見出し画像

BCF2024全国優勝!!!リンクマクロス解説+今期振り返り

割引あり

はじめまして、もしくはお久しぶりです、スクレボです。
BCF2024お疲れさまでした!

今回はBCF2024において東京地区から使用し京都地区で権利を取り、全国決勝大会で優勝したマクロスの解説記事になります。

冒頭の無料部分ではマクロスを使った理由や今期の感想、簡単なデッキ紹介を約5000字ほど語っています。
有料部分では構築変遷、デッキ解説、対面相性などについて約3万字ほど語っています。
対面相性の部分はちょっとした環境総まとめみたいになってしまいました。

地区予選のレポートは以前のnoteで殴り書いていますのでそちらにて。

全国予選のレポートなどはガハハチャンネル様の方で軽く話していますのでそちらをご覧下さい。

全国決勝は公式の動画で。

インタビューのところは温かい目で見てください…

※この記事では簡略化のため互換名を多用しますがご了承ください。

無料部分のスクショのSNS投稿ぐらいであれば問題ありません。
有料部分の転載はやめてください。

誤字脱字などがあればこっそり教えてください。
(2024/08/11 誤字脱字修正と加筆を行いました。)


~BCF2024振り返り~

・自分のデッキ選択の志向について


まず前提として自分がwsに取り組むにあたっての目標に、
「自分で組んだデッキで結果を出す」
というものがあります。

MTGのプレイスタイル論で用いられる、ティミー(体験志向)、ジョニー(自己表現志向)、スパイク(競技志向)の中だとジョニーに当たる、デッキビルダー気質の人種です。
ちなみにCSに出る人の8割はスパイクだと思っています。

いつの環境もTier1をコピーして使うということに楽しさを見いだせない部類でした。
Tier1使ってCSで5-0しても、まあデッキが強いだけだしな…となりあまり楽しめないレベルの捻くれ者です。
よくトリオでは横に環境山使えと言われてました。
なので、良くも悪くも専用機しか使えない、使いたくないプレイヤーでした。

・地区予選編


BCF2024地区予選開始時点の環境では、相手の山を下から控え室に置きそこにあるCXの枚数分バーンを与える、俗に言うドリームというカードばかり環境にいて、それらを耐えて勝つアリスギアとルーナが多いという認識。

ドリーム VS 8電源

自分は詰め全振りの山は下手だし運任せドリームもしたくないし自信も無いため4ー1でもワンチャンある抽選枠が良いな…ってことで、最初は負けづらい山を探していました。

しかし、アリスギアルーナと面で渡り合えて、ドリームを耐えれるよう防御札を構えられる山なんてなかなかありません。
それが出来そうな8電源系統の山はそこそこ見つけられたのですが、序盤が弱すぎて勝てないという印象でした。
まさかこれができる山が後半Tier1になるとは…

とりあえずトリオ用で回していた青ブタが候補となっていたところ、タイカプ用の山を探す際に去年後期にボコボコにされたマクロスを発見。
タイトル好きでピカピカに光らせていて、フリーでたまーに回すぐらいの山でした。

タイカプの練習をしようとしても、皆マクロスを組んでいないため環境デッキと対面することに。
練度はそこそこあったので回したところ、キャンセルさえ噛み合えば擬似リフを繰り返しイージーウィンが頻発。実は結構強いのでは?

なんで使わなくなったのかなと考察してたら、前期は面が一生踏めない上バーンを飛ばされるルーナと、面を絶対踏めない上に山がめちゃ強くなるし松明まである転スラと、早期からストックドカ積みが可能なPIXERにボコボコにされたからでした。

雑魚デッキチェッカー

転スラは規制で大幅に数を減らし、ルーナは抽選が弱くて母数が減ると思っており、PIXERはアリスギアに無限ヒールされると倒しきれないということを知っており、不利対面が少ないと踏んで調整へ。

試しに東京ネオスで使ったところ柵越え出来たので、今期はマクロスと心中、京都で全国の権利を取る事が出来ました!
そして全国の山を探す日々へ…

・全国編


全国では全勝のWサイドとSサイドが1人ずつ、タイトルが被っていない次点のWサイドとSサイドが1人ずつ決勝トーナメントに上がるルールであったため、数が少なそうなサイドの自信ある山を持っていくべきというのは参加者共通の認識だったと思います。

今期はTier1のアリスギアと青ブタ、ホロライブがWサイドで、Sサイドはプロセカくらいしかいない環境だったのでSサイドが抽選で強いことは一目瞭然。
名古屋地区終了後から8電源シャニマスが爆増したため、Sサイドかつシャニマスプロセカと渡り合える山が良いと判断。(なおプロセカはほとんど数を減らすと予想)

もちろん出るからには勝ちたいので青ブタ、四葉、シャニ、グリザイアと色々と候補である山を回しますがどうもしっくり来ず、どうしたものかと思っていました。

そこでふと考えたのが自分がどう勝ちたいのか、どうするのが最も後悔しないか、でした。
冒頭で話した通り自分はビルダー気質…

────やっぱ、自分で組んだ山で勝ちてえな

座右の銘にしたい

正直全国が決まった時点で全国もマクロスと心中だな、と8割型思っていました。
抽選が強そうなSサイドで、各種8電源とも渡り合えて、初見殺し性能があって、プレイが確立してきていて、好きなタイトルかつ自分で組んだ50枚。
これしかないと思い、全国会場へ。

泣いても笑っても ラストミッション!
みんな 楽しむ準備は いいんかね!


