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帝王切開体験談①~出産当日の話~

赤ちゃんを授かってお腹の中で大切に育ててきたママにとって、赤ちゃんとの対面は心待ちのイベントですよね!
でも出産って楽しみな反面、不安や心配が大きいもの。


私は2度の帝王切開を経験しています。
1度目は緊急帝王切開。37週の妊婦検診に行き、その日に急遽出産となりました。

2度目の帝王切開は予定帝王切開。
1度目の出産が帝王切開だったので、母体の安全面を考慮しての帝王切開です。


いずれも不安や心配、産後の痛みなどを伴うものでしたが、赤ちゃんと対面できたときの喜びは本当に忘れられません。
経膣分娩でも帝王切開でも、ママは命がけで赤ちゃんを出産します。不安や心配が尽きないのは当たり前なんです。


この記事では

・帝王切開での流れ(入院、出産までの流れ)

・手術中はどんな雰囲気だったのか

について、私の体験からお話しをさせていただきます。

帝王切開での出産について色々知りたい方に、是非読んでいただきたいです。

この記事が、どなたかの役に立てたら嬉しいです!



帝王切開体験記(1人目出産時:緊急帝王切開)

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初めての帝王切開は、緊急帝王切開でした。


長女の出産予定日は4月中旬でしたが、妊娠32週あたりから血圧が上がり始め、お医者様から「もしかしたら帝王切開での出産になるかもしれない」と言われたんです。

帝王切開になる可能性は誰にでもあることだし、そこまで深くは考えていませんでした。

産院や市町村で実施されている母親学級では、自然分娩への備えの説明は詳しくしてくれましたが、帝王切開についての説明はあまりしてくれなかったので(うちの市町村だけ??)帝王切開についての知識もほとんどなく…。

まぁ大丈夫でしょ!と楽観的に考えていました。
しかし、出産日は突然きたのです。



血圧が急上昇!「今日出産しようか!!」


妊娠37週2日の妊婦検診に行き、血圧を測るとまさかの最高血圧169
看護師さんから「入院グッズは持ってきている?多分今日は帰れないかもしれないよ」と言われる…。

入院グッズは準備をしていたのですが、まさか健診日に入院になるとは思わず持参していませんでした。


「あぁ…どうしよう…」と思いながら診察を受けると先生が
「赤ちゃんは元気だし、推定体重も2700gある。うん、今日出産しちゃおうか!!」と。

その後内診をしてもらいましたが、
「うーん。まだまだ生まれる気配がないなぁ。帝王切開だね!!」と。


健診終了後、病室に連れていかれそのまま入院手続き+手術の同意書にサイン。
手術着に着替え、メイクを落とすように指示される。


もちろんメイク落としなんて持っていなかったので、病院のメイク落としを借りましたが、化粧水等も持っていなかったので肌がガビガビの状態…。

その日は母が健診に同伴していたので、急いで入院グッズを持ってきてもらい、旦那と義母へ連絡。
旦那は仕事中で連絡がつかず、連絡がついたのが手術の1時間前。

母は健診後に病院の診察の予約をしていたのですが、急遽キャンセル。
義母は趣味の習い事のレッスン日でしたが、急遽キャンセル。
理学療法士として働いている旦那は、午後に診る予定だった患者さんへの連絡を同僚に頼み急いで病院へ直行。

とにかくみんなバタバタの状態でした。



手術室に向かう直前に旦那が到着。そして出産へ


旦那がなかなか到着しない中、手術室へ向かう時間に。
看護師さんが私が寝ているベッドを動かし始めたとき、旦那が病室に到着。

「頑張って」と一言もらい、私は手術室へ。(対面時間30秒)

普通だったら急に出産(しかも手術)で不安だらけになるのかもしれませんが、私はかなり落ち着いていていました。
初めて見る手術室に「うわー。ドラマのセットみたい!」と思いながら、辺りを見回していました。(←完全に変質者)

手術台に上がってからは、さすがの私も緊張。
モニターにつながれ、横向きに寝転がり、背中を丸めた状態で麻酔を打たれます。
麻酔は正直怖いですが、痛みはあまりないです。(個人差があるかもしれません)

