明暗
小学生の頃はピンクが好きだった
ハートやキラキラが好きだった
ランドセルもピンク色でハートがたくさんついてる可愛いものを買ってもらった
男勝りな性格だったから、スカートよりもズボンの方が似合ってる、そう思ってた
実際に運動部だったこともあり、日常的にジャージで過ごしていた
それでも可愛いものが好きだった
自分の意思で初めてスカートを履いた時、女の子らしくてとても嬉しかった
朝からウキウキで学校に行った
友だちの前で初めてスカートを見せた
みんな可愛いって褒めてくれた
それがとても嬉しくて、部活がない時はスカートを履く日が増えた
中学生時代
文化部に入ったことでより可愛いものに触れる機会が多かった
でも、当時好きな色は白だった
中1から始めた自傷行為
真っ白なタオルが赤色に染まっていくのを見てものすごく心が惹かれた
自分の色に染められる白が好きだった
高校生時代
推しがいたから必然的に好きな色は推しカラーだった
推しがサンリオのポムポムプリンが好きだから私もポムポムプリンを好きになった
推し中心の生活でそこにほとんど自分の意思はなかった
初めて3次元の人間を恋愛的に好きになって、所謂「ガチ恋」だった
推しとオタク
絶対に叶うはずもないのにひたすら可愛くなろうと必死だった
少しでも推しに見合うように
専門学校時代
ここもある程度は推し中心の生活だった
高校生時代とほとんど変わらない気がする
ただ、大きく違ったのは「彼女」ができたことだった
私は戸籍上、女
今までも自分は女だと自覚していた
だけど、私が好きになったのは高校の同級生の女の子だった
もちろん彼女も私のことが好き
相思相愛
そして、今
精神的に強いストレスがかかっているため、自分を守ろうと「ぼく」という人格が生まれた
わたしは弱い
ぼくは強い、だからわたしを守らなければいけない
ぼくのことは他の人には言っていない
ぼくの存在を否定されたら、次こそ本当に死を完遂させるから
誰にも知られずに2人で支え合いながら生きていくの
遠回りな文章になったし、結局何が言いたかったのかはよく分からない
ただ、影宮の中にはぼくもいるよってこと