リズム天国解説&レビューシリーズその3。シリーズ初の据え置き型ゲーム機向けソフトみんなのリズム天国
皆さんこんにちは。全盲のリズム天国愛こうか みきりんでございます。
今回は歴代リズム天国シリーズの解説トレビューの3回目です。
3作目にしてはじめての据え置き型ゲーム機での発売となったみんなのリズム天国について解説レビューします。
本題に入る前にちょっぴり恥ずかしいお話しますね。実はみんなのリズム天国の存在を知ったのはリズム天国ザベストプラスが出てからなんですよね。
なんでもっと早くこんなに良いゲームで遊ばなかったんだと今ちょっと後悔しています。
遊び始めたのはちょうど去年の今頃からじゃないかなぁ？
今までゲーム実況ばかり聞いていましたが実際に遊んでみてやっぱり最高なゲームだなと思いましたね。
実際に遊んでみた上での感想も含めてお話ししていくので最後までお付き合いください。
特徴と主なゲーム内容
みんなのリズム天国は2011年7月21日に
Wiiのゲームソフトとして発売されました。
シリーズでは初となる据え置き型ゲーム機向けのリズム天国。
テレビゲーム機向けと言うこともあり音質は前作リズム天国ゴールドよりもさらにグレードアップ。
ゲーム内容も一新され1部初代のリズム天国のゲームが復刻するなど
新しい魅力がたくさん詰まっています。
また1人はもちろん2人で遊べるリズムゲームや2人専用エンドレスゲームも登場。
みんなで一緒にノリノリになれます。
ゲームで遊んでいる人もゲームで遊んでいるのを見ている人も楽しむことができる家庭用テレビゲームならではの良さが詰まった作品となっています。
プロデューサーはお馴染みのつんく先生。
ボーカル楽曲ももちろん手がけています。
YouTubeなどのゲーム配信でも私が1番多く見かけるのがみんなのリズム天国ですね。
発売から時が経った今でもレスラー会見を始めとした人気ゲームはもちろん楽曲も愛され続けています。
お勧めリズムゲームベストスリー
ではここからはみんなのリズム天国のリズムゲームの中からお勧めのリズムゲームを3つ紹介します。
このみんなのリズム天国は様々なリズムパターンをダイレクトに学んで鍛えあげることのできるゲームが多く収録されています。
今回のベストスリーはその中でも私が特に衝撃を受けたものやこれはリズムのトレーニングにぴったりと思ったものを紹介します。
お勧めリズムゲームその1。タップスター
最初に紹介するのは正直私がリズム天国シリーズの中で最もテクニカルなリズムを入れ込んできたなぁと感じたゲーム「タップスター」です。
このリズムゲームは仲良しタップ4人組がタップスター目指してタップダンスをすると言うものなんですが
ここで取り入れられているリズムが他のリズムゲームとは明らかに難易度が高いといいますか
このリズムを一般の人が取ることができたら本当に最高だって言える感じなんです。
このゲームには「付点8分」と言われるリズムパターンが使われています。
文字で説明するのがほんとに難しいので気になった方はぜひYouTubeで実際のゲームプレイ動画を見てみてください。
このゲームはリズム天国プレイヤーの中でも難しいゲームとして有名で
これが含まれたリミックス7がリミックス10よりも大変じゃないかなんて言う人もいる位なんですよ。
ゲームのポイントとしては覚えてしまったほうが早いんですが
うまく付点8分のリズムを刻むことができるようになれば楽しく気持ちよく遊ぶことができます。
ゲームの説明にも書いてありますがうまくできると気持ち良い。まさにそれです。
お勧めリズムゲームその2。「コンコンズ」
2つ目に紹介するのはこれまたちょっと高度なテクニックが要求される「コンコンズ」です。
このゲームはコンコンの声に合わせてボタンを押してどんどん進んでいくと言うものです。
リズムの切り替えにうまく対応できるかと言うのがポイントだと思います。
このゲームでは「3連符」のリズムが使われておりこの3連符のリズムをいかにキープできるかが非常に重要になってきます。
なので掛け声をしっかり聞きながらそれに合わせてリズムがずれないようにしましょう。
流れる音楽もとても楽しいアレンジになっていて掛け声も特徴的な声なので耳に残りやすく楽しく3連符の感覚を鍛えることができます。
楽曲の中の音とゲームの音がしっかりとシンクロするのでとても遊んでいて心地がいいです。
お勧めリズムゲームその3。「大好きラップ」
最後に紹介するゲームはこれまたとても印象に残りやすいゲーム「大好きラップ」です。
名前の通り大好きと言う気持ちをなぜかラップで伝えると言うもので
セリフは4種類です。
3文字から6文字のセリフを女性の後に繰り返します。
このゲームの特徴はリズムがはねる「スイング」の要素と
音楽の中でリズムが独立していく「ポリリズム」の要素が入っています。
初代リズム天国にもポリリズムっていうのがありましたがあれは普通のポリリズムとはちょっと違います。
