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安定主義者における進行論(的な何か)

 皆さん初めまして(お久しぶりの方はお久しぶりです)。モバPプリコネ部にて進行(のようなもの)をやっております、kamuiという者です。
 今回は(何処の岸くんに需要があるかなんてさっぱりあるか分からない)私なりの進行論(なんて大層なこといえるか分からない代物)を書き留めていければと思います。

0.始めに

前回の自筆となる「水キャル560連の限界学生が最上位でクラバトを続けるに至るまで。」では、主に「上位興味あるけど怖いなぁ」といった中堅クラン所属の方々(4桁〜300位台ぐらい)をターゲットとして執筆していきました。

https://note.com/rhythm_kamukamu/n/n4221b1e2d7ed

しかし本記事では、前述した通り自分の備忘録的な側面と共に、ある程度現環境のクラバトが分かってきた中で「なにか他にクランに貢献できることってないかなぁ」といった考えを抱く方に向けて、進行という側面から少しでもお手伝い出来ればと思っております。(本当にどこに需要があるか分からなくなってきた)
 最近のnoteブームもありこの界隈にも様々な素晴らしい有識者の方々の進行論が転がっているので基本はそちらを見ていただければと思います。「なんか無名のわけわからん奴がほざいてるな」って少しでも興味を持ってくださった方におきましては以降の何が何だか訳のわからないnoteにお付き合いいただければと思います。

1.このnoteの構成について

本記事では
 安定思考に基づいた進行論(私が主に進行をする上で重視している項目を主に説明する記事:50−150位以内目標の方向け)
と称して、自分の経験則的な観点から「この順位帯でorこの順位帯を目指す上でどのような進行をすれば目標を達成できるか」を述べていければと思います。

また、このnote投稿後に(執筆のモチベとなる)反響がありましたら

 クランの地力を最大限に引き出し可能な限り上位を狙うための進行論となるPart2(私が様々な素晴らしい進行役の方々とクラバトを共にする上で培ってきた受け売り的な項目を説明する記事:50位以上目標の方向け)

も筆を執らせて頂きます。(一応原稿は頭の中にあります)


又1−3段階目の複雑な進行(所謂パズル)に関しては、自分にはご立派な事を語れるほどの知見が無い上に詳細に説明されている方がいらっしゃるので、私の方からは4−5段階目における進行論を述べさせていただくという事を予めご了承下さい。(自分がこれから纏めていくことも有識者の方々からしたら「何ほざいてるん?」と言われてしまう可能性があることについては目を背けて)

2.安定重視進行とは

 早速本題の方に入っていきますが、内容に入っていく前に私が考える安定重視進行とはどのような要素が含まれているものかを定義付けしておくことします。勿論「使用しているTLのアベレージがしっかり出ている」ということは最低条件です。

[1]育成状況や使用しているTL等の都合から安定度の低い方、このボスしか行けないという方は優先して通す
[2]リアルの都合(お仕事、重要な用事etc)から時間制約がある方は優先して通す
[3]フル持ち越しやミリ持ち越しに関わらず持ち越しを持った場合は当週ないし次週までには消費してもらう(その時の残り凸状況に依存する場合が多いが、基本は1.2凸目の人や時間制約がある人が対象)

 他にもメンバーの特徴やスムーズな立ち回りなど、細かい部分で考慮しているところはありますが大体はこんな感じとなります。これは極論ではありますが、現環境においてこの3項目を徹底して実行できればYouTubeに転がっているTLのみでも報酬ジュエル4500個の順位帯(50−150位以内)は容易に達成できるかなと考えています。
 50位以内ないしSSやSSS目標となるとまた別の要素が要求されますが、50−150位以内安定を目指す上で重要となってくるのは『凸漏れすることなく最後の1凸までルート崩壊することなく一定水準のダメージを通していく』であると様々なクランを見てきた上で考えています。
聞くところによると150位以内だと進行までとは行かずとも交通整備(報告されたダメージを踏まえてどのように通すのかの指示などのみをする進行に比べてより狭義な役割)もしていないクランもあるとかないとか…きっとTLやメンバーがつよつよだったり、メンバー間でそこまでせずとも自然と良い連携が出来ているという何よりの証拠なんでしょうね。

