ちょっと直すだけで文章は見違える
今日は、受講生の方の添削文、ビフォーアフターをご紹介します。
ビフォー
「~日本さくら名所100選にも選ばれ、春には約1800本の桜がきれいに咲き誇り、とても幻想的である」
こちらの文は全体的には良く書かれていて上手だったのですが、惜しいのが最後。
「幻想的である」という言葉。
このような言葉は、とても抽象的です。
読み手に、どう幻想的だったのかが伝わりにくいのです。
そこで、具体的に表現しました。
↓りりこ添削
アフター
「~日本さくら名所100選にも選ばれ、春には約1800本の桜が咲き誇ります。夜には、微かな月の光が照らし、闇に浮き上がる桜の表情がなんとも儚くも健気です。ご覧になるなら、ぜひ夜桜を。」
どうでしょうか?
月の光に照らされて咲き誇る桜のイメージが少し見えてきませんか?
このように
「具体的に書く」ことは、
言葉で写生するとも言います。
言葉で描く。
すると、読者はその情景を想い浮かべることができ、
心に残る文章となるのです。