ボリビアでEnjoy Musicするということ

日本在住のころ、これといって音楽活動をしたことのない私が
なんでボリビアに住み始めたとたんチャランギスタ(チャランゴという楽器を演奏する人)になったのか。

テレビにでることもたびたびあって、演奏依頼をいただくこともたびたびあって、自分で大きなコンサートを主催することもあって、……

当時の録音を今になって聞いてみると、私ってプロ顔負け、上手だったじゃないの。と感心する。

周りには、ボリビア人のマエストロだったりアイドルだったり、
トップレベルのプロが、たくさんいた。
すごい環境だったんだけど、ボリビアのラパスで音楽をやっていると
それが普通だったりする。
日本人の、プロとか自称音楽家とかも、そこらじゅうにいた。

この環境に慣れて帰国すると、
日本で日本人やペルー人などがやっている
ラテン音楽イベント、
ダンスレッスンとかパーティとかが、
偽物っぽく感じる。もちろん本物もいるけど。

偽物が上から目線で間違ったことを偉そうに教えて金を取っているという現象が、日本では珍しくないという印象。もちろん本物もいるけど。

ボリビア人のマエストロたちからマエストロと呼ばれている日本人は
数名いらっしゃって、ボリビア在住の方もいれば日本に帰って来て活動されている方もいらっしゃる。だから、もちろん日本にも本物がいるけど。

だけどやっぱり、ときどき本物のレッスンを受ける環境より
生活そのものが本場の本物のボリビア音楽にあふれている環境って、
全然違う。

なのでやっぱり、ボリビアは音楽を楽しむには最高の環境でした。

・ちなみに、私はあえて「フォルクローレ」とか「民族音楽」という言葉を使わない派です。

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ひっくりカエル
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