 少し脱線してしまいましたが、上記の3項目について捕捉していく形で以降では説明をしていこうと思います。

3.安定した進行をする上で

 長々と前提条件を書き連ねてきましたが「実際連携時はどんなことをすればいいの?」「どんなことを準備しておけばいいの?」ということになってくるでしょう。ここからは私が心掛けていることや実践している事を説明していきます。私の持論に拠る項目が多分に含まれていますので、他の有識者の方々のnoteや「こんなことやれたらもっと良くなるんじゃね?」という読者の方々の気付きも十分考慮に入れつつ参考にして頂けると幸いです。

[1]育成状況や使用しているTL等の都合から安定度の低い方、このボスしか行けないという方は優先して通す

 戦力盛りたいマン(主に自分)や人柱となってくれた英雄、アリーナ89ゲフンゲフンアリーナプロの方が特に苦労している所かと思いますが、少なからず毎月そのような方が数人居るのは仕方ないことだし、誰が責められるということは全く有りません(運営はよ赤枠最強にしてくれ)。しかしその辺りの不安要素も進行役のサポートによって解消することができるのです。

 代表的な準備段階にできることでいうと…

メンバーの育成状況・通りうる凸ルートを予め把握しておく

ということが挙げられます。スプレッドシートやdiscord、Twitterなど各々が利用できる中で最も扱いやすいツールでこれらの情報をまとめておくということが、実際に連携するときには重要になると共に前述した『凸漏れすることなく最後の1凸までルート崩壊することなく一定水準のダメージを通していく』という最大目標を実現するために必要不可欠となってくるのです。 

 具体的な例に基づいて説明していきましょう。4日目、5段階目の5ボスにて、トレンドダメージは一歩届かないものの、ここを通さないと凸ルートが破綻してしまうと嘆いているAさんがいます。育成状況を把握していない進行役のBくんは、それらの状況が全く頭には入っていないが為にその日の最後の5ボスまで他の人を優先して通してしまいます。その結果Aさんは5ボスを通すことが叶わず最終週のどこかのボスでトレンドダメージから大きくかけ離れた、所謂雑凸を通さざるを得なくなってしまったのです。
この事件は様々な要因が考えられますが、進行役であるBくんが事前に連携時に必要な情報を収集できていなかったから、というものが挙げられますね。これらの事前準備が周到に出来ていれば、「Cさんはルート的に5ボスから2ボスに組み替えが出来るから、ここは5ボスしか行けないAさんに譲ってもらってもいいかな?」といった対応ができるということになるのです。(様々な要因については後述)

 他に重要なものとして…

事故率が高い人、中々安定しない人を予め把握しておく

というものがあります。これに関しては新段階の模擬をしている段階で「事故率や安定度について不安がある方に関しましては、連携が始まる前までに予めお伝え下さい」といった一言をアナウンスしてメンバーの状況を把握することが基本的な対策となるでしょう。

これも具体例を挙げて説明しましょう。4日目5段階目、ルナのランクが高い(俗に言う赤ルナ民)為に3ボスTLの終盤で高確率でニャルが射殺されてしまい悩んでいるLさんがいます(凸ルート的に紫ルナを借りるわけにもいかない)。ある週の本戦でたまたま完走することができ歓喜しているLさん、しかし連携している人たちのダメージと比べるとニャルのクリの乗り具合などから少し落ちており、メンバーの事故率等を考慮できていない進行役のBくんはLさんをその週で通さずに見送りとしてしまいます。その結果、最終週の3ボスでLさんは本戦でニャルをルナに射殺されてしまい想定よりも大きく下振れたダメージを通すこととなってしまったのです。
この事件も様々な要因が考えられますが、事前情報として進行役であるBくんが「Lさんは3ボスで自前の赤ルナを使わざるを得ないから事故率が高い」という事を考慮に入れられていなかったから起きてしまったことです。この情報が頭に入っていれば「Lさん赤ルナで中々完走できないから、Lさんよりも安定してるDさんに次の週に回ってもらっても良いかな?」という対応が可能になるのです。

