ただの夏の思い出
午後、映画を観に吉祥寺へ。
映画の前にちょっとお腹空いたから何か食べたいと思ってたらたこ焼き屋を見つけた。
上映15分前だったけど平気っしょと思って買ったけどなかなか一粒がでかくてあっつあつでそれが8個も入ってたからいっそいではふはふしながら食べた。
上映2分前に映画館へ駆け込み、売店でりんごジュースを買って席についた。(ほんとはオレンジジュースかアイスティーが飲みたかったけど利尿作用が高そうだから妥協してりんごにした)
映画はとても良かった。
そして映画館も良かった。
初めて行ったとこだけど、また来ようと思った。
明日来る予定の台風はもうそこまで来ているみたいで、風が強く吹いていた。
自分の家に帰るか迷ったけど、おばあちゃんちへ行った。
おばあちゃんちの近くに住んでいるお兄ちゃんが車で駅まで迎えに来てくれた。
ドアを開けたら、犬も乗ってて、しっぽブンブンで最高潮のテンションで迎えてくれた。
なんて可愛いの…そんなに私に会えて嬉しいか…
やっぱりどう考えても人間より犬が好きだ。
到着。お母さんも来ていて、おばあちゃんと夕飯を作ってくれていた。
ナスとピーマンの味噌炒めと餃子と味噌汁などを作ってくれていた。美味しすぎた。
人が作ってくれた手料理はやっぱり美味い。
次の日、お父さんに車で古本市場に連れてってもらった。お目当てはps2のゲームソフト。
予定外のものも買ってしまいあっという間に4千円が消えた。
家に戻って3時間くらいゲームした。
いや、ゲームしてたら3時間くらい経ってた。
痛恨のミスで、メモリーカードが無くてセーブができなかった。せっかく進めたものも、次やる時にはまた最初からになってしまう。わかってはいたけどそれでもいいと思ってゲームをしてた。
夜、お兄ちゃんからLINEが来た。
「ふるいちがツイートしとる!」
どうやら、昼間お父さんに連れて行ってもらった古本市場にポケカが入荷したらしかった。
おいおいまじかい、ポケカも欲しいしメモリーカードも欲しかったところなのよ!テンションがMAXになった。 兄はまた迎えに来てくれて古本市場まで乗っけてってくれた。
二人して急いでポケカ売り場へ行き、無事にゲット。メモリーカードもゲット。
兄弟揃ってバカやってんなぁ。最高だなぁ。
この日は母が私の大好物ピーマンの肉詰めを作ってくれて食べた。そしておばあちゃんが桃と梨と葡萄を与えてくれた。スイカも食べた。
毎年こうやって、夏におばあちゃんちに来ると必ず果物が沢山あって食べさせてくれる。
これが本当に幸せ。夏の楽しみはこれだけ。
次の日、おばあちゃんとお母さんと出かけた。
ランチ後、別行動で買い物し、アフタヌーンティーでお茶をした。
デパートで、おばあちゃんが仕切りに「何か欲しいものあったら買ってあげるよ」と私に言う。
靴売り場で靴を見たけど、本当に欲しいと思うものは無かった。コスメ売り場に行ったら、欲しいものなんてたくさんあった。
たくさんあったけど、「これ買って!」なんて可愛い孫にはなれなかった。
結局、一度は持ってみたかったアイシャドウを買ってもらった。「これとか、この色かわいいなぁ」なんて曖昧な態度でいた。
こんな高い化粧品を買ってもらえるくらいの何かを私はしただろうか。
申し訳ないという気持ちと、欲しいという気持ちがぶつかり合ってなんだかふわふわしていた。
帰ってからまたゲームをして、自分の家へと帰った。
帰り道、駅のホームでゲロを少し踏んでしまった。萎えた。
また来年も、再来年も、ずっとこんな夏が続いて欲しい。
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