その後導尿の処置をされ、麻酔が効いたがどうかチェックするため、先生が「これ痛い?」とお腹をつねったりして聞いてきます。
私は麻酔の効きがあまりよくなくて、手術前に麻酔が追加されたのですが、その時には私のお腹は痛み確認をされすぎて真っ赤になっていたらしいです(後日、看護師さんから聞きました)。

そして手術スタート。
麻酔が効いているので、痛みはなし。癒し系オルゴールのBGMが流れていて、先生たちも落ち着いた様子で処置をしていました。
たまにお腹が引っ張られたりするのは痛かったけど、基本的に痛みはないです。

手術開始から10分くらいでお腹をめっちゃグイグイと引っ張られ、それが痛い!
「なになに?なにやってんのー?!?!」と思っていたら、赤ちゃんの泣き声が!!

看護師さんから「生まれましたよ!」と言われた瞬間、なぜかわからないけれど私号泣。
手術台の上で裸になりながら号泣ってちょっとおかしいけれど、緊張の糸が切れたんでしょうね。

とにかく涙が止まらない。でも、安堵。
生まれて初めて「このまま死んでも悔いはないな」って思いました。

数分後、看護師さんが「赤ちゃんを連れてくるので左を向いて」とおっしゃったので首を左に向けてまっていると、小さな赤ちゃんが!
やばい…めっちゃ可愛い♡

1分くらいの短い対面でしたが、対面終了後赤ちゃんは外で待っている家族のもとへ。
私は後処置を受け、30分後くらいに病室へ戻りました。

後処置を受けてるときも麻酔が効いているので、痛みはありません。
麻酔が効いていれば、手術自体は痛みもそこまでなく終わるので安心してくださいね。



帝王切開体験記(2人目出産時:予定帝王切開)

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1度目の出産が帝王切開だったので、母体の負担を考慮して2度目の出産も帝王切開。

病院によっては帝王切開を経験している人でも経膣分娩でお産をさせてくれるところもあるようですが、子宮破裂など恐れがあるためあまりオススメはしないと産院では言われました。

2度目の出産ではすでに帝王切開が決定していたため、妊娠9か月頃に出産日が決まりました。
38週まではお腹に赤ちゃんをいさせた方がよいという産院の方針で、38週4日の日に出産となりました。



前日に入院。赤ちゃんの状態チェックと手術の説明・同意書へのサイン


前日に入院。
その日の夕方に最終的な超音波での赤ちゃんのチェック、手術の説明、同意書へのサインを行いました。

1度目の出産時は緊急帝王切開だったため、手術の説明のほとんどなく何もわからない状態で手術を受けました。
しかし予定帝王切開ではしっかり手術の説明が聞けて、手術を受けることによるリスクや不安点などを質問したりすることができました。

赤ちゃんの推定体重は2800g。健康状態は問題なし。

私の不安点は

・前回麻酔があまり効かなくて追加されたので、今回も麻酔が効きづらいかもしれないこと

・前回の手術痕がケロイド状に腫れあがっていて、今回の手術でその傷痕がどうなるのか

この2つについて質問をしました。

麻酔については手術の際に麻酔科医に行ってくれればその場に応じて対処をしてくれるので心配ないとのこと。
傷痕に関しては同じ個所にメスを入れるので、傷が2か所できるわけではないし、ケロイドになった部分もきれいにするので心配ないとのことでした。

「お腹の中で育てられるのも今日で最後か…」と少し寂しい気持ちと、明日会えるという喜びを感じながらその日は眠りにつきました。



2度目の出産!手術中女医さん二人は終始おしゃべり


出産日当日は朝食抜き。(前日の21時頃から水分も一切禁止)
お腹すいたーと思いながら手術時間まで待機。


2度目の帝王切開ということもあり、緊張もせずリラックスモード。
付き添いにきていた旦那と色々話しをしながら過ごしていました。

手術室に向かう時間になり、旦那は別室で待機。

手術室に入りモニターにつながれたり、手術の準備が始まる。
麻酔科医の先生と軽く挨拶を交わし、「前回の出産時に麻酔が効きがよくなくて、麻酔を追加されているので心配です」と伝えたら
「もし痛みを感じるようであれば言ってくれれば対処しますよ」と言われました。

そして前回同様、横向きの姿勢から麻酔を打たれる。チクッとする痛みはあるが、強い痛みではないです。
ここは心配しなくても大丈夫です!

