2023.11.26『ST☆RISH LIVE STAR TREASURE -SUNSHINE-』ライブレポ
『劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVEスターリッシュツアーズ』(以下『ST』)が公開となってから早1年あまり。
福島が地元の僕にとっては、あまりそんな実感がない……というのは、イオンシネマ福島の『うたプリ』愛の強さを知っている方なら納得していただけることでしょう。
そんな中で先日、仙台はセキスイハイムスーパーアリーナで行われた『ST☆RISH LIVE STAR TREASURE -SUNSHINE-』二日目に参戦してきました。
当選連絡からかれこれ半年以上経った今、どんな気持ちで参戦すればいいやら……と一瞬迷っていた僕ですが、文字通りその迷いは一瞬のうちに、ライブのすばらしさと会場の熱気によって溶かされていきました。
映画公開前にアニメを一気見しハマりだしたばかりの、浅瀬も浅瀬な新規ファンですが、粗末ながらライブの感想を書き残そうと思います。
自分用に書き置く意味合いが主ではありますが、読んでくださった方の余韻の一助ともなれば幸いです。
※勘違いもあるかもですが、セトリ順に振り返っていきます。ネタバレ配慮ありませんのであしからずです。
また、声優さんのお名前に「さん」付けしてたりしなかったりしてますが、すべて愛をもってのことなのでこれまたご容赦くだされば幸いです。
会場に着いたのは正午ごろでしたが、まだ入場せずにフラワースタンドやキッチンカーを楽しむ人たちでにぎわっていました。
なにせ現地参戦が初めてなもんで、みなさんのお召し物には終始びっくりし続けていました……!! 愛がとてもとても大きい……!! 真斗のアクキー1個で乗り込んだ自分が恥ずかしくなりました。
公演中も「仙台初めての人〜?」という問いかけにかなりの数の手が挙がっていましたが、シャトルバスの台数がすごい……! その分入出庫がすいすいで助かりましたが、以前BUMPのライブで来たときはほとんど自家用車だったし入出庫もかなり時間を食ったので、これが客層の違いなのだなあと。
応募・当落が結構前だったせいか、マスクのガイドラインが少し前のものでアナウンスされており、恥ずかしながら僕はそれをすっかり見落としてしまっていました。マスクの持ち合わせもなかったため、会場内では一言も発することなく、感嘆の声も噛み殺しながら過ごしておりました。周りの方には不安な思いをさせてしまったかもしれず申し訳ないですし、マスクがあれば歓声OKとのことで非常にもったいないことをしました。
さらにもったいないついでに、ペンライトを持ってきておりませんでした。というのも、グッズとして固有のペンライトがあり、それが必須とか推奨とされてるタイプの現場なのかなあ……と勝手に思い、家にあったキンブレを置いて行ってしまったのでした。持つだけ持っといたってよかったのに、惜しいことをしたなあ……。
『ST』を彷彿とさせるモニター映像からライブスタート。1分前からコールが始まっててすごかったなあ。
はい!!????
のっけから完全に不意を突かれて絶句です。
いかんせん今回は「『ST』の記念のライブ」という認識しかなかったので、パフォーマンスも映画準拠だろうと思い込み、過去曲に対する期待は正直ほとんどありませんでした。
「万が一やった時のために」と主題歌SGは一通り流しながらきたのですが、それでもやっぱりこのセトリはまさかまさかでした……。
数あるテーマ曲の中でも『2000%』ってのがいいですね。7人で歌った最初の曲だったからなのか、人気度の問題なのか……生「ワックッワックッスウルゼェ」が聞けた(し観れた)のがうれしかったです。
後々てらしーが言ってた「1000%超えて2000%やれるんだ、俺たちに限界はないんだ(マモ?)」という希望や高揚感に満ち満ちたいい曲です。
すっ飛ばしちゃいましたが、言うに及ばず『マジLOVEスターリッシュツアーズ』は最強。このくらいでかい音でいつも聴きたい曲。
僕がうたプリにハマったきっかけの曲なので(詳しくは冒頭に貼った記事を参照)、生歌唱が聞けて感無量でした。これこそ見たことのない絶景ってやつでしたね……! 一瞬にしてベストオブ笑顔になれました。
あと、やっぱ皆さん歌うんめえっすね……宮野谷山爆裂歌うまコンビがのびのびとフェイク入れまくってて楽しそうでした。
聞けば聞くほど、てらしーほどキャラクター愛の強い声優さんもあまり多くないと思います。別に声優さんにそんなに詳しいわけではないですが、その語りはまるで音也と一対一で話をしてきたかのようで、この10年近くの間本当に二人三脚でやってきたんだろうなと。
諏訪部さんの「ジェントルたち?」の呼びかけ、ほんっと嬉しかったなあ……。『キングダム』でも『ST』でも、そして今回も、圧倒的少数であるはずの男性ファンのことも絶対に置いていかない彼らに感服です。
前述の理由で返事はできませんでしたが、可能な限り高くタオルを揚げさせてもらいました。わずかでもST☆RISHとリアルにコミュニケーションがとれたのが嬉しかったです。
ジェントルたち、声を聞いた感じだと数人〜数十人おられましたね! 付き添いらしき人は入場時も見かけましたが、自分と同じくソロ参戦の方もいたのかなあ。
ここで言ってたかどこだか忘れましたが、虹の写真の話も良かったですね。
そんな殺生な~~!!
