#015 ChillRx
今回は、世界No.12の音楽NFT「ChillRx(チルアールエックス)」の人気の理由を深掘ってみたいと思います。
1. 運営
(1) DEFIENT
ChillRxは、米国のDEFIENTという会社によって立ち上げられたNFTコレクションです。DEFIENTに関しても、あまり情報開示がなされておらず、2018年に創業された会社のようです。
アーティストのChillPillが中心のコレクションですが、ChillPill自身はグラミー賞にノミネートされた経験のある音楽プロデューサーのようです。
また、その他のメンバーも音楽業界を中心に、強力な業界経験者が揃っており、プロジェクトの信頼性を担保しています。
2. コンテンツ
(1) 3Dデザイン(薬)
ChillRxのNFTは、3Dキャラクターのピル(薬)のみのシンプルなNFTです。楽曲は含まれていませんが、3Dデザインなので、キャラクターに重みがあります。
これらはクラブのメンバーシップとして位置付けられており、レコードレーベルをコミュニティで構築する上での、チケットの扱いです。
(2) Web3レーベル「グラミー賞・受賞」
今後のロードマップも明確にされており、楽曲ストリーミング再生数から、グラミー賞のノミネート、音楽ビデオゲームの開発、オーディオプラグインの開発、等、多岐に渡った計画がなされています。
何より、「グラミー賞を受賞した最初のWeb3コミュニティ」を目指すという明確な目標が掲げられており、音楽NFTコレクションの中でも、コミュニティ色の強いプロジェクトになります。
3. ユーティリティ
(1) Discord、イベント、収益分配、Airdrop
ChillRxには豊富なユーティリティが用意されており、Discord内で音楽業界関係者とのネットワーク、共作の機会の提供、イベント開催、楽曲配信の収益分配、またAirdropが計画されています。
この中で、楽曲配信の収益分配やイベント開催はまだ実施されておらず、現在準備中であると考えられます。
(2)他コレクションとのコラボ
ChillRxのDiscordホルダー限定チャンネルでは、定期的に他のNFTプロジェクトのWL・ALの配布、Giveawayが行われています。
ホルダーは、ChillRxを保有していると、他のNFTコレクションを安価に入手できることから、積極的な応募が行われています。
(3)楽曲オーディション、ステーキング
先程、楽曲の収益分配はまだ実施されていないと記載しましたが、現在は楽曲のオーディションがDiscordのホルダー限定チャンネル内で開催されています。
具体的には、運営側からInst音源(Chill Flips)が共有され、それを元にホルダーが作曲して投稿し、その他のホルダーが投票を実施して、優勝者に$200が支払われ、ChillPillのSoundCloudにて公開されるというものです。
ホルダーは優勝すれば賞金が手に入るため、一定のインセンティブに寄与しているとは思いますが、毎回1名しか選ばれないため、どこまで訴求力があるかは不明です。
そこで、運営は「ステーキング」のユーティリティを発表しました。ChillRxのステーキングでは、毎日$8.08受け取ることができ、今後リリースされるParty Pills を入手する際にも活用できます。
このステーキングの新ユーティリティを発表したことで、ChillRxのFloor Priceは、発売時の価格水準まで増加しました。
4. The ChillRxのまとめ
ここまで、ChillRxの運営、コンテンツ、ユーティリティについて見てきました。
ChillRxは、Web3レーベルでグラミー賞を受賞するという明確な目標と、Floor Priceを維持するための豊富なユーティリティ、そしてステーキングと今後のParty Pillsのリリースも計画されており、注目度を継続できています。
運営が、定期的に新しいアナウンスや取組みを発表することで、NFT自体の価値を下げないことは、音楽NFTコレクションをリリースする上でも非常に重要な姿勢でしょう。
次回の記事では、音楽NFT13位のDreamloopsを深掘りたいと思います。今後の記事の更新を情報を取得するために、
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