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ビジネスメタバース、オタクのメタバース。

雰囲気から察していると思いますが、自分はクソが付くほどのオタクです。
インターネットに入り浸っており、X(旧Twitter←この表記いつまで続くんだ)はかなり高頻度で監視しています。

本日は阪神が「アレ」するらしく、インターネットの片隅ではこんなイベントは開かれようとしている。

VRChatなるサービスをご存じでしょうか。
ザッカーバーグが仮想空間に「メタバース」とかいう名称を付ける前からローンチしている、まぁVR空間です。
ゴーグルを付ければ『レディ・プレイヤー・1』のように電脳世界へダイブできるが、スペックさえあれば別にデスクトップでもアクセスできます。
基本的に美少女か、変なゆるキャラみたいなアバターしかいません。

阪神の優勝にあやかり、VRChatにあるバーチャル道頓堀にて飛び込みイベントが計画されています。

「何言ってんだ?」と思うかもしれないが、まぁ述べた以上の情報はない。

阪神の優勝にあやかり、VRChatにあるバーチャル道頓堀にて飛び込みイベントが計画されています。

「面白いこと考えるなぁ」
「VRChat導入してたら行ってたし、導入も間に合うだろうけど、せっかくならアバター凝りたいよなぁ」
「間に合わなさそうだから配信者のライブで様子だけ確認するか」

オタクはこの一文からこういう思考をします。
するっとVRChat(=メタバース)を受け入れ、アバターを調整し、代替手段としてライブストリーマーのチャンネルに行くことを思いつく。

ここにビジネスなメタバース概念と、オタクのメタバース文化の隔たりがあるように感じています。
metaに続いて我先にとメタバース事業に参入する企業は多いですが、インターネットの技術的文化が一般層に浸透するのは普通に20年くらいかかるだろ、と思っています。
「だから今からやるんですわ!」だとは思いますが、ビジネスとしてメタバースに参入する企業の取り組み(と、3D空間のデザイン)は、どうも空振っているように思えてならないんですよね……。

また、イベンターとして参入する場合、それを企画として持ち込むとなると、オタク特有の「何……?」なノリに企業としてどこまで合わせられるか、という問題もあるんじゃないかと。

「阪神が優勝するからバーチャルな道頓堀に飛び込みます」

これだけ聞いても「何……?」と思うだろうが、オタクはこの「何……?」に魅力を感じる性質があると思っています。
2000年代頃のインターネットは非商業主義がメインストリームとして蔓延していたため、その名残を受けて「そんなことして何になるの?」が割とフックになりやすい、のではないかと。
まぁ、その雰囲気が良いか悪いかは個々の事例によるとしかいえませんが。

想定するユーザー層も企業によっていろいろあるとは思うんですけど、
現行ユーザーを対象にする場合は、「楽しもう!」「学びになる!」みたいなメリットを出して誘うノリというよりは、「こういうイベントを置いておくんで、あとは各自集合で!」みたいな方が食いつきはいいんじゃないか……? 

と、バーチャル道頓堀のウケを見てぼんやり考えています。

補足:なぜわざわざここでこの話をしたかというと、オタクが見ている昨今のバーチャル(メタバース)に関する視点について、ビジネス的視点で考えている人たちに届けやすいと思ったからです。本当にそれだけです。

今週の質問:『あなたの必殺技を教えてください!』

嫌なことを寝てリセットできます。
「締切が~」とか「進捗が~」とかで悩んでても寝て起きたら「しょうがないし、やるか」になります。
勇気を出して寝ること、あと寝ても間に合うペース管理にすることが必殺技の発動条件です。

あと、飯田さんの書いてた「頭の中に潜る」は自分もできます。

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