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ピーマンかと思ったら・・・ ~レボーンの日常
こんにちは! れぼんです。
においのサービスを提供する会社でアルバイトしてます。
食とにおいの不思議にとっても興味あり!
ありがたいことに私の周りにはにおいにとっても詳しい人がたくさんいて・・・
今日も、教えてもらったにおいの雑学を φ(..)メモメモ。
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6月の終わり、
料理した後に残った種をベランダの植木鉢に捨てた。
それも忘れていた7月のはじめ。
植木鉢に小さな芽を見つけ、大歓喜。
やったぁ。ピーマンの芽だ!
![](https://assets.st-note.com/img/1729615684-B2mi3GMVp0U7Rqk9vXegOdDh.png?width=1200)
なぜピーマンと思ったかというと、小さな芽の葉っぱの先についた種。小さくて平らで、薄い円盤状の形。真ん中からちょっとずれたとこがポコッと膨らんでて・・・まさにピーマンの種!すごいすごい。
そこから2カ月。ついに小さな白い花が咲いて・・・
実が・・・と、よく見たら、なんだか実がとんがってる?なぜ?
![](https://assets.st-note.com/img/1729615821-UGEwhubpn45jxPTfBQHSymOv.png)
お気づきのあなた! そう、そうなんです。
ピーマンの芽じゃなかったんです。
この実の形・・・唐辛子!
ピーマンと唐辛子は、同じナス科トウガラシ属に属する植物。
「種」が本当によく似てる!
実際、ピーマンの種と唐辛子の種を並べてみると、区別がつかないぐらい。
栽培方法や成長サイクルも共通しており、暖かい気候でよく育つのも同じ。どちらも日光と水があればとても育てやすいので、家庭菜園でもよく栽培されてるってて・・・。
確かに、それで、うちの唐辛子も立派に育ったってわけね。
ピーマンと唐辛子の最大の違いは、「カプサイシン」の含有量で、「辛さ」が大きな違い。
でも、実は共通点も多い。
その一つが、ビタミンCの豊富さ。
ピーマンは、100グラムあたりのビタミンC含有量はおよそ100〜150ミリグラムで、これはオレンジやレモンなどの柑橘類を凌駕する量です。唐辛子もビタミンCを豊富に含んでおり、特に赤唐辛子にはピーマンと同等かそれ以上のビタミンCが含まれています。
ただ、唐辛子でビタミンCを摂取しようとしても、辛くてそんなに食べられないのは残念ですけどね。
もう一つの共通成分は、カロテノイド。
カロテノイドは、赤や黄色、オレンジ色の植物に多く含まれる色素でその一部がビタミンAとして、身体の維持や免疫機能の向上、皮膚や健康を守る働きをします。
ピーマンと唐辛子は、特に赤色やオレンジ色の品種で、このカロテノイドを豊富に含んでいます。例えば、ピーマンが熟して赤くなると、カロテノイドの種類である「β-カロテン」が増加します。同様に、赤唐辛子に豊富なβ-カロテンが含まれており、抗酸化作用による体の老化を防ぐ効果が期待できるというわけ。
ちなみに、 唐辛子はピーマンの、10倍以上の含有量なので、ちょっとしか食べられない、唐辛子でも、結構効果あり!
ここでにおいの会社で働いている れぼん。香りのことも気になった。
せっかくなので、ハスキー先生に、ピーマンと唐辛子の香り成分の違いを聞いてみた。
「うーん。香りの特徴は、異なるね。
ピーマンは独特の青くささや爽やかな香りを持つのに対し、唐辛子には意外と清涼感や爽やかでフルーティーの香りがあるんだよ。
唐辛子の清涼感は、シネオール。清涼感とともにほんのり甘い香りを持つ成分で、ユーカリやローズマリーにも含まれることで知られてるよね。特に、乾燥唐辛子だと、このシネオールによる心地よい香りがより優先に感じられるような気がするよ。
唐辛子には、リモネンも含まれていて柑橘系の爽やかでフルーティーの香りも持っているんだ。
その他にも果実やハーブ、スパイスに多く含まれるテルペン類も、唐辛子にスパイシーさやフレッシュさを与えてるんだ。」
いやぁ。意外。
唐辛子に清涼感とかフルーティな香りがあるとは。
んん? そういえば、青唐辛子などは、清涼感が強いので、夏に炒め物を擦る時、多用している気がする。
いやぁ~ そうなのか、そうだったのか。
やたらに納得。
「ちなみにね。ピーマンの特徴的な香りには、ナッツのような風味や香ばしさを感じる成分、ピラジン類も関与しているんだ。
特にピーマンが焼かれたり炒められたりすると、生の状態とは異なる香ばしい香りが漂うでしょ。
ピーマン炒めっておいしいよね。そのうまさの基がこれ。」
おお!
最近、ピーマンを手でちぎって、ヘタや種まで全部使って、油でいためて、ちょっと醤油と味の素で味付けをした簡単おつまみが大好きなの。
きっとこのピラジンの恩恵を受けてるわ(^_-)-☆
って、ここで気付く。
そうか・・・最近ピーマンの種は食べちゃってたのね。だから、蒔いたのは唐辛子だった・・・
思いがけずたくさんの新鮮な唐辛子を収穫できそうなので、唐辛子の清涼感やフルーティさを楽しんでみることにしようっと。
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れぼんの働いている会社レボーンには、においのビジネスプラットフォームの構築をめざす においのサービスを提供する会社。
さまざまなニオイの中にどんなキャラクターが隠れているのか、それが情緒や感性にどのように関連してくるのか、モノのニオイをばらばらに解体してプロファイリングする官能評価手法やAIを活用し、解き明かしてくれます。
そのレボーンには、ヒトの感覚を高感度で使いまわすにおいの専門家が。その専門家のひとりが、ハスキー先生。
ハスキー先生は、すごいひとなのです。ハスキー先生は人間型香り分析犬みたいな存在。いわゆる「におい」は、様々な香りが複雑に交じり合っていますが、香りの多様性と複雑さを犬並みの嗅覚とびっくりするような記憶力で分解、分析します。
れぼんは、においにまつわるさまざまな話題や出来事に毎日ワクワクしています!
※ REVORN 公式サイト https://www.revorn.co.jp/