そして手術開始。
今回は女医さん2人が執刀してくださることに。

これがよかったのか悪かったのか…

手術中、二人でずーっと世間話。
「いやいや、手術と全然関係ない話してるよね?」と思いながら私が不安に思っていると麻酔科医が
「世間話できるくらい、手術は順調に進んでいということだからねー」と軽くフォロー。

あぁ…そうですか。それならいいんですけど…

手術の最中にも「前の出産のときはどこの病院で産んだの?」と女医さんに聞かれ答えたら
「えーあそこの病院って○○って聞いたんだけど、本当にそうなのー?」と完全に世間話。

私をリラックスさせようとしてくれているのか、世間話しながら手術するのが普通のことなのかもはやよくわからない…。

そしてお腹をぐいぐい引っ張られる感覚。
「あぁ…もうすぐ赤ちゃんが出てくるんだな。でも痛い!」と思いながら耐えていると

「赤ちゃん生まれましたよー!!」と看護師さんの声。
でも赤ちゃんが泣かない…

大丈夫なのか不安に思っていたら、遠くから赤ちゃんの泣き声が!!
あぁ…よかった…と安堵!!

前回と同様、数分後に看護師さんが赤ちゃんを抱っこしてそばに連れてきてくれました。
長女と泣き声や顔は違うけど、やっぱり可愛い♡

そして1分ほど対面した後、赤ちゃんは別室で待機している旦那のもとへ。
私は後処置を受けました。

麻酔が早く切れて激痛
赤ちゃんを無事に出産して後処置を受けているとき…

なぁんかお腹に痛みを感じる。
そして器具で色々やられている感覚をすこーしだけど感じる気がする。

でもまぁ耐えられないわけではないし、もうすぐ終わるかなと思っていましたが…
次第に痛みが強くなり、「やばい、麻酔切れてきたのかも」と。

顔しか動かせない状態で周りをみても麻酔科医の姿がないし、「すみません」と一言言えばよかったのかもしれませんが
なぜか私は耐えてしまったんですよね…(笑)

もう後半は痛みとの闘い!!
あぁ…痛い!!早く終わってー!!と思いながらひたすら耐えていました。

どうにか耐えきり、手術終了後に「足動かせる?」と聞かれ動かしてみると、微妙に足が動く。
それを見て周囲はびっくり!!

「やっぱり麻酔効きづらい体質だったんだね!ごめんねぇ!!」と。
いやいや、事前に言いましたよね!!

そして手術室を出る直前に女医さんから

「赤ちゃんが生まれたときは元気がなかったけど、今は元気だから心配しないでね。あと子宮壁が薄くなってきてるから、出産するなら3回まで(あと1回)。子宮内膜症があったら、それも処置しといたよ!」

と言われました。


最後に


今回は帝王切開で出産した体験談について、主に出産当日のことを書かせていただきました。

他の記事に産後の体のことなども載せていますので、参考にしていただけると嬉しいです。

1人目を出産したときは妊娠高血圧症候群を発症して、検診日当日に緊急帝王切開で出産。

2人目を出産したときは、予定帝王切開で出産。
まさかの麻酔が切れ激痛に耐え、子宮内膜症が見つかり処置をしてもらいました。

出産は本当にいつ何が起こるかわかりません!!妊娠高血圧症候群も急に発症するし、緊急帝王切開も誰でもなりうる可能性があります。

1つ言えるのは、帝王切開は決して楽な出産ではありません!!
立派なお産なんです!!

産後の体験談は別記事で書かせていただいていますが、本当に産後の痛みはきついです!!

そしてママは命がけで赤ちゃんを出産します。

是非あなたのまわりに帝王切開での出産を控えている方がいたら、積極的にサポートしてあげてくださいね!

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