ルフィの夢の果てについて
初めまして!
ワンピースが大好きなりんかと申します!
父の影響で初めてワンピースを見たのは多分小学1年生くらいの時だと思いますが、その時からずっとワンピースの虜でございます!
ワンピースの名言に何度助けられてきたことか!
皆さんもそんな経験ありますよね?
人と人との繋がりや夢、信念、絆沢山のことを学ばせてもらいながら、冒険が最高に面白く、伏線が散りばめられた創意工夫、尾田先生には本当に頭があがりませんw
今日は私の一番好きなキャラはやっぱりルフィなので、一番初めはルフィのことについて話していけたらなと思います!
【ルフィの夢の果てについて】
ワンピースが好きな人なら誰もが幼少期のルフィがエースとサボの前で叫んだ「夢」の話の続き気になりますよね?!
ルフィのところだけなぜかカットされてるんですよね?!
エースとサボに「は?」と言わせたのはいったいどんな言葉だったのか!
サボ、エース、ルフィの三人は、子供時代に兄弟の盃を交わす前にそれぞれの将来の夢を話しています。
サボは広い世界を見てそれを伝える本を書くという夢を、そして、エースは海賊になって勝って勝って勝ちまくって大海賊となり、最高の名声を手に入れるという夢を語っていました!
この時にルフィが語った内容はなぜかカットされ私達読者には明かされておりません!!
サボやエースの反応から二人が語った夢と比べ、かなり突飛なものだったことは間違いありません。なぜならば、ルフィの夢を聞いた直後にサボとエースは唖然とした顔をしながら「は??」と言い、さらに続けて
「……お前は… 何を言い出すかと思えば…」(エース)
「あははは 面白ェな ルフィは!! おれ お前の未来が楽しみだ!!」(サボ)
と言っていましたからね!(ワンピース60巻 第585話)
(ルフィは「夢」+「夢の果て」を語っている?)
ルフィは、フーシャ村でのシャンクスとの別れの際に
「おれはいつか この一味にも負けない仲間を集めて!! 世界一の財宝みつけて!!! 海賊王になってやる!!!」(ワンピース1巻 第1話)と言っていました。
もしも、サボとエースに話したルフィの夢が「海賊王におれはなる」とか「世界一の財宝を見つける」といったものだったとしたら、サボとエースを唖然とさせることはなかったはず!
「海賊王におれはなる」「世界一の財宝を見つける」といった夢は、非常に難度が高く実現が困難な大きな夢ではありますが、海賊になることを既に決めている子供が語る夢としては全く突飛なものではなく、むしろルフィの性格をよく知っている二人からしたら当たり前のものとさえ言えますからね!
ルフィが語った内容を尾田先生が第585話の中で描かれなかった(読者に対して明かさなかった)のは、もちろん意図あってのことに違いありません。
シャンクスとの別れの際に「世界一の財宝みつけて!!! 海賊王になってやる!!!」と言っていたルフィが…
サボとエースには、その夢を語らなかったということは非常に考えにくいです。
おそらくルフィはサボとエースにも「世界一の財宝みつけて!!! 海賊王になってやる!!!」という夢を語っていたはずです。
そして、さらにその夢を叶えた後のことまでルフィは語っていたのではないでしょうか。
エースは、息絶える直前にルフィに
「心残りは……一つある… お前の ”夢の果て”を見れねェ事だ……」
と言っています。(ワンピース59巻 第574話)
この「夢の果て」というのは、ルフィが「海賊王になる」という夢を実現させた後のことなのではないかと考えられます!
そして、ルフィの「海賊王になる」という夢は、サボやエースにとって意外なものではなかったはずですが、ルフィの「夢の果て」(海賊王になった後のビジョン?)はサボやエースがそれまで考えたこともなかったような意外なものだったのではないでしょうか。
(ロジャーの「あの言葉」でシャンクスを驚かせた子供時代のルフィ)
シャンクスは、シルバーズ・レイリーとシャボンディ諸島で久々に再会した際に嬉しそうに子供時代のルフィのことを話しました。
「レイリーさん おれァ本当に驚いたよ!!! ”東の海”(イーストブルー)に…!! ロジャー船長と同じ事を言うガキがいたんだ…………!! 船長のあの言葉を…!!」(ワンピース 52巻 第506話)
シャンクスのこの言葉によって海賊王と呼ばれるようになった男、ゴール・D・ロジャーが言っていたのと同じ何らかの言葉を子供時代のルフィも言っていたことが分かります!
では、このシャンクスの言うところの「船長のあの言葉」とは、いったいどんな言葉だったのでしょうか?これがルフィがエースとサボの前で語った「夢の果て」と同じ内容ではないかと皆さんも思いますよね?
では、ルフィが思い描く自分が海賊王になった後のビジョンとは、いったいどんなものなのでしょうか?
そのビジョンはサボやエースにとっては非常に意外なもので、なおかつロジャーが思い描いていたビジョンとシンクロしてくるものだと考えられます!
