育児で疲弊していた私を洋服が救ってくれたお話
皆様こんにちは、Kです!
実はKにも子供がいて、育児に疲れ切っていた過去があります。
キラキラした育児なんてできない!したことない!笑
今回は、Kが育児で疲弊していたときに服に救われたエピソードをお届けします。
自分を責め続けた日
子供が小さい頃、
「寝たい。休みたい。何もやる気が起きない。頭が働かない。」
Kはそんな毎日を送っていました。
当時は「産後うつ」なんて言葉、世の中に浸透していなくて(私が知らなかっただけかもしれませんが…)子供をただただ可愛いと思えない私は異常なんだと、自分を否定し続けていました。(今は子供への愛情も溢れ出るくらいあるで安心して下さい!)
ひとりで子育てに向き合い、社会から隔離されて取り残されていく恐怖を感じていたし、ちゃんと母という役割が出来ているのかの自信もなくて。
もう少し外に出たら?ママ友つくらないと情報入ってこないよ?おしゃれして気分転換しなよ。
そんなアドバイスをたくさんしてもらったけれど、
自分の為にあれをしたい!これをしよう!そんな風には思えないし、当時の私には気力がありませんでした。
自分を褒めてあげられた日
産後うつの様な症状から始まり、軽い?育児ノイローゼを経て、そこからやっと抜け出し始めたのは3〜4年経った後のこと(長かったです笑)
その頃には、産後気にも留めなかったお洋服のお店に目がいく位には、私の心も回復しておりました笑
ある日、ふと視線を向けた先に凄く素敵なマネキンさんがいて…
私はそれを見て
「これ好きだなー。このコーディネート着てみたいなー」と忘れていた感情が湧いてきたんです。
まだ私にもこんな感情残っていたんだ、、
それに気づいた日でした。
なんとなくそのまま帰れず、勇気を振り絞って試着をしてみたら、思いがけず違和感なく着ることができて。
その服を着た鏡の自分を見て、
「素敵だよ!よく頑張ったね!」
となんだか褒めてあげたくなって笑
ここまで頑張ってきた自分をやっと認めてあげられた気がしたんです。
私はその日、数年ぶりに自分の為のお洋服を購入しました。
スタイリングで自分を演じてみる日
そこから徐々に自分らしさを取り戻していった感覚があります。
母になった今の自分らしさ。守るものが増えた強さや、しなやかさ。全てがアップデートされた私になっていく感覚でした。
数年前に着ていたお洋服もひっぱり出して、プチファッションショーも開催しましたね笑
何度も袖を通したお洋服が、キラキラしていて新鮮で、気持ちがワクワクしました。
更に新しい発見も!
その時身につけたものによって、自然とそのスタイリングのイメージに近い自分になれる気がしたんです。
かわいい服を着ると、歩き方やしゃべり方が可愛くなったり。
何か決めなきゃいけない時、勝負の日、格好良い服を着ると成功する気がしたり。
運動会で、スポーツできる風な雰囲気を出して保護者競技に自信満々で参加したり笑。
10代、20代の頃にはなかった感覚。
その日の自分を装い、演じ、なりたい自分に近づいていく。
ここから私のお洋服に対する考え方が少しずつアップデートされていって…
今は「どうしたらおしゃれに着こなせるか」ではなく、
「どうしたら自分にしっくりくるのか、どうありたいのか」
を考えるようになりました。
毎日おしゃれに気を使うなんて出来ないし、そんな必要ないんです。
気が向いたときに好きな色や形のものを入れてみたり。着心地が好きだなと思うもので過ごしてみたり。
スタイリングというものが、
心地良くいられるものであって欲しい。気持ちが上がる。安心する。なりたい自分に近づく。
それがとても大切な事だと思っています。
これからもその想いを届けていきたいです。