「Lizardhead」電子版配信始まりました
電子派の皆様お待たせしました。
電子版「Lizardhead」配信が各電子書店にて始まりました\(^o^)/
電子限定の描きおろし漫画「プリンス・リザード」もあります。
(自分ちの極道BL漫画に似たようなタイトルつけたな)
どうぞお楽しみくださいませ~
ここで「Lizardhead」の初期キャラ設定を
まとめてご紹介しようかなと思います。
カバー下のあとがき漫画(出版社が違うとフォントが新鮮ですね!)
にも描きましたが、この異世界譚、もとはTwitterの落書きです。
投下した後ちょっと評判がよかったのに気をよくして
続きを描きました(よくある展開)
あ、でも見てみたら最初の投稿から結構時間たってましたね?
最初のイラストの時はトカゲ人間は鎧っぽいのを着てましたが
ここで半裸の古代エジプト風のイメージが湧きました。
初期のシンイチは本当の不憫おじさん(暗い)だし
シェムウはかなり陰気ですね(🦎に恐竜みたいな牙あるし)
同時期にジャウおじさんがすでに誕生。
ジャウのおかげで物語の雰囲気が明るくなりました。
そしてCharaさんからお仕事の依頼をいただき
異世界おじさんで行こうと最初にキャラデザしたのがシンイチ。
暗い!性格も背景も暗~い!
ここで担当さんから「何かスキルを一つ持たせてほしい」
という要望があり職業をパティシエに変更。
この時点ではまだ本編のように悲惨な境遇に遭ってるのに
見ててなんだか笑っちゃうような
ちょっと愉快なおじさん(笑)みたいなキャラになるかどうかは
まったくわかりませんでした。
が、冒頭の1ページ目を描いてみて可愛げが爆誕しました。
シェムウは初期設定の時点ではまだ暗い…。
でも髪を伸ばして漫画で動かしてみたら
なんだか好青年になりました。
これはやっぱり慎一の性格に可愛げが出たのと
ジャウの存在が大きかったのではないかと考察。
「ジャウ」は古代エジプト語で「嵐」っていう
意味なんだそうです。ぴったり。
この時点ではタァさんはビジュアルが決まってなくて
2話目から突然出現しました(豪快な嫁。笑)
ジャウとタァのモデルはコモドオオトカゲ。
シェムウのトカゲの頭も同じです。
「メルウト」は「愛・希望」という意味の古代エジプト語だそうです。
物語の最後の希望になったのは名づけの時から
決まっていたんだな…としみじみ
(いや、そこまで考えてなかったです…すいません)
ジャイアントサンドフィッシュをモデルにしましたが
似ても似つかない感じになりました(難しい)
でもジャイアントサンドフィッシュはむっちりしてて
白い美人な感じのトカゲだと思います。
「セネケト」は「暗闇」という意味の古代エジプト語だそうです。
一番カッコいいイケメンなトカゲをモデルにしよう!と
検索して出てきたのがアルマジロトカゲでした。
確かにかっこいい…しかし描くのが難しい…
本物のアルマジロトカゲはもっとかっこいいです。
「レク」は「知識」という意味の古代エジプト語だそうです。
カナヘビをモデルに描きましたが
じじいっぽさを表現するのがとても楽しかった…。
腰とか、皴とか、筋とか…。
終盤のレクは本当に描いてて楽しかったですね…小悪党感あって…
(どうしてこんなに小悪党が好きなのか)
私は描きながらどんどん変わるタイプの漫画描きですが
陰気なイメージで始めようとしてもあんまりうまくいかない事が多くて
登場人物が愉快になっていくことが多い感じがしました(愉快?)
リザードヘッドを描いてて一番楽しかったのは
何より王国のトカゲたちが芝居ががったセリフを話すことです。
これは現代劇では味わえない快感…。
終盤のジャウの見せ場とかね、しゃべらせててドキドキしましたね。
こういうのも異世界モノの醍醐味なのかな。
またどこかで異世界物を描く機会に恵まれるといいなと思います。
連載中の「ますらおの人魚姫」(また人外もの描いてます^^)の
応援もどうぞよろしくお願いします!