ルフィは、シャボンディ諸島のシャクヤクの店でレイリーに「キミにこの強固な海を支配できるか?」と尋ねられた時に
「支配なんかしねェよ この海で一番自由な奴が海賊王だ!!!」
と応えています。(ワンピース52巻 第507話)
そして、ロジャーは、偉大なる航路(グランドライン)制覇を成し遂げる約2年前、エッド・ウォーの海戦が始まる直前に海賊大艦隊の大親分シキに「お前が在り処(ありか)を知る”世界を滅ぼす兵器”と!!! おれの兵力!!! そして おれが長い月日を費やして立てた完璧な計画があれば 今すぐにでも この世界を支配できる!!! おれの右腕になれ ロジャー!!!」と言われて
「おれは”支配”に興味がねェんだよ シキ!!! やりてェ様にやらねェと海賊やってる意味がねェだろ?」
と言い返しています。(ワンピース0巻 第0話)
ルフィ、ロジャーともに「支配」には全く興味を持っていない(支配者になろうという願望がない)ことがわかります。
支配には興味のなかったロジャーは、世界をひっくり返したいと思っていたようです。しかし、自らの命があるうちにそれを実現することはできませんでした。
白ひげエドワード・ニューゲートは、自らの命がもう長くないことを悟っていたロジャーからDとは何かということを聞かされています。この時にロジャーが白ひげに語った内容は明かされてはいません。しかし、白ひげが死に際に
「ロジャーの意志を継ぐ者達がいる様に いずれエースの意志を継ぐ者も現れる…”血縁”を絶てどあいつらの炎が消える事はねェ… そうやって遠い昔から脈々と受け継がれてきた………!! そして未来… いつの日か その数百年分の”歴史”を全て背負って この世界に戦いを挑む者が現れる………!!!」
「センゴク… お前達「世界政府」は… いつか来る…その世界中を巻き込む程の”巨大な戦い”を恐れている!!!」
「興味はねェが… あの宝を誰かが見つけた時……… 世界はひっくり返るのさ……!! 誰かが見つけ出す その日は必ず来る… ”ひとつなぎの大秘宝”(ワンピース)は実在する!!!」
と言っていた(ワンピース59巻 第576話)ことからロジャーが白ひげにどんなことを語っていたのかということをある程度推察することは可能です。
・Dの意志は遠い昔から脈々と受け継がれてきた
・Dの意志を継ぐ者たちは数百年分の歴史を背負い、世界に戦いを挑む
・世界政府は、Dの意志を持つ者が起こす巨大な戦いを恐れている
・Dの意志を継ぐ誰かが”ひとつなぎの大秘宝”(ワンピース)を見つけた時に世界はひっくり返る
といった話を白ひげはロジャーから聞かされたのでしょう。
Dの意志を持つロジャーは、できれば自分で世界をひっくり返したかったのでしょうが、何らかの理由のためにそれができず、自らの意志を継いだ者が世界をひっくり返してくれることに期待するようになったのでしょう。
ロジャーがレイリーと出会った時に「おれと一緒に世界をひっくり返さねェか!!?」と言っていること(ワンピース61巻 第603話)、ロジャー最後の航海に船医として同行したクロッカスが、麦わらの一味の旅立ちを見送った時に「あいつらは… 我々の待ち望んだ海賊達だろうか… 何とも不思議な空気を持つ男だ なァ… ロジャーよ」と言っていること(ワンピース11巻 第105話)を考え合わせると、これは間違いないはずです。
そして、海賊王を目指すルフィがロジャーのDの意志を継ぐ者であることも間違いないでしょう。
ここまで並べてきました材料を”ひとつなぎ”にして考えますとシャンクスを驚かせたルフィの「あの言葉」とは「世界をひっくり返す」だったということになりそうです。
いきなり「世界をひっくり返す」という「夢の果て」を聞かされたとなれば、サボやエースが「は??」と言いながら唖然としていたことにも納得がいきますしね。
ただ……シャンクスと出会った頃の子供時代のルフィが、「ひっくり返したい」と思うほどに世界のことをよく知っていたのかというと、その点は大いに疑問ではあります。
しかし、この点については、生まれながらにしてDの意志を継ぐ者だったルフィは、世界がひっくり返すべきものであることを本能的に知っていた(というより感じていた?)のだと考えればいいのではないでしょうか。
ワンピース第1000話に描かれたヤマトの回想によって、ルフィの言葉とロジャーの言葉が同じものという事が改めて確認され…
なおかつ、その言葉が、常識的な思考をする人間を笑わせてしまうものでありながら…
豪傑・光月おでんのド肝を抜き、ヤマトに感動の涙を流させるものであることが確認されましたね。
最近は、世界をひっくり返した後、世界中の人々と巨大な宴を開きたいとルフィもロジャーも言っていたのではないかと考える人が増えているようですが…ワノ国でのルフィのセリフを考えると確かにそれもあり得るかもしれませんね。