[2]リアルの都合(お仕事、重要な用事etc)から時間制約がある方は優先して通す

 メンバーみな機械ではなく人間、プリコネを遊んでいる時とは違ったリアルの顔があります。期間中クラバトだけやってれば生きていけるという人はごくごく一部(ニートや学生ぐらい)であり、殆どのメンバーは仕事や勉学の合間を縫ってクラバトに参加してくれているという事を進行役は忘れてはなりません。

これも基本的な準備期間中にできることとして…

活動可能時間・活動限界時間を予め把握しておく

があります。これに関しては、「時間制約や活動限界時間がある方はその日の前日までにお教えください」といったアナウンスを入れたり、活動限界時間を自分のPNの後ろにつけておいてもらう(例:kamui@出来れば25時、最悪26時)ように周知するといった対応策がメジャーかと思います。
「定期通院があるから〇〇時〜〇〇時は連携できない」「明日大事な用事があるから〇〇時までには寝たい」といったプライベートな都合は誰にでもあるものです。それがたまたまクラバトに重なってしまうことは普通に有り得ることで、そのような都合があるからこそどのような対応をすることがそのメンバーにとって助かるのかを考え実践することが進行としての手腕の見せ所だと考えています。

こちらも具体的な例とともに説明しましょう。クラバト数日前、会社からの突然の連絡によってクラバト2日目の09:00から重要な会議が入ってしまったFさん、睡眠や準備などを逆算して02:00には3凸を終えて眠りにつきたいということになりました。しかしFさんのリアル都合が抜けていた進行役であるBくんは普通にダメコン進行をして、ダメコンに勝つことが中々できなかったFさんは活動限界である2時を過ぎても依然として凸が終わらないという災難に見舞われることとなります。結果としてFさんは当初予定していた予定が総崩れしてしまい、翌朝の会議に眠い目を擦りながら、少しでも気を緩めれば意識が途切れてしまいそうな状態で会議に臨むこととなってしまったのでした。
再三になりますが、この事件に関しても進行役であるBくんが「Fさんは翌朝に重要な会議があるから優先してあげよう」という意識がなかったために起きてしまったことになります。これも対応としてはシンプルで、「Fさんアベレージ出てるし明日も早いみたいだから、ここのボスはKさん譲ってもらっていいかな?」といった声掛けをすることで十分です。

私が見聞きしたり話になってしまいますが、このリアル都合が考慮されなかった際は割と大きな問題(俗にいうギスコネ)に発展しがちなように感じます。ヤケクソになってそれ以降失踪したり、雑凸を平然と通したりメンバーにキツく当たったりなど…それらの事象に関しては枚挙にいとまがありません(白目)。まぁ疲労困憊で早く寝たいってのに、その睡眠の権利を侵害されたらそりゃキレて当然ですよね…睡眠、だいじ。

[3]フル持ち越しやミリ持ち越しに関わらず持ち越しを持った場合は当週ないし次週までには消費してもらう

 まずはミリ持ち越しの取り扱いについて、最近は20数秒でも4.500万といったレベルで出る編成が出てきたりもしている現環境において慎重に考える人もいるでしょう。しかし50−150位以内におけるミリ持ち越しの概念として、私は「軽く持ち越し編成を模擬してみた上で1番ダメが出そうな所でパパッと使ってしまう」という事を推していきたいです。というか、何周も何周も持ち越しを抱えて来たるべき適切なタイミングで使うということをする事自体が費用対効果が釣り合っていなく、前提としてそこまでの持ち越しの消費先の厳選は50−150位以内を目標とする上で必要ないと考えるからです。(むしろ早く持ち越しを消費して明日に備えて早く寝ることの方が絶対大事)

