怖さに続いて 罪悪感に足止めを食らう
コーチングスクール入会申し込みへ進めないのは、
夫にコーチングを学びたいことを伝えておらず、理解してもらえなかったら悲しい、と勝手に予期悲嘆していたからだと気付いた。
次のセッションまでの目標を、「コーチングスクールに入会したいことを夫に話してみる」に設定。
そうと決まったら、夫に納得してもらえるように、話す内容を整理しよう!台本がないと自分の思っていることをうまく言えない!と考え、ノートに向かってみるのだが、なぜか全くペンが進まない。
夫に話さなきゃ、と思うと全然わくわくしなくて、むしろどんどんテンションが下がってくる。
この憂鬱な気分と、どうにか折り合いをつけなきゃと、当時のノートに書いていたのが以下。
わたしは料理が好きではない(今日の献立なににしよう、もっと品数多くしなきゃ、見栄えよくしなきゃと考え始めるとプレッシャーで気が重くなる)。
一緒の休みの時には夫が作ってくれることが多かったし、ふたりの勤務的にわたしが作るタイミングのときにも、外食に出たり、お惣菜を買ってきたりすることが多かった。
妻なのに料理が上手じゃない、(自分の母親は料理が上手だったので)母のように家族のために美味しい料理を楽しんで作れない、といった思いは、わたしのなかに罪悪感として根付いていた。
だから、料理をきちんとできるようになれば夫への罪悪感を手放せると思った。
1週間分の献立を決めて、スーパーに行って食材を買い込んで、ちゃんと料理するぞ!と意気込んだ。
次のセッションまでの間、作り置きや下準備を頑張って毎日ご飯を作った。
料理の他の家事はわたしがすることが多かったので、そこに料理もプラスされて、わたしのプライベート時間はかなり圧迫されることになった。
本業から帰って来て家事を済ませたら、コーチングの勉強をできる時間を十分に確保することができない。
夫にイライラすることも増えてしまって、なんだか空回りする。
料理さえできるようになれば、堂々と夫に話せるようになるでしょ!と思っていたのに、なぜかやっぱり気持ちは重たい。
結局夫には話せないまま、第2回目のセッションを迎えた。
コーチに、この時点までの経緯を話してみたら、
「risaさん、すごく無理していませんか?」と言われた。
言われた瞬間は、無理…?していないけど?と思った。
なんかもう、思い出して書いていて恥ずかしいくらい無理してひとりで突っ走ってたんだけれど…。笑
これがこの時のわたしの精一杯だったんだなあ。
コーチはわたしの話のなかから「罪悪感」というワードに着目してくれたんだと思う。
思えば「怖さ」の時と同様、その言葉の定義を深く考えないまま、罪悪感という言葉が口から出ていた。
「risaさんが、ご主人に抱えている罪悪感ってなんですか?」の問いから、わたしの「罪悪感」についての掘り下げが始まった。
そう、そもそも、何に対する「罪悪感」なの?という話だった…
つづく