#021 Blocktones
今回は、最新の音楽NFT「Blocktones(ブロックトーンズ)」の人気の理由を深掘ってみたいと思います。
1. 運営
(1) BLocktones
Blocktonesは、法人としての情報はほぼ開示されていません。創業者は、Gino The Ghostというグラミー賞受賞音楽プロデューサー、またMichael Mauroという舞台・ライブデザイナーの2名です。
創業者の2名は、業界内の実績も高いですが、Web3に関してどこまでの知見を有しているかは未知数です。
2. コンテンツ
(1) 音楽NFT
BlocktonesのNFTのデザインはMDのようなディスクに、独自の音楽が付属しています。これらの音楽はジェネラティブで生成されています。
楽曲自体は、Dance / Hip Hop寄りの非常にクオリティの高いInst音源になっており、全楽曲がオリジナルです。
3. ユーティリティ
(1)IP権利
Blocktonesも音楽の全知的財産権をホルダーに付与しています。ホルダーがプロデューサーになり、自身のIPを育てることを促進したいようです。
このため、YouTube配信にて自身の楽曲を再生してほしいホルダーをDiscord内で募集し、選定された100人のホルダーに対しては、1人10USDCが付与されました。
(2) ロードマップ
Blocktonesも、音楽レーベルの創設を目指しているようです。NFTホルダーがマスター(原盤権)を所有し、プロデューサーとしてクレジットされることを目指しています。
また、AnamXRを活用したメタバースでの展開に対しても意欲的ですが、どこまで実現可能かは不透明です。
Blocktonesのレーベルの発足に伴う楽曲リリースにあたっても、リリースに使用された楽曲のNFTホルダーがクレジットされるものの、収益分配、等、DAO的な要素は設けられておらず、Web2よりの思想が強い印象を受けます。
4. Blocktonesのまとめ
ここまで、Blocktonesの運営、コンテンツ、ユーティリティについて見てきました。
Blocktonesは、運営の知名度、またコンテンツのオリジナリティとユーティリティの各観点において、他のプロジェクトとの差別化が大きくない印象です。このため、取引総額も1,500万円程度で収まっており、他のプロジェクトの1/10の規模で落ち着いています。
ここからは資金調達、等、のビックイベントによるユーティリティの拡充、及びホルダーへの収益分配を伴うコミュニティのDAO化、等、を図らないと巻き返しは困難である印象ですが、比較的無名の運営が立ち上げプロジェクトの展開方法を学ぶ上でも、注視したいコレクションの一つです。
また、最新の音楽NFTがリリースされた際に、深ぼって解説をしていきたいと思います。今後の記事の更新を情報を取得するために、
①Noteのフォロー
https://note.com/revolte/all
②Twitter(ЯÉVOLTE)のフォロー
https://twitter.com/revolte_jp
③Twitter(Kitsune DJ)のフォロー
https://twitter.com/DJ_FOX_JAPAN
をよろしくお願いします!ご質問があれば、お気軽にコメント下さいね。