#011 Dogg on it Vol.1
今回は、世界No.8の音楽NFT「Dogg on it Vol.1(ドッグオンイット)」の人気の理由を深掘ってみたいと思います。
1. 運営
(1) Death Row Records
Snoop Doggは、ヒップホップ好きであれば知らない人はいないほどのレジェンドラッパーである。彼のキャリアのトータルセールスは3,500万枚を超えるほどの人気だ。
そんなSnoopは、1998年に創設メンバーでもあったレーベル・Death Row Recordsを脱退した。その当時のCEOシュグ・ナイトは保護観察違反で刑務所におり、レーベルの劣悪で暴力的な環境に嫌気が刺していたようだ。
その脱退から24年後の2022年に、Snoop DoggはMNRK Music GroupからDeath Row Recordsを買収し、オーナーとして返り咲いた。そして、彼はこのDeath Row Recordsを「NFTレーベルにする」と宣言している。
2. コンテンツ、ユーティリティ
(1) Mixtape
そんなSnoopのDeath Row Recordsから発表されたNFTコレクションが本作である。イラストは彼が保有する既存のNFTコレクションを活用。そして楽曲は1楽曲を4バージョン(フルソング、Inst、アカペラ、フック&ビート)に分けてリリースした。
これは、NFT購入者が二次創作を作りやすいための施策だと考えられる。歌詞には「OpenSea、Boread Ape」などのNFT関連ワードも散りばめられており、また次々と新しい曲がリリースされ続けている点も興味深い。
(2)二次創作
ホルダーには、NFTのデータを活用して、自身の楽曲としてリミックス・マスタリングする権利が付与されている。
Snoop Doggの知名度、及びDeath Row Recordsの買収の話題も相まって、本NFTは注目され他を圧倒する25,000回の取引回数になっている。
但し、ユーティリティは二次創作のみであり、徐々にFLoor Priceは減少し、現在はリリース時の1/10に落ち着いている。
3. Dogg on itのまとめ
ここまで、少ない内容ではあったが、Dogg on itの運営、コンテンツ、ユーティリティについて見てきました。
Dogg on itは、他のNFTコレクションと比較して、Snoopの人気が訴求ポイントになっており、ファングッズとしての色合いが強いです。
このため、最初は話題になって購入する人が増えるものの、ユーティリティが十分に用意されておらず、時間の経過とともに需要が減少するファングッズ系NFTの典型的な例といえるでしょう。
次回の記事では、同じSnoop Doggによる音楽NFT9位のB.O.D.Rを深掘りたいと思います。今後の記事の更新を情報を取得するために、
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