
IC-Lightは単なる光源指定AIではない、雑コラに耐えうるAIツールだ!
今日も朝の5時から狂気の朝活をしていた時、o-kenさん(https://twitter.com/tamanimitel )からこんな質問が寄せられていました。
「IC-Light誰か試してみてませんか?」※うろ覚えです
私は生成AIで作成したものを光源を変更したり、背景を変更できるようなものとして認識していたのですが、o-kenさんから共有された一本のポストに目を奪われました。
IC-Lightやべー!
— BD (@br_d) May 8, 2024
雑コラ作ってもあっさり馴染むw pic.twitter.com/269JFEpYZY
これ、もしかしてゲームチェンジャーの可能性あるぞ?
o-kenさんに触ってみてnoteを出しますとお伝えし、さっそく触ってみることにしました。
IC-Lightにはローカルに導入可能で、デモサイトもある
IC-Lightには下記モデルがあります。
・text-conditioned relighting model(私の推奨)
・background-conditioned model
・デモサイト(今回使用)
今回は私の仮説を検証するためにデモサイトを使用して検証しました。
IC-Light制作者はlllyasvielさん(https://twitter.com/lvminzhang )でControlNetの作者でもあるようです。
基本画面

基本は初期画面の左上のところに画像を投入し、後はプロンプトを記載するだけです。ネガティブプロンプトなどはなく、やりたいことだけ伝える形式のようです。
まずは素のポテンシャルを確認!
今回の投入画像

今回は私は四苦八苦してStable Difffusionのローカル環境をやっと立ち上げてまだ日が浅い時に作成したものを使用します。checkpointも初期のもので当然ながらVAEすら入れていないものです。
これを使用し、もしこれで元画像の質も上げられるなら感動ものです。
投入結果

デモサイトが用意しているプロンプトを使用し、左から光を当てるように指示しました。
結果はこちら

なんか、照明の影響もあるが元画像も画質上がっているように見えるな…!!
なるほど、これは使えそうです。
照明の影響で夕日に照らされる髪の毛から漏れる光が質感を向上させています。そしてスーツの素材は何故かウール調になっているように見えます。ポテンシャルは十分にありそうです。補完機能の質が高いと確信し、実際の仮説検証に入ります。
雑コラも対応してみせてくれ!
当初のBDさんの雑コラはある程度質が高いものでした。AIM主催者であるJUN(https://twitter.com/jun_ymmd )さんも指摘しているところでした。
私はもっと楽をしたい。デザイン能力もなしにAIを活用して良い素材が欲しい。そこで、これをこうです。
今回の投入画像


とんでもない雑コラが生まれました。襟がはみ出てしまっています。
私の中でこれでまともなものが出来たら革命です。
※中途半端マッチョの画像はPhotoACから取得しています。

投入結果

今回もデモサイトが用意しているプロンプトを使用しましたが、服が取り上げられている中途半端マッチョのため、夕日の海辺に立たせる指示としました。
結果はこちら

肌も顔に合わせて綺麗に、何より襟を無視してくれていて理想形に近い。元画像の中途半端マッチョは黒のボクサーパンツなのに白色に変わっているのも清潔感があって◎
かなり理想形に近いものが出てきました。これなら雑コラでも実務に耐えられる範疇です。雑コラ時に首をもう少し後ろにして再度生成すれば納得の出来が来るでしょう。私の中では完全に意図したものが一発で出てきたことで革命的だと感じました。
終わりに
今回水着に着替えさせましたが、生成そのまま出しでこのレベルなら服の着せ替えも容易でしょう。真正面を向いた生成AIモデルにアパレルブランドの服を雑コラして生成させてしまえば既にアパレルブランド向けの提供サービスの完成です。
正直これほどまでとは思っていなかったので、ローカルまたはクラウド上に本格的に構築してみたいと思います。(でもDifyもやりたい…時間が足りない…)
今回の記事で何か質問だったりがあればコメントしてくれたら嬉しいです。反応次第でどこかで詳しくお伝えする機会を設けたいと思います。
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