定年後の人生を正しくイメージする(リンダ・グラットンの考えを踏まえて)
こんばんは。
今夜は、定年後の人生の捉え方について考えました。
これまでの人生のステージの捉え方
まず、定年後の生きがいや豊かさについて、人生のステージの捉え方の観点から述べてみたいと思います。
これまでは、人生のステージを 教育 → 仕事 → 引退 と3つのステージと捉えていました。
人生100年時代の人生のステージ
しかしながら、リンダ・グラットンの著書にもあるとおり、人生100年時代が到来したと考えた時、この引退というステージでは残された長い人生を適切に表すことはできません。
捉え方自体を引退から変化させる必要があるのです。
定年後の意識の変革の必要性
下図は、人生の各ステージにおける達成感の変化を表したもので、各ステージを「学ぶ時代」、「働く時代」、「自分の時代」と表現しました。
学ぶ時代は教師や親が、働く時代は上司が評価者となり自分以外の物差しによる達成感となります。
しかしながら、定年後の自分の時代は、目指すものは自分で決めた人生の目標となります。
そして、達成感は、輝いている自分、活き活きしている自分、社会を支える自分と変わります。
つまり、100年ライフを考える時、3ステージ目の捉え方を大きく変化させ、新しい節目と転機が出現し、マルチステージの人生へのシフトする必要があると考えます。
リンダ・グラットンによる更なる3つの活動の捉え方
これに加えて、リンダ・グラットンによると、人生の3つ目のステージの中には、更に3つの活動ステージがあると述べられています。
1つ目:エクスプローラー(探検者)
1か所に腰を落ち着けることなく、身軽に探検と旅を続け幅広い進路を検討する。
2つ目:インディペンデント・プロデューサー(独立生産者)
組織に属さずに、自由と柔軟性を重視し、小さなビジネスを起こす。
3つ目:ポートフォリオ・ワーカー
異なる種類の仕事や活動に同時並行に携わる。
まとめ
この提言を私なりに解釈すると、体が動くうちは働くことも含めてあらゆる方向性を選択しながら活動し続けることが望ましいと捉えました。
まさに定年後の生き方を左右するこの3つ目のステージをどのように捉え、事前にイメージアップし、準備していくかが最も重要なポイントです。
これは誰かから示されるものではなく、自分自身で自己探求していく必要があります。