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いいクリエイターってなんだ

「いいクリエイターってなんだろう」
という先週の質問には

「一歩引いて見ることに慣れている人」という気がします。

対象物に近づきすぎず、適度に離れてその背景まで視野におさめられる人が、思いもよらない面白いことを言ったりやったりするイメージです。

ためつすがめつひとしずく「八木重吉」

と書きましたが、
他にもいくつか、ウンウン唸りながら考えていました。


例えば
一瞬、無になれる人
とか。

いいかえると、
「いまここ」から断ち放たれて、過去、現在、未来のどこにも属さない宙吊りの時空間に自分を投げ込める人。

自分の作品は、アイデアは、人から評価されるのだろうかという不安を、一度置き去りにして、ついでに自意識も一旦脱ぎ捨てて、、ふっと無になる。
無から帰ってきたとき、いいもんが降ってくる。そんなイメージです。

結局はあかちゃんじゃん、と今書いていて思いました。私はなんでもかんでも「あかちゃん」にしたくなるようです。



他には例えば、
問いを持っている人
とかも考えました。

問いをもて、と言われることが最近よくあるんです。

先月末、文春のえらいひととご飯を食べていたときも、
不意に「問いを持て」と言われました。

「問いを持たないとダメですよ、なんでもね」


あとこの前の日曜、青森は三沢の寺山修司記念館へ行ったとき、こんな記事を見つけました。

たぶん1970年頃の記事です。たしか東京新聞。
若い人は、他人の期待によって自分をつくらぬこと、疑問符をたくさんもった人間に…もっと新鮮な知性と感性をもってほしいものです。


寺山はとかく「問い」にこだわった人です。

わたしはただ、「質問」になりたいと思っていたのです。いつでも、なぜ?と問うことのできる質問、決して年老いることのない、そのみずみずしい問いかけに…… 

寺山修司「二十歳」

Wiki情報ですが、「質問」と「答」という名前の二匹の亀を飼っていたそうですよ。


「問い」「質問」「疑問符」を積み上げた先に何があるのか、私にはまだ見えていない気がする。”問い修行”、つまねばなあ。



今週の質問:今年のベストバイを教えてください


漂白剤です。
オキシクリーンといいます。

これで洗濯槽を綺麗にしましてね。熱いお湯を張ってオキシクリーンを入れて、しばらく漬けおくと20年分の汚れがモロモロと浮き上がってきました。
それはそれは、おどろおどろしい光景でした。


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