帝王切開体験談②~出産後の様子と費用の話
帝王切開体験談①~出産当日の話はこちらから
無事に出産を終えてハッピー!!
これから赤ちゃんのお世話をしなきゃいけないし、張り切っていくぞー♡と思うかもしれませんが、帝王切開も立派な出産であり手術なんです。
そう簡単に体は回復してくれません。
これからは自分自身との闘い、そして赤ちゃんのお世話が始まります!
この記事では、出産を終えた当日から退院までの話、そして帝王切開にかかった費用についてお話しをさせていただきます!
出産日当日(出産後)
出産お疲れ様でした!
出産後はとにかく安静!!
出産を終えたらその日は1日寝たきりです。
というか、足に血栓予防でポンプの機械を装着されますので身動きが取れません!
点滴を打たれ、足には機械、そして導尿もつながれています。
病人と同じですね。
病室に戻って少しすると、看護師さんが赤ちゃんを連れてきてくれます。
自分では抱き上がれないので、看護師さんが赤ちゃんが寝ている自分の隣に置いてくれます。
1度目の出産時は母や旦那がその場にいたので、写真撮影タイムでたくさん写真を撮ってくれました!
(個室だったので気兼ねなく撮れました)
2度目の出産時は大部屋だったことと、旦那は長女の世話をするために既に帰宅していたため一人で静かに写真撮影。
体が動かせないので、ひたすら自撮りしていました(笑)
この日は麻酔が効いているので、身動きとれないのは辛いけれど大きな痛みはなく過ごせました。
出産翌日(2日目)はとにかく激痛!そして歩行開始!1番辛い!!
出産翌日は絶不調。
なぜかというと
・足がポンプにつながれた状態でずっと過ごしているので、寝返りができずとにかく腰が痛い!!
・麻酔が切れ始め激痛
特に後陣痛(子宮が収縮することによる痛み)と手術痕の痛みのダブルパンチ。これは本当に辛い!
帝王切開で1番辛いことはこれなんじゃないか?って思うくらい痛いです。
看護師さんにお願いをして痛み止めをもらい、その薬が効いてくればだいぶ楽になりました。
そして看護師さんが数時間おきに子宮の状態のチェックにくるのですが、子宮のあたりを上から押すんですよね。
これもまぁ激痛!!
痛みに強い私もさすがにこればかりは「痛い痛い…」と声を出してしまうほどでした。
大部屋で隣のベッドに寝ている女性も帝王切開で出産をしていたのですが、カーテン越しに「痛い痛い…」と言っている声が聞こえるので「辛いよね!頑張って!!」と内心エールを送っていました(笑)
また産院によって異なるかもしれませんが、出産翌日から歩行訓練が始まります。
導尿が外されるため、歩けるようにならないとトイレに行けません。
後陣痛、傷の痛み、歩行訓練、本当に出産翌日は大変です。
産後3日目までが痛みのピーク!産後4日目からシャワーが可能に
産後2日目は先ほど述べたように、とにかく痛みとの闘い!
歩行訓練、そして赤ちゃんへの授乳も始まります。
そして産院により異なるかもそれませんが、だいたい産後4日目あたりからシャワーが可能になります。
そのときに改めて自分の体をみると、変わり果てた自分の姿にびっくりするんですよね。
・下腹にできた傷痕
・傷痕の上にのっているだるだるのお腹
出産して身軽になったのは嬉しいけど、もうお腹に赤ちゃんがいない寂しさ。そしてだるだるになったお腹を見て絶望…
色々な感情が生まれます。
帝王切開は自然分娩より1日長く入院するところが多いようです。
私は1度目、2度目の出産とも、出産日の6日後に退院しました。
帝王切開にかかる費用は?
