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パスワードマネージャーを使ってフィッシング詐欺を防ごう
最近、フィッシング詐欺の被害が多くなってきています。2019年のフィッシング詐欺の被害総額は約25億2100万円になっており(出典)、他人事ではありません。
フィッシング詐欺はどんどん巧妙化してきており、パソコンに詳しいい人間であっても騙されてしまいます。パソコンの知識が少ない方であれば、簡単にだまされてしまうでしょう。
パスワードマネージャーは、フィッシング詐欺に対抗できる強力な手段になります。
パスワードマネージャーは、Web サイトのアドレス、例えばこの note というサイトであれば、 https://note.com/notes/<記事のID> になります。
フィッシング詐欺は、アドレスが正規の Web サイトとは必ず異なるため、アドレスを注意深く確認すればよいという話もありますが、現実的には不可能に近いです。例えば、note.com だって n0te.com (オーがゼロになっている)になっていれば、人間が判別するには無理があります。
ですが、パスワードマネージャーなら、プログラムでアドレスを判定するので、フィッシング詐欺の Web サイトがどんなに工夫をしても誤魔化すことはできません。パスワードを入力することもありません。
これにより、フィッシング詐欺のサイトでパスワードを入力することを未然に防ぐことができます。
パスワードマネージャーはフィッシング詐欺を防ぐだけでなく、1つのマスターパスワードを覚えておくだけで、個々の Web サイトのパスワードは忘れてても入力してくれます。これが本来の使い方ですね。
また、マルチデバイス対応といって、パソコン(Windows, Mac 等)やスマートフォン(iPhone, iPad, Android)でも使えるので大変便利です。
パスワードマネージャーは、セキュリティに詳しい人が使うイメージがありますが、私は逆にパソコンやセキュリティに詳しくない方こそつかうべきであり、その考えを広めたいと考えています。
パスワードマネージャーの中で、一番愛されているのは「1Password(ワンパスワード)」になります。
1Password は、有料(約300円/月)ではありますが、非常に強力にパスワードを保護するだけでなく、日本語化もされており大変便利です。はっきり言って、お値段以上の価値があります。
無料で使えるパスワードマネージャーも「bitwarden」や「LastPass」があるにはありますが、日本語化されておらず英語なのでかなり敷居が高いです。英語が得意な方はチャレンジするのもよいかもしれません。
の使い方については、以下の記事を参考にしてみてください。
多くの方がパスワードマネージャーを使用することで、フィッシング詐欺から身を守り、安全にパソコンやインターネットを使えるようになることを願ってます。