本物のポリリズムの要素を本格的に取り入れているのはこの大好きラップですね。
ラップのかっこいいノリとリズム天国らしいユニークな世界観が魅力です。
ここに出てくる女性のキャラクターも人気が高いんですよ。
ちなみにこのゲームには高難易度版の大好きラップ2と言うのがあります。
出てくるセリフは変わらないんですが1よりももっと複雑にセリフの量も多くなっています。
ちなみにリズム天国でラップと言えばラップメンというのがありますが
彼らもちゃんと隠れています。
彼らがどこに隠れているかはあえてここでは言わないので実際にゲームで遊んだりゲームプレイ映像を見たりして確かめてみてください。
よく見るとどこかに隠れていますよ。
他にもみんなのリズム天国には
ユニークな魚たちをリズムを見極めて釣り上げる「魚釣り」や
おさるさんと同じリズムを真似して演奏する「タンバリン」。
ボサノバのリズムを切り替えてバレーボールをする「ボッサレシーブ」などユニークで楽しいリズムゲームがいっぱいです。
ゲームを遊んだ感想と注意点
ここからはみんなのリズム天国を全盲の私が遊んでみて感じたことやゲームに対する感想などを語らせていただきます。
まずいいなと思ったのはリズム感チェックの復活です。
前作のゴールドでは弾く練習を入れた都合でリズム感チェックがありませんでしたがみんなのリズム天国になってリズム感チェックが復活しています。
私はみんなのリズム天国で遊ぶときは必ずリズム感チェックを受けてから遊びます。
テレビの環境によってはボタンを操作したときにいわゆるラグが発生する場合があるのでそのラグの感覚に慣れるためという意味でも必ずリズム感チェックを受けます。
リズム感チェックが復活したことでリズム天国のコンセプトである「リズム感は鍛えられる」というのが強調されていると感じました。
また今作では初代リズム天国から4種類のゲームがエクストラゲームズとして復刻しています。
これはメダルの対象外でほんとおまけって感じなんですが効果音も1部新しいものが使われているものもありますが初代と同じものを使っており
音質も向上しシリーズファンを楽しませてくれています。
全盲である私が良い配慮だなと感じたのはパーフェクトキャンペーンです。
これまではパーフェクトキャンペーンが出現するとテキストで確認しなければいけなかったんですが
みんなのリズム天国の場合はパーフェクトキャンペーンが有効になっているリズムゲームにカーソルが当たると
カーソルが当たったときの音が高くなる仕様になっています。
これはさりげない配慮だなと私は感じています。音の違いでパーフェクトキャンペーンを認識できるのは良いアイディアだと思います。
私の中でみんなのリズム天国はシリーズ史上最もオススメ死体作品ですね。
ゲーム配信で人気と言うのもありますがお勧めゲーム紹介などで話した通り
ボサノバだったり3連符だったり付点8分だったり本当にいろんなリズムを本格的に取り入れてリズムを叩き込んでくれるなと言う印象でした。
あとそれから音質ですね。テレビゲーム機向けだから当然と言えば当然なんですがシリーズ史上最も音質が良いです。
1人で遊ぶ際はぜひヘッドホンをつけてじっくり音楽も聴きながら遊んでみてください。
音楽とゲーム内の効果音がシンクロしてものすごく気持ちいいなぁと感じられる曲が多いのがみんなのリズム天国だと思います。
また1部のゲームは2人で遊ぶことも可能で
カンフーボールなど2人専用エンドレスもとてもユニークで楽しいものばかり。
「みんなの」とあるように1人だけじゃなくみんなで楽しむことができますよね。
ただ全盲の私が1つ言っておきたいことがあります。
基本みんなのリズム天国はいわゆるセンサーバーが必要ないんですが1つだけ必須なものがあるのでお伝えします。
リズムおもちゃの「刑事メール」はポインター操作でしか文字の移動ができないので
これだけは全盲の人は遊ぶのが難しいかなと。
ただそれぞれの文字にはみんなのリズム天国のゲーム内の効果音が割り当てられていて文字にカーソルがあった状態でaボタンを押しながらコントローラーを動かすと音遊びが楽しめます。
でもやっぱり正しい文字を入力するのは非常に困難なのでご注意を。
いかがでしたでしょうか？
今のところではシリーズ唯一の据え置き型ゲーム機向けとなっているみんなのリズム天国。
令和になった今でも遊ばれ続けているのを見るとやっぱりリズム天国シリーズって愛されてるんだなぁというのを実感しております。
1人でも目とやるもよし。家族みんなで楽しむのもよし。
老若男女幅広い世代がリズムに乗る楽しさをよりダイレクトに味わうことができる作品だなぁと私は思っています。
遊んだことがある人も遊んだことがない人もぜひこの気持ちよさを実際にゲームで遊んで感じて欲しいです。
私はこれからもノリノリでリズム天国シリーズを愛し続けます。
ではまた。