最高の宴、ジャンプと共に。
孫悟空とルフィ。
最高の宴をやるために。
DRAGONBALL.
孫悟空がどんな願いも叶える、ドラゴンボールを探し出す物語。
バトル、強敵、ライバル、修行、冒険、勝利。
まさに、少年誌の教科書。少年の”好き”を全部詰め込んだ漫画。
ONEPIECEの著者尾田栄一郎も対談で、
「DRAGONBALLは全てやっちゃった。だからバトル漫画のみは避けた」
と話している。
ONEPIECE.
大海賊時代、海賊王を目指す、ルフィの物語。
冒険、強敵、バトルといった基礎を踏みつつ、
仁義や仲間などの日本らしさも、取り入れている。
DRAGONBALLとONEPIECE。孫悟空とルフィ。
比較してみると、かなり違う。
DRAGONBALL.
強敵が強くなるたび、仲間と共に進化していく。
だけど、結局、最後は孫悟空が勝つ。
ONEPIECE.
強敵が強くなるが、仲間と共に倒していく。
ルフィが負けるときもある。だけど、仲間との支えで勝っていく。
時代背景も反映している。
DRAGONBALLは90年代。最後の成長期。
人口増加し続けて、大量生産大量消費で、モノが売れる時代。
そして、”アメリカ”という目標があり、”一つの正義”だった。
だから、「孫悟空が進化し、強敵を倒していく」が流行った。
ONEPIECEは00年代。時代はグローバル。
人口減少を迎え、失われた20年と言われ、モノが売れない時代。
9.11で”アメリカ”という”正義”もブレて”それぞれの正義”となる。
だからこそ、「仲間と共に、強敵を倒していく」が流行っていく。
今、先が見えない時代。
だけども、孫悟空、ルフィはいつでも諦めない。
「この戦いに勝って!今まで一番でっけぇ宴をやろう!!!」
努力、友情、そして、勝利。
今の時代だからこそ、共に立ち向かおう!!!最高の、宴をやるために!!