やさしさが育つ場所。
やさしい人に囲まれている。
とても恵まれたことだ、と常々思う。
僕たちは、地域に新しく入る人間だ。
そんな僕たちを、迎え入れ、気にかけて、時にはサポートしてくれる。
そんなかっこいい大人に囲まれている。
僕たちが自律的に、活動的に、動けているのは
彼らの、ちょうどいい距離で見守ってくれる、懐の深さのおかげだと思う。
やさしさ、って難しい。
僕たちが彼らから感じるやさしさってなんだろう。
それは、遠慮でもない、配慮でもない、批評でもない。
そういう、言動は、あくまでやさしさの結果なんだろう。と思う。
きっと彼らは、尊敬とか信頼とか、そういう無意識で根本的なものを
僕たちに対して持ってくれているんじゃないか。
少なくとも僕はそう感じる。
それはたまに、僕にとっては恐れ多い。
でも、彼らがそうやって接してくれると、僕はより前を向ける気がする。
そんな彼らを、僕はとても尊敬している。
そういう環境に身をおくと、自分もやさしくなれる気がする。
少し余裕がなくなって、周りを見られなくなっていても、
やさしい環境は、僕の肩の荷をスッとおろしてくれる。
そして、僕ももっとやさしくなりたい。と思わせてくれる。
返せないほどの恩を受けて、今度は自分が与えられる側になろう。
と思うようになる。
そう思うと、さらに頑張れる。
こうやって、やさしさがやさしさを育て、
力強い地域の土台が出来上がっていくのか。
彼らにも、あのやさしさを持つかっこいい大人がいたのかな。
そんなことを、帰りの車で、相方と語っていた。