なんとも歯がゆいことに、これらの曲は全部僕の携帯に入ってはいるんです。いるんですが、去年の冬あたりだったでしょうか、「さてじゃあソロアルバムを深く聞きこもうかな~」というあたりで、自分の中のうたプリ熱が一旦の落ち着きを見せ、ソロ盤たちを深掘るには至っていなかったんです。
あの時、あるいは今回のライブを前にして、少しでもソロ盤たちを聞き込めていれたら、もっともっと喜べただろうなと。
トロッコもアリーナとスタンドにそれぞれあって、スタンド中腹にいた僕ですが10m程度の距離にまで来てくれて大興奮でした!
これまたズルいですって……!!!
先に『2000%』を聞いた分、過去曲には最初ほどびっくりはしなくなりましたが、アコースティックアレンジの生バンドで、しかもこの選曲は熱いです。生演奏大好きなんすよ……。
アレンジも原曲のいいところを残したり伸ばしたりしつつ、新しさも感じる聞き応えのあるものでした。
向き合って歌うのアツすぎるぞ……!!
アコースティックアーティストの紹介と、「昨日のライブ映像の鑑賞会をベッドでぎゅうぎゅう詰めになりながらした」話はここでしたっけ?
仲良しおじさんたち最高かよ。
うんうん、大好きな曲です。
現場に足しげく通ってるわけじゃないのでわかりませんが、このへんの曲ってたぶんなかなか生歌を聞く機会に恵まれるのも難しい部類だと思うので、心にしっかりしまっておこうという思いで聞き浸りました。
休憩を兼ねたモニター映像。今やもう懐かしいですねえ。
中の人たちとST☆RISHとは別だとわかっていながらも、色々あって再集結して、満員の観客に囲まれて単独ライブをやるST☆RISHを想像する音也を見て、今目の前に見えているペンライトの光がその想像とオーバーラップして、このコンテンツそのものの歩みみたいなものに思いをはせてしまいました。
であればこそ、新規勢としてはこう、あえて嫌な言葉選びをするとしたら疎外感というか、この空間はST☆RISHだけでなく、長い間一生懸命応援してきたファンの人たちが作り上げた空間でもあって、そこに混ぜてもらっているのだという感じがたちまちしてきて……暖かさと同時に、なんだか軽はずみに足を踏み込んでしまったのかなあという気がして、急に心と背中が縮こまってしまいました。
映画の曲を、満を持してフルコーラス披露! 待ってた!!
『Ok, Hello World!』に関しては生バンドで、てらしーもギターで参加。印象的なアップバングまで再現していて、冒頭の真斗の映像や、モニターの中で雨を降らせる忠実性に至るまで最高でした。
『Ready to be a Lady』も例のマネキンを使ってのパフォーマンス。
腰のひらひらも舞い踊らせて、最後には……!!
『トリッドラヴ』ではサブステージがせりあがって、空飛ぶセシルのような浮遊感を演出。レンの時もそうですが、ダンサーさんたちの衣装が『ST』準拠なのもすごく良かった。
真斗推しとしては『Snow Ballade』のスノードームをドットイメージでああいうふうに再現してくれたのはめちゃくちゃ嬉しかったです。
みんな暗転中に極力気配を消してスタンバイしている中、鈴さんはあえてわかりやすく登壇したなあと思ったら、ランプに火を灯す演出……たちまち客席のペンライトもオレンジ交じりで、みんな粋だなあと思いました。
『愛をボナペティ♪』の振り付けはちゃんとやりましたよ。やりましたってば。ちょっと小振りでしたけど許してくださいよ!!
紀章さんはどうしてあんなに可愛いんだ??
