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府中刑務所文化祭
訪れた日:2019年11月3日
本年で44回目を迎える府中刑務所の文化祭へ行ってきました。もとは受刑者らが刑務所などで作製した製品を展示・販売するためのイベントだったそうですが今では地域の団体の出店や音楽・お笑いのステージ、警察や消防などによる様々な体験イベントなどが増え年々来場者が増加しています。
刑務所の前では法務省のキャラクター、更生ペンギンの「ホゴちゃん」「サラちゃん」のグリーティングが行われていました。かつては悪いことを繰り返す非行ペンギンだったというこのキャラクターは現在では更生をし犯罪の無い社会に向けたPR活動を行なっています。
刑務所作業製品の販売の様子です。日本中の刑務所で製作された布・革製品、金属製品、家具、食品などが安く販売されています。
刑務作業とは刑法で決められた懲役刑のひとつでもあり受刑者が社会復帰をするための処遇方策となっています。
https://www.e-capic.jp/capic/
刑務所内の二重扉の向こうを見学できる「プリズンアドベンチャー(撮影禁止)」の整理券はすぐに配布終了となってしまいました。心理専門官による性格診断も無料で参加できます。
先日東京で矯正展が行われた小菅には拘置所がありますが、拘置所と刑務所の違いとして容疑者や被告といった刑が確定していない人の行くところが「留置場」や「拘置所」。刑が確定した人が入るのが「刑務所」となります。"刑が執行されていない"ということから拘置所には死刑確定囚も収容されています。
府中刑務所のルーツは江戸時代石川島に設置された人足寄場とのことで、刑を犯したものに単純に懲罰を与えるだけでなく更生のため職業訓練を行なっていたことが当時としては革新的だったようです。
ステージでは刑務所職員によって結成されたバンド「デビルス」の演奏が行われていました。府中刑務所に収容されているのは主にB犯といわれる再犯者ですが、かつては3000人を超え定員オーバーであった収容者数は2011年以降2000人をも下回り減少傾向にあります。
職員用の食堂では刑務所内の食事の人気メニューを再現したものがお弁当となって販売されていました。このプリズン弁当(800円)は毎年整理券が配られるほどの人気となっています。
こちらは刑務所内で作られたコッペパンです。ぶどうパンとプレーンの2種類入って100円で販売されており、午前の部(10時〜)と午後の部(13時〜)共に長蛇の列ができていました。
三億円事件の現場にもなった府中刑務所の東芝事業所に程近い学園通りに通じる塀です。こちらのグランドでは子供向けに農工大学による動物のふれあいが行われていました。
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【府中刑務所文化祭・府中矯正展】
日程:2019年11月3日(日・祝)
時間:10:00~15:00
入場料:無料
場所:府中刑務所
駐車場:有りますが少ない。近隣の民間駐車場有り
その他:
・JR武蔵野線「北府中駅」から徒歩10分
・JR中央線「国分寺駅」から府中駅行きバス「晴見町」下車徒歩5分
・京王線「京王府中駅」から国分寺駅行きバス「晴見町」下車徒歩5分
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