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「においの世界にようこそ!」 香りによる錯覚のいろいろ
こんにちは! れぼんです。
においのサービスを提供する会社でアルバイトしてます。
だから、においの不思議にとっても興味あり!
ありがたいことに私の周りにはにおいにとっても詳しい人がたくさんいて・・・
今日も、教えてもらったにおいの雑学を φ(..)メモメモ。
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前々回のバニラの話を読んでいただいた方からこんな話が・・・
「レモンの香りを嗅いでいる時はモノの動きがゆっくりに見える。バニラの香りを嗅いでいる時はモノの動きが速く見える」
3年ぐらい前に発見され話題になった、嗅いでいる香りによってモノの動き方が違って見える、という不思議な現象についてです。
へー。そんな現象あるの?と調べてみると、
これは、本来別々とされる異なる感覚が互いに影響を及ぼしあう現象=「クロスモーダル現象」の一つで、2021年に情報通信研究機構(NICT)が発見した新しいクロスモーダル現象だそう。(クロスモーダル現象において、「香りで感情や記憶が呼び覚まされる」といった高次の脳機能ではなく、「映像のスピード感が変わる」という低次の感覚が変わることが発見されたのは、世界初とのこと。)
すっきりリフレッシュする印象のレモンと、甘く柔らかな印象のバニラ。
なんだか、私たちの想像するレモンとバニラの影響とは逆の結果になっていて、意外・・・
尤も「レモン香は脳の働きが早なるので映像が遅く感じる、バニラ香は脳が減速するので相対的にモノが速く見える」とも言えるワケで、そう考えれば納得できますね。
なんだか、相対性理論みたいです。
わたしのアルバイト先のレボーンのにおいの専門家 ハスキー先生によると香りが感覚に影響を及ぼすのもは他にもあるようで・・・
『 モノのスピードのが香りの影響で異なって見えるといった現象と似ているけれど、香りと時間感覚の錯覚にも面白い例があるよ
ラベンダーやカモミールのような効果のある香りを嗅ぐと、時間がゆっくり流れるように感じられる、ペパーミントやローズマリーのような刺激的なもの香りでは時間が早く経つように感じられる。
これは、香りが私たちの注意力や覚醒度に影響を与え、時間の主観的な流れを変えるためだと考えられるね。
よく知られているクロスモダール現象は、嗅覚と味覚。
食事中に鼻をつまむと味がよくわからないのは、香りが食べ物の風味を大きく構成しあるからです。 例えば、フルーツの香りを加えた水を飲むと、実際に果汁が入っていなくても甘味や酸味を感じる。
その他にもね、香りによる空間認知の錯覚ってのも、いろいろ活用できる香りの錯覚だよね。 』
???
香りによって空間認知が変わるって?
もう少し教えてください!
『 香りには、空間の広がりや雰囲気を変える力もあるんだよ。
特に「空間的な広がり」の錯覚を生むことが多く、小さな部屋に森林の香りを焚くと、より広々とした開放感を感じる。反対に、重く温かみのある香り(同様にシナモンやウッド系)は部屋を温かみのある親密な雰囲気にし、空間が少しだけ狭く感じられることがあるんだ。
においによる気持ちの変化だけでなく、空間の広がりの感覚まで変えられるなら、香りをうまく使っていきたいと思うでしょ。 』
なるほど・・・
”私の好きな香り” という選択だけでなく、時間の流れや空間の広がりにまで影響することを意識して香りを生活に取り入れると、私たちの生活の質も向上するのかもしれないですね。
ということで、ちょっとためになる
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れぼんの働いている会社レボーンには、においのビジネスプラットフォームの構築をめざす においのサービスを提供する会社。
さまざまなニオイの中にどんなキャラクターが隠れているのか、それが情緒や感性にどのように関連してくるのか、モノのニオイをばらばらに解体してプロファイリングする官能評価手法やAIを活用し、解き明かしてくれます。
れぼんは、においにまつわるさまざまな話題や出来事に毎日ワクワクしています!
※ REVORN 公式サイト https://www.revorn.co.jp/