ゴールデン。夜明けと共に。
南風よ、伝えておくれよ、あの人まで。
当時、バラエティは、どこをつけても、おもしろかった。
コント55号、ドリフターズからはじまり、
ひょうきん族で、お笑い×テレビが、大きく飛躍し、
とんねるずで、テレビが花形となった。
そして、90年代。まさに、全盛期。
ダウンタウン、ウッチャンナンチャンの二大巨頭。
人気番組に、多額を投資する、スポンサー。
娯楽が、テレビ一強で、明日の共通話題に。
全てが整い、90年代のバラエティは、全盛期を迎えた。
しかし、時代は、00年代から大きく変わる。
インターネット、グローバル、不況、価値観の多様化。
「尖がった企画」に対する、BPO、視聴者の冷たい目。
そして、現在。
ニーズが多様化し、全ての層がウケる、人気番組作成の難しさ、
「尖がり」を求める声と、「尖がり」を「いじめ」と勘違する狭間、
テレビのお笑い芸人より、youtuberの方が人気を博してる逆風、
すべてが複合化し、人気番組が、生まれにくい環境となっている。
だけど、今だからこそ。お笑いを。
追いつめて花が咲く。俺がやらねば、誰がやる。
これぞ、お笑いの、真骨頂。
今の時代だからこそ、じぶんのまわりを、全力を笑わす。
ゴールデンは獲れなくても、あのひとのゴールデンに。
いつか、みんなにとって、霜降れる、明るい星を目指して。
あの頃、バラエティでみた、芸人魂を受け継ぐためにも。