あたりまえの話
今日はあたりまえを愛でよう。
大地は広いし、空は青いし、夜は寂しい。
まだまだある。
おなかはすくし、喉は乾くし、笑えば楽しい。
よくできてるなあ、と思う。
あたりまえのことのはずなのに、もう十分複雑だ。
だって、僕たちの知らないところで、物凄いメカニズムが働いている。
いや、もしかしたら、僕たちが複雑にしているのかもしれない。
あたりまえのことを、解き明かそうとするから、難しくなるのかもしれない。
あたりまえなんてない。
その言い分もわかる。むしろ僕はそう思っている方だとも思う。
そもそも、おなかがすくとかの前に、僕がこうして立っているだけでも奇跡なんだ。
わかる。とてもよくわかる。
でも、そんなに難しく考えなくても、
あたりまえだと思えることは、あたりまえにしておこう。
いつか、あたりまえが壊れる日が来るかもしれない。
だからこそ、今あたりまえだと思えていることを愛でたい。
今日の朝ごはんは、何にしよう。