 次にフル持ち越しについて、これは一週待つ事も勿論アリですがルート的に組み換えが可能なら他のボスにも入ってもらうというのは積極的に行っていくと良いと思います。一週まるっと本戦に入らないというのはプラスに捉えればそれまで模擬ができるということになりますが、裏を返せば早く凸を終えられる可能性があるのに待機せざるを得ないタイムラグが生じてしまうということにもなるのです。しかし想定外の組み替えは他のメンバーのルート破綻に繋がる可能性も同時に秘めています。従って組み換えをする際には、進行役などと話し合った上で問題ないと判断した際に行うことになるものだという解釈が必要です。(全員が崩壊なく3凸を終えることが最重要目標、それ以外は二の次)

これに関しては具体的な例は取り上げませんが、持ち越しを持っているメンバーに対して適宜進行側が消化するか否かを促してあげるといった対応をする事で、どう消費していいか分かりにくい持ち越しを早めに消化できる雰囲気をクランにもたらすことが可能になるのではないかと考えています。

4.これ全部1人でやるん⁉️

 ここまで聞いて、これらのタスクを全部1人でやっているんですか?という声も聞こえるかもしてないので断言しときます。答えはノーです、ぜっっっっっっっっっっっったいやりたくない。50万ジュエル積まれても絶対やらん、そんなことやらされるんだったら私上位、やめるっ!(hndmo並感)

まぁ常識的に考えてここまでのこと人間1人にできるわけ無いです。自分の進行も極めてポンコツなので沢山の人々に支えられてやっています。スプレッドシート、朝活、凸ルートまで…思い出すだけで沢山の有識者の顔が浮かんできます…(あったけぇ)
一応これらのことを全部1人でこなす人も見てきましたが…その人達は人間ではありません、控えめに言ってクラバト星人です(褒め言葉)

1人でこれらのことをこなそうとすると何かしらの原因で頭逝っちゃうので、是非メンバーにいっぱい頼ってみてください。きっと快く協力してくれるはずです。(頭逝っちゃわない方、貴方はクラバト星人です。おめでとうございます)

5.進行をやらないとしても…

 これは進行役に留まらず様々な人々に向けた内容となります。前述した様々な要因というのもここから説明する内容に関わっています。

進行役が何か行動を起こそうとしている、実際に何かアナウンスをしている、そんな姿に気付いた際には早めに協力したり反応したりしてあげてください。せっかくクラバトが快適になるように、少しでも上位に連れていきたいといった想いから進行側がメンバーに働きかけたとしても、それに対するレスポンスが無ければその努力は水の泡になってしまいます。

進行役も1人の人間、1人のメンバーです。蔑ろにすることなく、その行動に応えてあげて下さい。(勿論そこ違うんじゃないって時には盛大にツッコんであげてください)

6.最後に

 最後は感情論っぽくなってしまいましたが、ここまで私の駄文にお付き合い頂きありがとうございました。
 これは持論になりますが、「進行とはその時には明確な解が見えず、その数週先で初めて答え合わせをすることが出来る」ものであると思っています。その正解が瞬時に導き出せずに悔しい思いをすることも多いでしょうが、その分かっちりとパズルのピースがハマった時の喜びは何者にも変え難いものであると私は信じています。貴方もそんな奥深いパズルの解き手になってみませんか?

このnoteを通じて進行というものに興味を持って頂けた方がいらっしゃったなら、それ以上の喜びはありません。(あわよくば共に同じパズルを解ける事を楽しみにしています…チラッチラッ)

ではまた、Part2もしくは他のnoteにてお会いしましょうノシ

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