親子関係について思うこと
今日は、私が考える親子関係について、文章に残したいと思います。
私は、夫婦2人暮らしで子供はいません。
これは、私自身の選択で決めました。
いつか気が変わるかも?と思ったりしていましたが、今のところ変わる気配はありませんw
正直、昔から家族という関係性に疑問を感じていた自分が、子供を持ち「家族を作る」イメージは全くわかなかったのです。
私は、両親と仲は悪くありません。
どちらかと言うと、良い方だと思います(側から見ると)
だけど、子供の立場である自分にはとっても生きづらい家庭でした。
こういう家庭って、実は結構多いと思います。
セッションでお話を伺っていても、明らかな虐待等があったような家庭はなくて「なんとなく生きづらい」家庭で育った方が多い印象です。
(お話いただいていないだけの場合もあると思いますが)
ということで、自分も含めて「なんでこんなに世の中には生きづらい家庭が多いのだろう?」と考えるんです。
あくまで、私の見解ですが
親が自分の人生を楽しんでいないこと。
これが、すごーく子供に与える影響は大きいなと感じます。
子供は、親が思っているよりも、親のことをみています。
子供のほうが感覚も敏感なので、目に見えない部分(感情やエネルギー)も無意識に拾っています。
そうすると、親から放たれるエネルギーに、子供は影響されます。
エネルギーは互いに影響し合うからです。
親が
いつも何かしんどそうで
愚痴をこぼし、お金に困り
なんだか我慢をしていて
辛そうであれば
その空気感は子供にもしっかりと伝染して、感情の共有が起こります。
そうなると、子供は「自分支えなきゃ」とか、年齢以上にしっかりする必要が出ちゃったり、親に負担をかけられないな・・と思ったりしますね。
これは、親が悪いとかいう話ではないです。
親も親で、自身が子供だった頃に生き苦しい思いをしていたことが多いと思います。
育った環境によって、その人の価値観は作られますから、これが脈々と受け継がれる負のスパイラル・・・。
そして、不思議なことに親は子供を頼ります。
金銭的に頼ってなくても、精神的に寄りかかっているケースも大いにあります。
なぜこう言うことが起きるかと言うと、自分で自分の現実を変える勇気がないからだと感じています。
子供のために・・・と言いながら耐える人が多いと思うのですが、はっきり言って全く子供のためにはなりません。
子供的には「頼んでもないのに、子供ために。とか言われても・・・」状態です。
子供としては、親がずっともじもじ苦しんでいる状況を、やんわり見せ続けられ、そのせいで情緒不安定だったり、なんとなく元気がなかったり、機嫌が悪かったりし続けられるほうがよっぽどしんどいです。
機嫌が悪い人や、なんか疲れている人が近くにいると、なんとなく伝染する気分になりますよね?
それと一緒です。
であれば、困難をともにしてでも、親が何かの呪縛?から解き放たれて、やりたいことをやって生き生きと過ごしてくれている方が、嬉しいのです。
なので「子供のために」は、十中八九、親が現実を変える勇気がないために、現状に留まることを選ぶための口実にすぎない可能性がある。ということが言いたいのです。
少し厳しいお話になってしまいました。
もし、ぐさっときてしまった方がいらっしゃいましたらすみません。
もちろん、全てが全てではないと分かっています。
でも、大概は「自分の意思と行動次第」で、環境は変えられるのが事実。
どっちを選ぶかだけなのです。
そこに、正解も不正解もありません。
ただ、後から後悔するようなことがあっても「どっちにしても自分が選んだ道だからね?」って話なんです。
親が「目の前の現実」を、どのように捉え、どのようなスタンスで立ち向かい、自分の生き様を見せていくか・・・というのは、子供の価値観や考え方に大きく影響する。というお話でした。
最近、改めて考えることがありましたので、備忘録として残させていただきます。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
fey