蓋を開ければ予想以上に電源環境でメタ読みが刺さり、なんと全勝優勝!
決勝トーナメント中は殆ど緊張せず、この風に乗れれば勝てるという一心で対戦していました。

好きなタイトルで全国全勝優勝、感無量です。
当日は実感わかず夢を見ている気分でしたが、今までの人生で一番の成功体験でした。

公式の方々、対戦相手の方々、応援してくれた方々、調整に付き合ってくれた方々、そして共に戦ったデッキ、本当にありがとうございました!!!

~リンクマクロスについて~

・デッキ概要


全国の感想はこのくらいにして、そもそもマクロスって何するの?っていう人も多いと思うので、軽く解説します。

マクロスΔの追加が来てからのマクロスシリーズは、今までのWSのデッキの中でもかなり特殊なCXを何種類も採用することで強力な効果を使うコンボデッキです。
そのギミック自体は初音ミクやグリザイアでもありましたが、ファンデッキ止まりの印象。それをブースターのメインテーマとして収録したのがマクロスΔです。

労力と対価が見合ってない

強みとして
・翔べ女神イベントを2枚飛ばすことで貼ったCXが控えのCXと同名になり、それを活かして違う連動を組み合わせて大量の手札アドバンテージを取るリンクギミック

カナメ→カナメ→美雲と出すことで4アド

・クライマックスを散らすことでレベル0からでも擬似リフを喋れるレイナによって強い山を維持できる

メドレーを表現した原作再現(多分)

・8宝並に1001を貼る上ドラ総数が20枚近くになることによる、平均打点量の高さ

の3点が挙げられます。

弱みとしては
・リンクギミックをするための飛べ女神が単純に2コスト2ハンド損失する
・リンクギミックが達成するまで、またダメージが抜けた時のプレイングが難しい
・相手のストック圧縮を崩せない
の3点が挙げられます。

この弱みが大きく、発売当初は話題に上がったのですが皆諦めてそれ以降研究が進まないタイトルという認識でした。
また発売当初はチェンソーと転スラが環境に居て、それらのストック圧縮を崩せない山は低評価になることが多かったのもその要因となっています。

しかし強みの擬似リフが相当な壊れ性能で、他の山における
・山上で止めすぎて山を削るのにリソースを使いすぎる
CXの戻りが少ないまま次の山で戦うしかなく、打点が抜けてしまう
という事象が起こりづらいです。

つまり序盤さえ乗り越えれば他の山で中盤以降に起こる下ブレが起きづらいということで、総評として序盤のプレイングさえ確立出来ればかなり戦えるデッキという認識でした。

ストック圧縮を崩せないという点については、前述の通りそれが出来る山が減ったことと、打点量の平均が高めなことからストックを積まれる前に相手を2の中盤〜3の序盤まで押し込めるというアグロ性能から、今期は何とかなることが多かったです。

デッキの概要、強み弱みはこのような感じです。

このマクロスという山は前述した通りかなり特殊な山ですので、優勝したから完コピして回すわ!みたいなノリで組んでも難しくて回しきれないと思います。
なので安易に組むことはお勧めしません。

物ない高い難しい…であれば先月くらいに出たライブアルバム買ってください。神なので(?)

冗談?はさておき、裏を返すと回したことのある人とない人では理解度に差がありすぎて、対面した際に明らかに勝率が変わると思っています。CSで5回戦やって初見殺しで勝つことが体感1,2回あるくらいです。
なので、記事自体の価値は高いと思い今回執筆しました。

・有料記事について

少し話はズレますが、某記事が話題になったタイミングでちょうどよいので自分のWSにおける有料記事についての見解を書いておきます。

そもそも自分はテキストそのまま書いただけ、採用枚数はふわふわしたCSを1回入賞したくらいの山の500円の有料記事が蔓延っている界隈出身の人間です。

WSはゲームの性質上なのか情報格差が本当に大きく、上位プレイヤーと下位プレイヤーのプレイ・構築の格差がすさまじいです。
マジで別ゲーやってます。
つまり、他ゲーと比べて情報の価値が高いです。

それなのに民度が良すぎるのか半年の調整結果を無料で世に出しているのが本当にもったいないと思っています。

また別の話が絡みますが、全国に行くために各地の地区を回ると支出が凄まじいのに、柵越えしても今の入賞プロモは価値が低すぎるんですよね。

だいぶマシな方(¥2000)


最近はタイカプPRが出たおかげでタイカプ出ればある程度帰ってはきますが、本戦で勝ちたいのに本末転倒では?と思います。

柵越したらタイカプPR引換券くらいは貰っても良い気がしますが…

なので自分の調整結果が成果となる有料記事文化は大いに賛成です。
もっと流行ってくれ~と思っています。

~無料部分総括~

話を戻しますが、マクロスを使って勝ちたい!という人や競技プレイヤーとして興味を持ったという人に向けの記事になります。

マクロスというデッキについて考えていたほぼ全てを書いたつもりです。

値段設定についてですが、指標としてCS1回分の参加費くらいを意識しました。
何も分からないまま使ってCS出るくらいなら買ってもらった方が有意義になるかなという考えです。

Tier3を使って全国全勝優勝かつ規制なしという稀有な状況ではあるため、そこらの記事よりは価値があると思います。
5-2とかなら運だけデッキですが、7-0しているのでデッキが強いと認めざるを得ません。

買われないなら皆の理解度が低いままで自分は今期も勝てるし、買われたら財布は潤うしでWin-Win。
全国に勝って数百円で記事出して知名度を上げても良いですが、ある程度高値の方が今後皆さんが上を目指すモチベーションになると思いこの値段にしました。

優勝祝いの購入待ってます!

無料部分は以上になります。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。


ここから先は

33,621字 / 88画像

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?