トキヤに関してはもう、トキヤのライブを見ているのかマモのライブを見ているのかわからん(もちろん賞賛の意味です)。
「その人格はマモだろ」みたいなファンサもありましたが、でももしかしたらトキヤもライブが楽しすぎてはっちゃけたらあのくらいやってしまうのかなあ……などとも思わせる説得力。
熱唱、というか絶唱。足細長すぎ。オンマイクの吐息エロすぎ。
『来来☆オーライ』の下野はめちゃくちゃ頑張ってくれてることが伝わってきました。龍の演出、棒アクション、最後のセリフも含めまさにスタツアのステージそのものでした。
パフォーマンスタイムを設け、全員の名前をちゃんと大きく出して紹介するなんて、中継ぎだとしてもパフォーマーへのリスペクトがあっていいなあと思いました。実際もしこのライブの主催がシャイニング事務所だったらきっとこうやるんだろうなあ…………と、こういう「IF」ばっかり考えてしまいますね。作品世界の奥行きがあるって素敵です。
この2曲大好きなのでめちゃくちゃ期待していたのですが、それと同時に映画のステージが見ごたえ大アリだったのでどう演出するのかという心配もあり……ですがその心配は杞憂でした!
『UUUU』ではトロッコ2台遣いでアリーナ全面を行脚、『SAMURAIZM』ではガチの刀アクション……! 大迫力で大満足でした。
例の球体もドットイメージで忠実に変形を再現していて、芸の細かさに膝を打っていました。
アンセム的な荘厳さだけでなく、会場を一つにする包容力を併せ持っていて、これまた大々大好きな曲。
一番近くにいたマモをずっと見ていましたが、本当に心底楽しそうでした。芸事に生きる人の姿ってああなんだよなあと、なに目線だかわかりませんがそんな目で見つめてしまってました。
「Start ours」の合唱はクライマックス感高まって胸がザワザワしました。
この曲に限らずですがコーラスが本当に綺麗。ハモるってむずいですもん。あのクオリティが安定的に繰り出せるってさすがプロ。
一曲一曲がすごくいいんですよねえ。赤紫、青橙の絡みがとっても眼福でした。
鈴さんの告知コーナーで一気に和む会場。アンテナそこ?????
「次がある」って、この手のコンテンツに限らず決して当たり前のことではないので、演者側も観客側もハッピーでいいですね。
下野は最後の最後まで徹頭徹尾いじられ続けてて、でもこれを生で見れたのも幸せでした。言わんとしてることは伝わったよ……!!
鳥さん「みなさん、楽しかったですか………?……本当ですか………?」「AIみたいになってる」笑いました。ちゃんちゃんこ着てでも頑張ってほしい。
諏訪部さん、あんた超格好いいっす……!文字通り「神宮寺レンとあなたを繋ぐ」に終始してて、男としてすごく格好いい。
一瞬とはいえ、HAYATOの登場には度肝抜かれたなあ……笑。
ワールドツアーとはいかずとも、キャストに「やりたさ」が溢れてるのが受け手的には一番嬉しいですね。
鈴さんは何言ってるか最後までわかりませんでした笑。でもダムの決壊と戦っていたのは我々も同じ! 最愛の真斗に直接会わせてくれてありがとう!!
紀章さんが「月明かりの下で」っていうの、色んな意味ですごく素敵。美声と愛嬌をありがとうございました。
てらしーは音也の事も、音也ファンの事も本当によくわかってる。大好きな赤よりもっと好きな色ねえ……。音也が幸せそうで何より……!!!
ただ単にファンをキャーキャー言わしたいだけなんて軽薄なもんじゃない、10年来の戦友として背負ってるキャラクターの体現者であり代弁者であるからこそ、そのファンを喜ばせたい気持ちを届ける役割を担ってくれているんですよね。
この日、間違いなくあのステージにはST☆RISHが立ってました。
最後はこれじゃないとねえええ! パフォーマー陣も総出で1000%ポーズ。大団円とはまさにこのことでした。
扉閉じるギリギリまで手を振ってくれて、幸せ溢れるムードのまま終演。
退場時に一瞬沸いたのはなんだったんでしょう?
だれか顔をのぞかせてくれたりしたんでしょうか。
一度「疎外感」みたいなことを書きましたが、とはいえコンテンツの懐の広さとファン愛の深さ、そして出し惜しみの無いパフォーマンスのおかげで、最終的にはすごく楽しい時間になりました!
おとなしく楽しんだつもりでしたが、先のマスクの件といい、不慣れゆえに周りの方に不快感を与えていたら、この場を借りてごめんなさいしたいです。
今度の横浜公演 - MOONSHINE - に応募するかどうかは今はまだちょっとわかりませんが、そのいかんにかかわらず今後も引き続きずっと応援し続けていきたいコンテンツだなあと改めて感じることができました。
晴れて本人達からYou are ST☆RISHって言われちゃいましたしねえ……!!
キャストの皆さん、パフォーマーの皆さん、スタッフの皆さん、そして先輩ファンの皆さん本当にお疲れさまでした。
また「旅の続き」が見られる日を楽しみにしています。
P.S.
なんと友人たちがオケハロバンドで出演してました!!
終演後に連絡もらって初めて気づきました(モニターちゃんと見てろ)!!
ほんとお疲れ様でした!
https://x.com/nagaisense/status/1729128994862493904?s=20