迎合するな

この3連休で、やっと鬼滅の刃を観ました。
僕は非常にあまのじゃくな性格なもんですから、これだけ流行り出すと意地でも手をつけるもんかなんて思ってましたが、さすがに興行収入1位の作品がどんな内容なのか気になりまして。
案の定面白かったので、早めに映画も観に行きます。

話は変わりまして、今日はタイトルにもある「迎合するな」という話について。
これは近年僕が人に言われた言葉の中でも、特に耳に残ってる言葉の一つでして、今でもふとした瞬間に思い出します。
ちょうど今日、また思い出しました。

これは一昨年の年末あたりに、当時会社の先輩だった人から言われた言葉ですね。
その先輩はもう転職して会社にはいないのですが、それはもう尖ってました。
どう尖ってたかで言うと、とにかく上旬にたてつくわ、あえて周りから孤立しようとするわで、もう最後のほうなんかは自分の居場所が無くなってしまって辞めていかれたんですね。

そんな風にして辞めていったもんですから、あまり周りからは良く思われてませんでした。
それはそうです、みんなが右を向くときに一人だけ左を向くようなことばかりしてきた人ですから。

でも僕は、どことなくその先輩のことが好きでした。
多分、根本が似ていたんだと思うんです。
僕も、みんなが鬼滅の刃を観ているからこそ観に行きたくないなんてことを考えますから。
あまのじゃくなところはそっくりだなと思います。

でも僕は、結局は周りに合わせてしまう。
結局は鬼滅の刃を観るし、自分の主張があっても最後の最後は人に合わせてしまうことが多いんですね。
その結果、最初のnoteに書いた通り息苦しさを感じてしまう。
その点、あの人は流されなかった。
そんな先輩から去り際に言われたのが、「迎合するな」という言葉です。

そこからまあいろいろあって、今では少しは自己主張ができるようになったり、自分の個性を大事にできるようになったと思います。
それでも時折臆病な自分が顔を出して、周りの顔を見ろと囁いてくる。
そんなときにチクリと脳みその深いところを刺すように、この言葉を思い出します。

あの先輩みたいに、あえて孤立をするような生き方はしたくないけれど。
それでも、会社に飲み込まれている他の先輩たちに比べれば、だいぶ人間らしく見えたなあ。