がんを予防できるワクチン、接種する価値があると思いませんか?
初めまして、2002年生まれの女子大生です。
私は、高校1〜2年生の時に子宮頸がんワクチンの3回接種を終わらせました。リレー・フォー・ライフ・ジャパン滋賀医科大学実行委員会の中では特殊な例にあたったので、折角なので子宮頸がんワクチンの体験記を書いてみることにしました。
まず、積極的な接種が勧められていない時に、なぜ受けることにしたのか。皆さんも不思議に思われるかもしれません。
メディアで子宮頸がんワクチンの副反応についてよく取り上げられていたのは、私がちょうど中学2年生くらいの時でした。接種後ブルブルと痙攣していたり、倒れてしまったりしている同年代の女の子を見て、このワクチンは怖いものだから受けないでおこう、自分にはまだ必要のないものだろうと母や友達と話したことを覚えています。このときは、まさか2年後に自分も接種しているとは思ってもいませんでした。
2年後、、、たまたま罹った昔からのかかりつけの小児科で、予防接種に関する二つのリーフレットを見つけました。
一つが、子宮頸がんワクチン、もう一つがB型肝炎のワクチンでした。この時は、子宮頸がんワクチンについての副反応の怖さも私の頭の中からは薄れてきており、かかりつけ医に両方のワクチンについて受けるべきものなのか尋ねました。
すると、「今は、子宮頸がんのワクチンを受けた方が良い。僕の子どもにも必要だと思ったから受けさせた。副反応が起こる確率が他のワクチンに比べて異常に高いわけでもないし、接種後すぐに倒れてしまったり、気持ち悪くなったりするのは、針を刺したことによる痛みや恐怖によるものが多い。もしよかったら、接種前に麻酔のテープを貼ってあげる。」と子宮頸がんワクチンの接種を勧めてくださいました。「思ったよりも大丈夫そう、それに痛くないのか!!先生が自分のお子さんに打ったということはちゃんと打つ理由のあるワクチンなんだ!」と思い受けてみることにしました。
ワクチン接種当日、私は早めに病院へ行き、麻酔のテープを貼ってもらい、いざ、臨みました。さすが、麻酔のテープ!全く痛くなくて驚いたのを覚えています。接種後の腕の痛みも、あったのかなかったのか5年経った今は全く覚えていないくらいです。「なんだ!思っていたよりも怖くない!!これで、子宮頸がんを予防できるなんて最高やん☺️みんな打ってるのかな?」あれだけ怖がっていたのに、手のひらを返したようになってしまいました。
その後は、高校の友達に、「子宮頸がんワクチン打った?」と聞くのが一時期マイブームになっていました。しかし、打ったと言っている人に出会うことはありませんでした。確かに、あの副反応で苦しんでいる様子を一度でも目にしていたら、トラウマになるかもしれません、また、公費接種が高校一年生までだったので、高一で打ち始めても、日程的に自費接種もしなければ3回打ち終えることはできませんでした。そこから、むやみに勧めることではないのかな、、、と私の「子宮頸がんワクチン打った?」ブームは過ぎ去りました。
さて、この経験を踏まえて、今、私が思うのは、皆さん、ワクチンを打ったほうが良いということです。改めて子宮頸がんについて医学生として勉強して、なんであの時、もう少し調べて正しい知識を身につけた上で、友達に接種を勧められなかったのかな、と後悔しています。子宮頸がんはワクチンで防ぐことのできるがんです。この機会を逃すのはもったいないと思いませんか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。もし、この経験談が、誰かが一歩踏み出すための後押しになっていたら良いなぁと願っています☺️
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