おそらく帝王切開の費用はいくらかかるのか、知りたい方は多いと思います。
私もドキドキしながら請求書を見た記憶があります。
結論から申し上げますと、1人目の帝王切開費用は73万5000万円、2人目の帝王切開費用は31万5000円でした。
なぜこんなに差があるのかというと大きな理由は以下の通りです。
・1人目を出産した病院は不妊治療を行っているクリニックで、もともとの分娩費用が高かった
(ちなみに2度目の出産は地元の総合病院)
・1人目を出産した際は入院から退院まで個室で過ごしたため、個室費用が追加になった(1日1万円)
・妊娠高血圧症候群を発症した上に貧血症状も現れたため、薬代が追加になった
詳しく説明していきますね。
1人目出産時の費用は73万5000円
1人目を出産した病院は、不妊治療を行っているクリニックで、分娩費用が少し高額だったのと、食事のメニューなどもとても豪華な病院でした。(おそらく食事の面でも金額が高かった)
出産日は個室で過ごす決まりで、出産翌日からは大部屋に移動することも可能でしたが、私は妊娠高血圧症候群の影響で産後の血圧が高く、2~3時間おきに看護師さんが血圧を測るため病室へ出入りしている状態。
他の入院しているママさんに迷惑をかけたくなかったので、あえて個室を選択しました。
国から支給される出産育児一時金42万円を差し引いた、315000円を病院で支払いました。
2人目の出産費用は31万5000円
2人目は住んでる地域の総合病院で出産をしたので、他の市に住んでいる方よりは分娩費用が安かったです。
また個室は利用せずに、大部屋を利用。
食事は総合病院ということもあり、他の入院患者さんと同じ病院食だったので食事面でも費用が抑えらえました。
出産費用は国からの一時金42万円でまかなえたので、支払はなし。
出産費用が出産育児一時金42万円に満たなかった場合は、差額請求ができます。
後日書類が送られてくるので、そちらを記入し郵送すると自分の口座に差額が振り込まれます。
その際、出産費用の領収・明細書のコピーと直接支払制度に係る代理契約に関する文書のコピーが必要になるので、なくさないように気を付けましょう!
私の場合、42万円から分娩費用315000円を差し引いた、10万5000円が口座に振り込まれました。
帝王切開は産後が大変!決して楽なお産ではない
帝王切開体験記として、主に出産後の話と費用についてお話しさせていただきました。
私は1度目の出産時は緊急帝王切開だったので、帝王切開への備えなんてほとんどせず臨みました。
しかし陣痛がきて自然分娩の予定だったのに、母体や胎児の問題で急遽帝王切開に…なんてこともよくあります。
本当に出産はいつ何が起きるかわからないので、できれば自然分娩だけでなく帝王切開への知識や備えをしておくことをオススメします。
帝王切開ポイント
・手術中は麻酔が効いているので、ほとんど痛みはない。麻酔を打つときにチクンとした痛みがある程度なので心配しなくて大丈夫
・麻酔の効き具合には個人差があるので、麻酔が効いてないなと思ったら早めに伝えた方がいい!!
・帝王切開は出産翌日が1番痛みが強く辛い
・産後4日あたりからはシャワーもできるし、歩行もスムーズになってくる
1ついえるのは、「帝王切開も立派なお産」だということ。
予定帝王切開や私のように妊娠周期の早い段階で帝王切開になれば、陣痛は経験しないかもしれません。
しかしお腹にメスを入れているので、痛いんです!!
「麻酔効いてるから痛くないんでしょ?」と言われるかもしれませんが
麻酔が効ていればもちろん楽です。
でもずっと麻酔を使えるわけではないし、手術後は本当に痛いんです!!
もしかしたらこの記事を読んでくださっている方の中には、お医者様から帝王切開になる可能性を告げられて「帝王切開なんてショック。自然分娩で産みたかったのに…」と思っている方がいるかもしれません。
重要なのは出産方法ではなく「赤ちゃんを無事に元気に出産すること」です。
帝王切開になるということは、その方法が母体や胎児にとってベストな方法だと判断されたということなんです。
どうか悲観的にならないでくださいね。
私は2度帝王切開を経験して、帝王切開になったことを残念だと思ったことはないです。
むしろ帝王切開のおかげで、今こうやって娘たちが元気に生まれて成長することができたんだと感謝しています。
お産は理想通りにいかないものですが、赤ちゃんが無事に生まれてくれることを1番に考えて、ママはそれに備えましょう!
元気な赤ちゃんが無事に生まれますように☆☆