【3】他人は変えられない
いろんな場面で、「相手のことを想って」
相手を変えたいと思うことがあります。
たとえば、親子。
子供にはこうなってほしいとおもうから、
「勉強しろ」とか言う。
たとえば、上司と部下。
パワハラ上司とかでない限りは、
自分の部下に、成長してほしいと思うからこそ、
「こういうところがダメだ!こうしろ」とか言う。
でも、ヒトは誰でも、自分の中のスイッチが入らないと動かない。
動けない。
力でねじ伏せて動かすことはできる。
「勉強(宿題)しないと、ご飯抜きよ!」
「そんなんじゃ評価はやらん!」
って感じで。
それ以外の場面でも、たとえば、友人・知人に対して、
・もっと世界情勢とかに目を向けた方がいいよ
・ゲームばかりしてないで、自分の力で食べていけるスキルを身に付けた方がいいよ
なんて思うことが、多々あるけど、
そのタイミングにない人にいくら説いても、
馬の耳に念仏。まったく響かない。
ヒトは、自分事にできないと、話を聞かないし、
聞いても入ってこないのよね。
私は、ラッキーなことに、数年前に自分事にできるようになってきて、
自分でいろんなことを学ぶようになってきたし、
そういう出会い(人やモノ、経験などと)を求めて
外に出るようにもなってきた。
外に出ることで、さらに世界が広がった。
という話をしても、やっぱりタイミングではない人には
まったく響かない。
「へぇぇぇ。すごいね~」
で終わりなのだ。
仕方ない。
自分が変わって、背中を魅せるしかないし、
気付く人に気付いてもらえればいい。
周りが変われば、そういう人たちもおのずと気付くだろう。
だから、今、他人を変えようとしている人がいたら、
「他人は変わらないから、自分が変わるしかないよ」
と言ってあげたい。
「変えたい」という頭になってるから、
それすら耳に入らないかもしれないけど。