Day45 京都市の中心部に樹木が無いことを考察してみた
7月上旬に、京都に行きました。
目的は、グロービス経営大学院の「あすか会議」に参加するためですが、前日入りをして、市内観光をしました。
行先は、清水寺でしたが、その日は、猛暑で熱く、ジリジリと太陽が照り付けます。たまらず、日傘をさして歩きます。
バスを待つ間、木陰を探しますが、見当たりません。信号を待つ間、木陰を探しますが、見当たりません。参道を歩く間、木陰を探しますが、見当たりません。何故だ?!
帰宅後、京都市の都市計画の考え方を市役所のホームページで検索しましたが、東山や嵯峨野の緑をまとまった緑量として捉えており、”緑豊かな自然ある京都”的な書き方で、市街の緑の少なさは何一つ触れられていませんでした。東京都の都心駅前の方がまだ緑がある感じがします。
京都市の成り立ちから、都市計画まで、検索をしていきましたが、ふとした検索に、高見沢実先生のブログにひょっこりと出くわしました。
それがこちら。
これで、京都市街に樹木が無い理由が判明しました。
「祇園祭」がキーワード。
大きな樹木が通りに植えてあったら、山車を見ることができません。
やっぱり、高見沢先生は都市を良くみていらっしゃる(学生の頃に一度、先生にお会いしているが、私のことなど覚えていないこと必至ではあります)。
京都は古代から都市文化に根差しており、町屋文化ですので、通りに緑ではなく家屋内に苔の庭園文化です。外と内とが線引きされ、緑は内のものなのですね~。
しかし、街中も暑いのです。
せめて、山車に関係の無い通りについては、樹木を設置して、歩く人々に優しい街になって欲しいと感じました。
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