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5万5000円の焼肉

「一番好きな食べ物はなに?」と聞かれたら真っ先に挙げるのが「焼肉」で最低でも一ヶ月に二回は行かないと落ち着かないぐらいなんですが、せっかくだしここいらで普段食べてる場所よりもさらに高い店に行って味はもちろん、いつもと違う雰囲気やサービスを体験して焼肉好きとしての視野を広げていきたいなと思い、今回は西麻布にある「焼肉X(てん)」にお邪魔しました。

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東京都港区西麻布1丁目4−46 スプレンディット西麻布B1F カーサ西麻布

https://nishiazabu-yakiniku-ten.com


入店からスタートまで

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住所の通り店は地下1階で全て個室(全席事前予約のみ、メニューは数種のコースのみ)、トイレに行く時も店員に案内されるので他の客に会うこともないという徹底したプライベート空間で、芸能人がお忍びで来るのにもうってつけそうな仕様でした。

個室に入るとすぐに焼き師の自己紹介が入ります。
そう、この店は各個室にそれぞれ専属の焼き師が付いてその時に焼く肉を一番食べやすい状態で焼いてくれるので我々客が肉を焼くことはありません。


そして巨大な宝箱からはこの店が取り扱う但馬牛が出てきて紹介が入ります。一番の撮影ポイントですね(笑)



前半

前半は牛の出汁が効いたコンソメスープ、前菜、肉刺しなどコースらしく軽いものから出てきます。

肉刺しは焼き師とは別の人が来てその場で切って出してくれるのでライブ感を楽しみつつ味わえます



中盤


ここから本格的に肉が攻めてきます。

まずは但馬牛に宮崎の卵を乗せ、その場ですりおろしたトリュフも加わったユッケとその隣には上にキャビア、下にはユッケが敷き詰められたWのユッケが出てきました。どちらも味が濃いめでワインが進みます。

ワインはコースとは別でその時の料理に一番合うものを入れてくれるので相性は常に完璧です。


お次はタンが出てきましたが、前述の通り焼き師が焼いてくれるので肉の質も相まって柔らかさは完璧。噛むほど味が出る味わい深さで、あんまり食べ物を噛まない悪い癖がある私でもずっと味わってたいぐらいでした。


次に出てきたのが但馬牛で作ったハンバーグを特製のソースで味付けし、パンに挟んだ贅沢なハンバーガー。
一見食べにくそうに見えますが、ハンバーグ部分がかなり柔らかいので一切こぼさずに美味しく食べれました。
これもかなりワインに合いましたね。




後半


後半からはカルビなど定番どころの各部位と〆のご飯、デザートに入ります。


シャトーブリアンやハラミなどそれぞれ旨味と脂身のバランスと美味しさが強烈で、ちゃんとしたお肉特有の「見た目以上の密度」を強く感じました。
もちろんタレだったりトリュフをすりおろしたり肉以外のこだわりはここでも発揮されていました。

肉を堪能した後はモツを使って炊き込んだひつまぶしならぬ「もつまぶし」も出てきて山椒やカニのエキスが入ったガーリックチップ、そして出汁を自分の好きな分量で味変しながら楽しみました。


最後はその場で作ってもらった梨のジェラートをデザートに出されコースは終了……


とはいかず、なんとお土産としてカレーパンがふたつ貰えます。当然中の肉は但馬牛を使っていますので食べやすさと味わい深さは◎
食べてはい終わり!ではなく帰った後にも楽しみがあるのは夢時間がプツンと途切れず余韻に浸れて嬉しいですね。



最後に

料金はコース料金+ワインのセット+サービス料を全部足してこの記事のタイトル通り5万5000円でした。

そんなほいほい来れるだけの財力はありませんが、それだけの確かな味とサービスを兼ね備えているなと感じましたし、また機会があったらぜひリピートしてみたいなと思いました。
シンプルに「個室でコース中常に焼き師に世話をしてもらう」という経験ができたのも貴重でしたね。



それでは


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