The magic number (スパイダーマンノーウェイホームの感想)【※ネタバレあり】
以前、スパイダーマンノーウェイホームについて、個人的に良かったところを重点に記事を書きました。今回は作品を見ての全体の感想を書こうと思います。
※あくまで個人の感想なので、そっと見ていただけると助かります。
前回私が書いた↓記事についても見ていただけると嬉しいです。
https://note.com/ri__cwed67/n/n4f8e8771fb65
それではいきましょう!
【ここから先はネタバレ注意です!】
スパイダーマンノーウェイホームは、 MCUスパイダーマンの“ホーム“シリーズの最後の作品となります。
ここでいう“ホーム“というのは、もちろん「家」という意味になります。
ピーターパーカーが帰る「家」となるわけですが、もう一つ意味があるのではないのでしょうか。
それは「家族・友人・恋人」だと私は思っています。
ピーターは家に帰るとメイおばさんの他に、友人のネッド、そして恋人のMJ(NWHでは一緒に家には来たましたが・・・)がいました。
先にネタバレをしてしまいますと、今回ピーターはそれらを失ってしまいます。
それよりもスパイダーマン=ピーターパーカーという認識と人々からピーターパーカーの記憶が消されてしまいます。(ハッピーや他のMCUヒーローの記憶から削除されてしまうのです。)
という様に、今回の作品はスパイダーマンの映画の中で結構辛く、寂しい内容になっています。(もちろん全体としては、楽しさ、面白さ、の要素もありますが。)
ここで私が思ったのは、「やっと本来のスパイダーマンが見れたのかもしれない」と。原作や他のスパイダーマンの映画では、スパイダーマンは孤独にアメリカのニューヨークあたりでヴィラン達と戦う内容になっています。(もちろん恋人などもいますが、、、)
それに対して、MCUスパイダーマンは、登場時からアベンジャーズのメンバー(トニースタークやハッピー)などの支えがあって、ここまで戦ってきたのだと思いました。
(↑の内容ですが、批判はしていません。むしろ今まで見てきて興奮していた側です笑)
またネッドやMJに早い段階で正体がバレて、支えられています。
今回の作品の最後で、ピーターはみんなの記憶から忘れてしまっているため、ネッドやMJに再度会って、MJがバイトしているコーヒー店で全てを説明しようとメモを用意して話そうとします。(記憶が消される前にネッドとMJには、また会って全て話して思い出してもらうと約束していました。)
ですが、ピーターはネッドとMJの姿を見て安心したのか、もう危険な目に合わせたくないのか、彼はそのメモをズボンのポケットにしまい、MJが提供したコーヒーを持って、安心した表情で悲しくお店を後にします。
そしてピーターは帰る家もないため、一人暮らしを始めて、高卒認定試験の勉強をしながら、親愛なる隣人スパイダーマンとして過ごしていました。
この最後のシーンでは、ピーターが自分で作った新しいスーツをきて、雪が降るニューヨークの中を飛び回っていました。
この時、私はピーターが自分でスーツを作ったことを見て、「ひとり立ち」をしたのだと思いました。トニースタークの支援やネッドやMJ達の関係もリセットし、本来の孤独で親愛なる隣人“スパイダーマン“になったのではないだろうか。
これを読んでいるみなさんは、悲しい話だなと思う方もいるのではないのでしょうか。しかし、これがスパイダーマンの宿命でもあるのです。
(いや、私もすごい悲しいです。もっとハッピーエンドのような話にしてほしいです、、、、)
今までズラズラと書いてきたわけですが、、、
私が言いたいのは、“ホーム“シリーズというのは、「家」と「支えてくれた人々」を指していて、そこから卒業するというのが、今回の「ノーウェイホーム」だったのではないのでしょうか。
ノーウェイホーム、、、
英語で書くと、
no way home
要は帰る家がないのです。
これは悲しいことではなく、個人としては「ひとり立ち」として認識しています。
メイおばさんが劇中にあるセリフをピーターに残しています。
“With great power comes great responsibility.”(もしかしたら劇中のセリフは少し違うかもしれませんが。。。その時はごめんなさい)
“大いなる力には大いなる責任が伴う。“
という意味になります。(スパイダーマンシリーズの有名なセリフです。)
つまり、メイおばさんはピーターに大人になって欲しかったのだと思いました。
もちろんその願い通りに、ピーターは自分のしたことに対して反省をして、しっかり答えました。自分の力はすごいものだが、当然責任もある。ということを学べたのではないのでしょうか。
それで、1人になることを受け入れることができて、最後のように悲壮感が溢れるスイングをしていたのではないのでしょうか。
そういえば、
ピーターを支えてくれた人たちは、たくさんいましたよね!
ピーターとMJとネッド
ピーターとトニースタークとハッピー (こじつけ感がありますが笑)
ピーターとメイおばさんとハッピー
そして、ピーター1とピーター2とピーター3 ←笑
それぞれ3人ずつの場面があったなというイメージが私にはありました。
これに関してですが、劇中のエンドロールにかかっていた曲が
De la soulの「The magic number」でした。
この曲の歌詞で、“3 is the magic number“という歌詞がありまして、
うわああああなるほどねと思いました。
3人というかけがえのない数字であり、まるで魔法のような数字であるということ。
この曲を選曲してくれた制作の方、ありがとうございますっ!!!!!!!!!泣
魔法ですねほんと。今回の作品では特に。
また私事ですが、現在私は前の会社を退職して、1月から転職活動中です。
今の私の状態が、ノーウェイホームでのピーターと同じようだなと思いました。
周りに支えられてなんとか転職活動をしているわけなのですが、この退職してから転職活動をすると決めたのは自分で、自分で決めたことは自分が責任を取るという、まさにメイおばさんが行ったセリフが私に突き刺さっています。
いつかは自分の生き方に覚悟を決めないといけないと思って過ごしていましたが、
まさに今自分が何をしたいのか、真剣に向き合う状況。
そんな中で、このノーウェイホームを見たことで、私はとても勇気づけられた様な気がした。
周りの支えてくれている人々への感謝と大人の行動の責任ということが、身に沁みてわかってきて、スパイダーマンの様に頑張らないといけないなと、単純な感想だけどそう思いました。
私の周りには3人以上の支えてくれる家族や友人がいるので、”The magic number”のように3人という綺麗な数字ではないが、曲を聞くたびにノーウェイホームを思い出して、周りの支えを大事にして頑張ろうと明日に向かっています。
以上が、私がスパイダーマン:ノーウェイホームを見た感想です。
(途中から、めちゃくちゃな内容になってすいません。。。。)
本当はもっと語りたいことがまだまだあるのですが、今回はここまで!
コロナが明けたら、スパイダーマンファンとの交流とかでノーウェイホームを語り合いたいぜ。。。。。(あれば是非参加したい)
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます。
ノーウェイホームはあと3回以上は見る予定です。
p.s.
みなさんは、今までのスパイダーマンのスーツの中でどれがいいと思いましたか?
私は、オットーからナノテクノロジーを返してもらったアイアンスパイダースーツが個人的に一番かっこいいなって思いました。
みなさんの好きなスーツについて、是非コメントをください。