“挨拶”は誰のため?

#職場での独り言
ココ、上司とか会社の人も見れるけど
嘘ではない本心だから書いてしまおう。

先月より、主に週末に行われている
「挨拶推進キャンペーン(?)」
これがまぁ、とにかく残念なのである。

「挨拶」自体はとっても素晴らしいこと!

でもそれは、あくまでも
“自主的”に “相手の為”にしてこそ
初めて意味をなす、それが「挨拶」。

自分の意志ではなく、
立場の強い人間から“強要された言葉”や
例え、本人の意志であっても
批判されたくない、褒められたい…等、
“自分の(保身の)為”に発した言葉が
どれだけ“失礼”で“逆効果”なのかは、
芸能人や政治家の残念な謝罪会見を見れば
分かりやすいと思う。

さて、話を職場の挨拶推進運動に戻すと…

ここ数週間、週末の午後5時頃
定時で仕事を終えたパートさん達が必ず通る
廊下と玄関に5~6人の社員が立っていて
ご丁寧に『挨拶をしよう』と書かれた
赤いタスキまでかけて、必要以上の大声で
「お疲れさまでしたぁ!!」…って、
…どこの軍隊よ?それとも学生の部活?

うちの職場は主婦の女性パートが多く、
その彼女らが、およそ好まないであろう
ガンガンの“体育会系”のノリで
あんな“仕込まれた挨拶”をされても
正直、こちら側はいい気分はしない。

…というか、むしろ
定時ギリギリまで体力仕事をしていて
やっと終わり、ホッとしたいタイミングで
あの大声は、疲れた身体に本当に堪える!

そんな、こちら側の気持ちをよそに
当の本人達は、キャッキャ言いながら
おそらく活動報告書か何かに載せるであろう
写真や動画を撮ったりして
自分達だけで盛り上がっちゃってる。

こんな失礼な“挨拶”があるだろうか?

重ねて言うが、“挨拶”自体は
(自主的なら)とっても素晴らしいこと!

しかし、残念なことに彼ら達は
常日頃、廊下等ですれ違ったりした時に
キチンと挨拶をしていない!
こちら側の挨拶に返してくれない!
なんてこともしばしば。

まぁ、そんな呆れた現状を改善しようと
上司が考えたのが、今回のこの
「挨拶推進運動」なんだとは思うし、
その方向性も間違ってはいない。

しかし、そのやり方には問題がある!

“やれ!って言われたから…”
“しないと怒られるから…”
“あとで(自分達が)誉められるかも?”

気持ちのベクトルが自分に向いているから
こんな彼ら達の心の中が
全面的に露骨に表に出てしまうのである。

その時点で、相手の心に寄り添ってない!
少しでも思いや視線が相手に向いていたら…

決して若くはない主婦の女性パートに
あんな体育会系のノリが相応しいかどうか?
肩から掛けたタスキは本当に必要なのか?
自分らの言動がどんな印象を与えているか?
あのメンバーで人選は正解だったのか?

ちょっと考えれば簡単に分かることだし、
“挨拶”本来の意味・意義を認識すれば
もっと別の“挨拶推進法”もあったはず!

ここで敢えて、僕の好きな
我が社長が掲げる“行動指針”を書いてみる。

●相手と心地よく付き合えるよう
(不快感を与えないよう)行動する
●人柄がよいと感じてもらえるよう行動する
●常に学ぶ気持ちを持って素直に行動する

ちなみに、前回の「挨拶推進運動」
「好評につき3週目」とか言ってたけど…
何を持ってして“好評”なの?

僕の知る限り、周りのパートさん達は
誰一人、喜んでいない!ということは
ハッキリとココに記しておく。

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