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AveMujica 今後のメディア展開書き散らし妄想

2025年1月2日より放送開始したTVアニメ「BanG Dream! Ave Mujica」
バンドリアニメシリーズ最新作であり、AveMujicaはMyGO!!!!!と同じバンドリ第三世代バンドにあたる。
今回は特に現在放送中のストーリーに触れず、メディアミックス展開としてギミックが非常に面白いなと感じたのでその点についてTwitterでもいくつか妄想したのをまとめてnoteに書こうと筆を執ることにした。
※一部AveMujicaのネタバレはあるが現時点で1話分のみとする。


MyGO!!!!!・AveMujicaはリビルド作品だ。

まず最初に書くのはメディアミックス展開の話ではなく作品そのものに持った感想から。

MyGO!!!!!放送中にあった感想文コンテストにも書いたのだが、AveMujica1話を見ると、これはバンドリ(ブシロード)コンテンツをリビルドしているな…と改めて気付かされた。

「BanG Dream! Ave Mujica」の前作にあたる「BanG Dream! It's MyGO!!!!!」はシリーズ原点であるPoppin'Partyを彷彿とさせるシーンがあり、またギターの要楽奈はPoppin'Partyたちの恩師にもあたる都築詩船の孫であったり、原点を踏襲した作品かつ続編でありながらも単体で楽しめるものになっており好評を博した。(特に中華圏)
MyGOシリーズはバンドリアニメ1期を再構成して、簡単に言えばより人間関係を生々しくしたものになった言えよう。
ただそれだけに10話のカタルシスは凄まじいものであった。

それから1年半、やっと続編の「BanG Dream! Ave Mujica」が始まった。
MyGO編でもキーマンであった豊川祥子は母親と死別しており、酒浸りの父親と暮らしていることなどが明確になり、これは小説版バンドリの山吹沙綾の設定であると気付かされる。

↑時を経て何度も味わいが変わる”1000回潤んだ空”

AveMujica本PVより

小説版バンドリでは主人公戸山香澄と山吹沙綾は全日制と定時制で交わる存在ではなかったが、同じ机を介して文通する仲であった。
なんとなくだが、本PVより出てくるこの”祥ちゃんは幸せ?”というカットシーンから高松燈と豊川祥子は、小説版の戸山香澄と山吹沙綾のそれ(文通)を彷彿とさせた。

あとこれはちょっと面白いなと思ったのだが、作品内の世界ではAveMujicaの仮面をつけている限りはどうにも正体がわからなかったのだ。
現実世界でのAveMujicaは0thライブ終了時点でほぼ全員の面が割れていたぐらいだが、作品内では一番有名なVo.三角初華ですら仮面をつけていると誰にも正体がわからないのである。
これでは同じブシロード作品のミルキィホームズの登場人物「怪盗アルセーヌ」そのものだ。

若干滑稽ではあるが、こういうところからも要素を汲み取って拾ってくれているのかなと思うとブシロードオタクとして嬉しくなってしまう。
知らないところでミルキィ要素を拾っているのかもしれないので注視して見ていきたいなと感じた。

なぜ執拗に3話先行上映をするのか、気になった。

MyGO!!!!!の時は先行上映そのものはあったが、地上波放送の時にも3話まで一挙放送されてこの施策自体は昨今の流行りかなとも感じているものではあるが、AveMujicaも同様に3話まで先行公開された。
しかし地上波放送は1話のみ。
3話まで見るには一部の劇場に足を運ぶしかなかったのだが、先日こんな発表があった。

3話を雑に(?)新春大発表会で上映してしまうのである。
私は3話まで既に劇場で見ていて、今作こそ3話一挙放送すべきだったのでは?と思うぐらいの出来栄えと衝撃で非常に楽しみにしていたのだが、どうにも3話までの扱いが雑というか、どんなタイミングでもいいから3話までをなんとか見てほしいという意図をこの施策から感じた。
私は「3話こそ横一列で見たら結構話題になったんじゃないか?」と思っていたのだが…
要は3話までは我々のようなアーリーアダプターに見せて、ネタバレ抜きで「ヤバい」という感想を漏れ聞かせ3話までをフックに使い、本丸を4話としている節がある。
これに関しては1月2日にニッポン放送で放送されたラジオにて吉田アナからも3話の感想を一切抜きにして4話がヤバいと言及があったことだ。

これは偶然の合致だが、なんと4話放送直後のライブがリスアニLIVE!2025である。
外部フェスなのでそこまで大胆なことはできないだろうが、何かはありそうな気がするのでより楽しみになったといえる。

そしてリスアニでMCやる時キャラと中の人、どっちで来るのかというのも気になる。
これはまだ自コンテンツライブにてAveMujicaは素のMCしてないからだ。
リスアニLIVE!はライブ後の転換中にMCが挟まるので素のMCを外部フェスで果たして初披露するのだろうか…?ということである。
MyGO!!!!!はアニメ発表時から自コンテンツライブにて素のMCをするようになったのでリスアニの時はそれが自然ではあったが、AveMujicaは自コンテンツライブではMCが一切なく、今も世界観を保ち続けている。

よい夜を―

フリーライブ、なんで?

2025年2月2日、AveMujicaのフリーライブが開催されるのだがこれも妙である。

本来ならお金をとってもいいだろうと思うし、MyGO!!!!!の5thライブはアニメ放送中にあったわけだが、こちらはバンドリの歴史でも記憶にある限りでは初めて(みゅーたいぷ除く)の無料ライブだ。
12月にAveMujica4thライブがあったのでスパンは短いとはいえここを無料にする必要はないと思うし(みんなお金払ってでも見たいだろう)全編Youtubeとbilibiliで公開されるという。有料ストリーミングですらない。
アニメ放送直後だから露出を増やしたいという単純な意図であるのかもしれないが、10年バンドリオタクやってるとこれは非常に不気味だなと感じた。

MyGO!!!!!は12thで再現ライブを行い大成功を収めているのだが、AveMujicaはアニメ放送から4月のMyGO!!!!!との合同ライブまで単独ライブはここにしかなく、単独で再現ライブを行うならここにしかチャンスがない事実もある。
となると、再現ライブというものを全世界に示すフリーライブになる…のだろうか。
2月2日までに放送されるのは5話まで、果たして…

見逃せない、第三世代バンドの行く末

第三世代バンド、「MyGO!!!!!」と「AveMujica」
「キャラクターとリアルライブがリンクする」というキャッチコピーは第三世代から「“現実(リアル)”と“仮想(キャラクター)”が同期する」と言い換えられた。
ラブライブのμ'sの頃からリアルライブでキャラクターを演じるということが多く求められるようになり、それはバンドリのコンセプトともなったが、MyGO!!!!!からはMCまでもが完全にキャラクターで行われるように徹底されこのキャッチコピーの変容を強く実感するばかりだ。

これらのメディア展開を経て、4月には大トリとも言えるマイムジ合同ライブが行われる。
Kアリーナというバンドリコンテンツの中でもベルーナドームに次ぐ規模のキャパでDAY1:Petrichor、DAY2:Geosmin。
バンドリ10周年の年、まさにコンセプトの集大成になるものと期待したい。

※ポピパ10周年武道館も楽しみ。

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