🎀彼氏と元カノ

ずっと引っかかっていた彼との再開

再開後、すぐに付き合った私たち。

私は高校生中、彼氏を作る気はありませんでした。理由は2つありました。

1つ目は、恋愛に疲れていたということ。

高1の初め、バイト先の先輩に恋をして、
上手いこと利用されるだけされて音信不通。

年の離れた人を初めて好きになり、散々な
結果に終わったこともあり、彼氏を作る気には
到底なりませんでした。

2つ目は、高校の先生に恋をしていた。

高校2年生の時に異動してきた現代文の先生
に恋をしていました。
もちろん、付き合いたい、という感情はなく、
ただ一緒にお話したい、とか、そんな可愛い
気持ちでした。

彼とは適度な距離感でお付き合いしよう。

そう思っていました。

元々女ったらしで有名な彼だったので、
多少私も適当な気持ちがあったと思います。

でも、彼はマメに連絡をくれたり、毎日
夜会いに来てくれたりしていました。
もちろんコロナ禍なので適度な距離で。笑

毎日数時間電話をしたりと、久々に彼氏が
できた私は少し疲れもあったけど、
毎日ドキドキして楽しかった。

ある日、位置情報アプリを見た時、
目を疑うものを見ました。


それは、彼と元カノが一緒にいたのです。

え？待ってどういうこと？？

頭の中はパニックでした。

私は元カノのアカウントとも繋がっていたことを彼は知っていたので、何を堂々と会ってる？
と思い、スクショと共にLINEを送りました。

｢なんで○○ちゃん(元カノ)とそこにいるの？｣

彼から帰ってきた言葉は

｢自殺しようと思ってるらしい｣

パニックに拍車がかかりました。

あの女、何を言ってるの？

気を引こうとしてるだけ、どうせ死ぬ気はない

そんな分かりきったことなのに、なんで？

私は怒りと、不安でいっぱいでした。
彼はどうする気なのか、このまま戻る気なの？

同時に、元カノに対しての憎悪がドンドン
強くなっていくことを感じていました。

元カノと離れたあと、私に電話がきました。

｢ごめんね、心配させて｣

心配させて、じゃねーーーーーーだろ。

｢どうせ死なないよ、まだ構う気でいるの？｣

自分でも、心無いことを言った、そう思った
けど、私の口は止まりませんでした。

ちゃんと、解決するまで元カノと話してきて
ほしい、気持ちを押し殺して彼に言いました。
こんな事長引かれたら困る、そう思いました。

その夜、彼はまた、元カノの所へ行きました。

絶対大丈夫、そう思いたかったけど、不安で
友達と一晩中、電話を繋げていました。
私が事情を説明したあと、静かに言いました。

｢言わないと、って思ってたんだけど、ごめん｣

｢○○(彼)とは別れた方がいいよ｣

｢もし、R7と○○(元カノ)が同時に死ぬって
言っても俺は○○を助けたいと思う｣

｢って、言ってた。あいつやっぱり最低だよ｣

私は、何も言えなくなってしまいました。
ただ、何も言えず、泣くことしか出来ません
でした。情けない、虚しい、苦しい、
ただただ、自分が惨めで仕方なかった。

私は彼と為に死ねない、でも元カノはどうか？
1年近く付き合っていたらしいし、
もしかしたら本当に死ぬ気？そんなわけない、
ただ気を引きたいだけのはずなのに、

また取られるの？また私が負けるの？

私はそう思いました。

彼を好きだから奪われたくない、というより

また彼を奪われたくない、そんな気持ちでした

そんなとき、彼から一通LINEが来ました。

｢ごめん、やっぱり○○(元カノ)を忘れられない、本当にごめん、別れてください。｣

あー、負けちゃったんだ、わたし。

1ヶ月も持たずに別れることになった私たち。

惨めったらしい私は

｢そっか、分かったよ。楽しかったです。
私はちゃんと、好きだったよ。｣

友達には何も送るな、そう言われたのに
何もせずにはいられずLINEを送りました。

私は寝付けずただぼーっと、起きていました。

｢ごめん、まだ起きてる？｣

彼からLINEがきました。

こちらに来る、という内容がきて、
律儀にちゃんと別れ話でもする気か？
オーバーキルにも程があるだろう、そう思った
私だったけど、いいよ、と言いました。