面接の印象操作の最大の秘訣は,「明るく・元気に・爽やかに」と見た目(ルックス)のポジティブさです!ノックの仕方やお辞儀の仕方には意味はありません!【どんな手段を用いても絶対に教採に合格したい人のためのエンジェル河野の教採合格秘訣教室】連載シリーズ(2024年3月19日版)

本日,こんな質問がありましたので,X(旧ツイッター)で,私は,次のように回答しました。

【質問】

大学主催の教員採用試験の面接対策講座の元校長である講師が厳しすぎます。
特に入室時のノックの仕方やお辞儀の仕方や座っている時の姿勢に厳しいです。
お辞儀やノックがダメなら第一印象が台無しだと言われました。
ほとんどの受講者が何回もやり直しをされています。
河野先生は、お辞儀やノックの仕方が印象を左右すると思ってますか?

【エンジェル河野の回答】

その元校長の講師は,完全に間違っています。

ノックやお辞儀が第一印象を決めることはありません。

あまりにも非常識な(例えば,スキップしながら入室するなどの非常識な)行動でなければ,ノックやお辞儀を完全にする必要など,全くありません。

こういうことにこだわるのが,コミュニケーション論やレトリック論を学問的・科学的に研究したこともない,ど素人の講師です。しかも,昭和マインドの元校長というような,はっきり言って,能力のない老人です。

そのような愚かな老人の精神論や昭和の美学は,一切,無視してください。

愚かな指導者の言うことを聞いていると,大きな失敗をします。

気を付けてください。


ちょっと刺激的に,やや毒舌的に回答をしましたが,こういう面接対策は,いくらやっても,合格には全くつながりません。

そもそも,自分の合格がかかっている面接で,ドアを激しく連打するような人もいないでしょうし,お辞儀もそれなりにするでしょう。

ノックの作法や,お辞儀の角度など,面接官は,ほぼ見ていませんし,見えたとしても,あまりにも非常識なものでない限り,気にもしていません。

それが科学的な観察であり,コミュニケーション論的な事実です。

面接において,面接官の印象を決定的に決めるのは,

1.明るく,元気で,爽やかな話し方,表情,雰囲気,声,態度。

2.見た目(ルックス)のポジティブさ,好感度,カッコよさ(美しさ,可愛さ)。

です。

ノックの仕方や,お辞儀の角度,両手の置き方などは,面接官の印象に決定的な印象を与えることはありません。

普通にノックし,普通にお辞儀し,自然に手を膝などに置いていれば,それでいいのです。

そもそも,面接の場で,突拍子もないノックの仕方や,お辞儀をしないとか,手を振り回し続けるとかは,あり得ないですし,そんなことをする人はいませんので,普通にしておけば,面接官は,一切気にしません。

それでも,昭和マインドの老人(特に,元校長など)は,ノックやお辞儀で第一印象が決まるなどと言います。

それは,そういう老人が,コミュニケーション論やレトリック論,パフォーマンス理論を,学問的・科学的に研究したこともない,単なる説教好きの年寄りに過ぎないということです。

実際の面接では,昭和の美学ではなく,パフォーマンス理論的な要素が,大きく,印象を操作します。

最も強力に印象を操作するのが,「明るさ,元気さ,爽やかさ」です。

話していて気持ちがいい人は,高く評価されます。

話していて気持ちがいいとは,つまりは,明るさ,元気さ,爽やかさがあるということです。

確かに,面接では緊張するかもしれませんが,緊張のせいで,顔が暗くなったり,元気さや爽やかさがなくなったのでは,そもそも,合格のチャンスを逃してしまいます。

面接で緊張するのは仕方ありませんが,緊張が語りや表情に現れないようにする特訓が必要です。

芸能人やタレントたちは,この訓練をしっかりと受けています。

教師は,そもそも多くの人(子供たち・保護者など)の前で,話をするのが仕事ですから,人前に出たら,緊張して話せないというのでは,教師になる資質がないと疑われても致し方ありません。

明るく,元気で,爽やかな話し方,表情,雰囲気,声,態度をキープできるような演習が極めて重要です。

また,外見・ルックスも非常に重要です。

もし,あなたが,イケメン・美人の部類に入る人なら,面接では圧倒的に有利です。

人は外見で決まらないと言いますが,面接のような短時間で印象形成がなされる場合は,外見の要素が,非常に強くなります。

もちろん,合格するためには,イケメンや美人でなければならないというわけではありません。

いわゆるイケメンや美人でなくても,明るく,元気で,爽やかな表情や語り方をキープすれば,それは,魅力的なルックスとなります。

また,その人に合ったスーツやネクタイ,シャツ選びなども非常に重要です。

面接で話しているときは,面接官はずっとあなたのことを見ているのです。

その時に,潜在的にあなたの印象を決めるのが,着ている服や,髪型,眼鏡,靴といったものです。

面接官は,ファッション評価をしているわけではありませんが,面接の時間はずっとあなたは見られているわけですから,あなたのいわゆるファッション(着こなし,髪型,眼鏡,などなど)は,重要な背景として,潜在的に大きな影響を与えます。

アメリカなどでは,選挙や政治家のスピーチ,あるいは,法廷での裁判などでは,スーツ選びやネクタイ選びなどを専門にアドバイスするコンサルタントもいるくらいです。

芸能人も,衣装を担当するスタッフが付いて,出演時のファッションをコーディネートしています。

これらは,すべて,科学的・学問的に研究され,実践されていることです。

昭和の老人は,こういった欧米でのパフォーマンス理論研究を知らないので,自分の美学で,ノックの仕方とか,お辞儀の仕方とかしか,力説できません。

間違っているというよりは,そもそもパフォーマンス理論を勉強したこともない無知なのですから,そういう人が面接指導をしていることは,本当に残念なことです。

面接で合格したければ,自分の年齢,性別,志望校種,学歴・職歴・経歴にふさわしいルックスである必要があります。

30歳を超えても,学生みたいなリクルートスーツで面接で臨むなど,まったく恥ずかしいことですし,そもそも,そんな外見では,好印象は得られません。

また,最近は,クールビズで面接するとなっているところも多いですが,クールビズでも,好印象に見せる方法は,いくらでもあります。

普通の半袖シャツにズボンだけというのでは,本当にみすぼらしく,好印象は与えられません。

普遍的な事実をここで述べておきます。

もし,全員が「ダサい」格好で,面接を受験したとすれば,合格するのは,若い人,美人・イケメンの人,そして,明るく,元気で,爽やかな人です。

これは,本当に普遍的な事実です。

だからこそ,あなたの年齢,性別,志望校種,学歴・職歴・経歴にふさわしいルックスと語り方を創り上げる必要があります。そうすれば,面接での高得点は簡単に勝ち取ることができます。

特に,あなたが,美人・イケメンでなく,そんなに若くなく,ものすごい能力や実績がないのであれば,合格の最大のチャンスは,「明るさ・元気さ・爽やかさ」と「外見(ルックス)のポジティブさ」です。

面接練習とは,リハーサルを繰り返すことではありません。

面接の準備とは,想定回答の原稿を作ることではありません。

面接の合格戦略とは,あなたの年齢,性別,志望校種,学歴・職歴・経歴にふさわしいルックスと語り方を身に付けることです。

それがあれば,50歳代でも合格しますし,特に卓越した能力や実績がなくても合格します。

面接の印相操作の最大の秘訣は,「明るく・元気に・爽やかに」と見た目(ルックス)のポジティブさであることを,常に忘れないようにして,面接の準備をしてくださいね!


河野正夫
レトリカ教採学院


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