お疲れな御一行様

1人傘でたどり着いた西門。
の前の直線。

立て看板を読めないまま、引き返す。
だって私より先に読んだ人らが
正門に向かっていくから

あぁもう閉まってるのか
ここまできたけど、また戻るのか

ぞろぞろ。
前に歩く3人。横を歩く1人。

私たち何もお互いのこと知らないけど
一杯いけそうな気がしない？

なんだよさっきの徒歩返せよな
もっと早く看板をみせろよな
なんか恥ずいよな
てか寒い　寒くね？
せめて雨やもうぜ

よなよな、よなよなと。

ひとりひとりが。
ただ帰りたいってだけで歩いてて

すれ違う、人をみて
門しまってますよ
って声をかけれない自分
薄情なことって思いながら

すれ違う人がこれから
たどる、
自分たちと同じ道のあり様を
想像してる。

理不尽に引き返しをくらった
ただそれだけ。だけど、

疲れてんのかなあ
仲良くなれそうな気がしたんだわあ。

門前でお開き。
こんどはストレートに帰ろうな。
お達者で。