酒のことは伝えたものの、当然ながらホストクラブに行ったとは言わないまま自分の部屋に戻り就寝。
翌朝起きたら担当から深夜に送られた「今日はありがとうございました、今勤務終わりました」LINEに気付く。
おおこれが夜型人間のSAGAかと思いつつ「昨日はありがとうございました、人生初のホストクラブ楽しかったです」と当たり障りのない内容を返信しました。
そうしたら1時間後くらいに「昨日は初回だからまだ楽しさとかわからないと思います、次休みいつですか?」と返信。

営業早すぎん?普通もうちょい世間話とかしない?

今思うとここで既読スルーかましてたら終わってたんだろうなぁと思いながら、基本的に律儀と言われる性格の私は「経験はしてみたいですけどお金落とさないですよ?次行けるとしたら●日ですよ」と返信してました。
馬鹿。

担当の返信は「その日は休み」だったのでよしこれで終わるぞ勝負に勝ったぞとか訳のわからない高揚感に浸っていたのです…が…

「じゃあ来れるとしたら明日ですね!」
なんでだ。仕事だと言うてるだろ。
「明日は行けないこともないですが、仕事で残業になると無理です」
なんでこんな返信するの私、馬鹿なの。
…結局、仕事が定時上がりになった場合は行くことになりました。
馬鹿ですね。

で、「仕事終わったら連絡して、駅で待ち合わせて軽くお茶してその後店に行く」ことになりました。所謂同伴ってやつですかね?

さて、行くとなったら全力でことを進めるのが私の駄目なところです。
当日朝、いつもよりメイクをしっかりして、気持ちお洒落な服を着て出勤しました。いやお前それめっちゃ楽しみにしてるやつやんとか言っては駄目です、正直楽しみにしてた自分がいたのは忘れたい事実です。
で、更に仕事はきっかり定時に終わらせました。すごいしんどかった。
その後はいそいで職場飛び出して電車に乗って「仕事終わりました、●分くらいにそちらに着きます」とLINE。

…したものの、内心「お金使わなくてもいいよとか言っておきながら使わせてくるかもしれないし、一人で行くの怖いしトンズラしようかなぁ」とかうだうだ考えながら20分ほど電車に揺られ。隣に座ったおっちゃんも、まさか隣に座っているアラフォー女がこの後ホストクラブに行くとは思ってなかろうてとかよくわからない心境になってました。
電車は遅延することもなく予定時刻に到着。駅のトイレで最後のメイク直しをしてから改札を出ました。メイク直しは嗜み。
改札出た直後に到着したよLINEを送りましたが「すみません少し遅れます」と返信。
さて、帰るか…と帰っておけばよかったんですけどね、待ちましたよ、律儀に。人生でホスト待ちをすることになるとはなーとか思っていたら到着しましたLINEが来まして、ここで問題が。

担当の顔を覚えていない。
私、人の顔と名前を覚えるのがすごい苦手なんですよ、人にあまり興味がないので。しかも店の中めっちゃ暗かったし。
とりあえず、「どのあたりにいらしてます?」と返信しましたが、返って来たのは「改札のめっちゃ前にいます」でした。

改札のめっちゃ前にいるけど!わからん!
服装とか教えてくれよとか思いながらきょろきょろしてると、すぐ近くにキャップを被った成人男性が。もしかして…とか思いつつ、キャップで顔があまり見えないために確信を得られないまま恐る恐る声をかけてみると担当でした。
キャップかぶってるって言えよ!!!
側から見ると若い男子ナンパしている痛い女じゃないか…と脱力しつつ、とりあえず待ち合わせイベントは終了。喫茶店でちょっとだけお茶することに。

喫茶店に向かう道中、隠してても仕方ないよなーと思い「ぶっちゃけトンズラしようかと思った」とか「貴方のことを信用していないわけではないが、やはり一人で行くことに悩んでしまい胃が痛い」とかぶっちゃけました。すまんな。
しかしそこはプロ、こんなめんどくさい発言に対し「じゃあ今日は信用してもらえるように頑張りますね」となんともイケメンな回答が来ました。

喫茶店では当たり障りのない会話をした記憶が。担当は所謂学生ホストなので、学校の授業のことをちょっと聞いたり、前回一緒に行った友人との関係性を喋ったり。
ぶっちゃけ緊張して何喋ってたのかあまりおぼえてない。

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