macci(まっち)のビッグデータはどうやって作っているのか?
わたしたちが提供するサービス「macci」(まっち)には、現在50万件超の「街中データ」を保有しています。それらが持つ位置情報・写真・状態・看板等に記載されている情報…と膨大です。
macciは、「インターネット(=オンライン)上では探せない・情報スピードが追いつかない、街中のオフライン情報を調査し、ビッグデータ化する事業」です。どのようにオフラインのリアルタイム情報を収集しているのか?それはズバリ、
「人」です。
1.どんな人たちが調査しているのか?
現在、全国に2000名以上の調査パートナーさんが在籍しています。彼らが、今日も各地の街で、対象項目を調査しています。調査のお仕事には、シフトや決められた時間拘束はありません。ご相談の上設定させて頂いた調査完遂期日のみが決まっているだけ。ご自身の隙間時間を効率よく使い、お仕事して頂くギグワークスタイルです。パートナーさんの属性内訳としては…
・副業のかた 34%
・主婦/主夫のかた 32%
・シニアのかた 26%
・学生のかた 8% ※高校生不可
中でも、主婦/主夫のかたの大半は、未就学児や小学生のお子さんを持つ方が多く、朝自転車でお子さんを幼稚園まで送り、そのまま調査へ、そしてその足でお迎え…とママチャリで日々頑張ってくださるパートナさんも。
また、60代/70代のシニアのパートナーさんも多く、とにかく業務開始時間が早い!(早朝)…脱帽です。
2.なにを使って調査するのか?
必要なものは「iPhone」と「自転車」のみです。ご自身のiPhoneに、弊社の調査用アプリをインストールし、そのアプリを使って調査業務を行います。またアプリで勤怠管理も行っています。調査のお仕事は時給制のアルバイト雇用。アプリの「業務開始」というボタンを押すと、タイムカードのように時給の時計が回りだし、「業務終了」で止まる。調査中の休憩やスーパーに寄って買い物を…も自由。その際は業務ボタンを止めて頂くルールです。
アプリには、地図が表示され、現在位置や通った道の軌跡が残ります。調査対象を見つけたら、正確に当該位置の地図を長押しし、撮影や情報登録を行っていきます。地図上に存在する全ての道を網羅する、というルール。担当エリアを完遂した際には、芸術的(?)な軌跡と達成感が味わえます(笑)
アプリは、誰もが感覚的に操作できるシンプルな仕様です。ios対応のアプリのため、現在はiPhoneでしか調査ができませんが、今後android対応も開発予定です。
以前、ニュース番組で調査パートナーさんについて取り上げて頂きました。
「仕事ぶりはポケモンGOのよう!?」のテロップ。そう見えなくもない…
弊社内には、「パートナーサポート部」という部署があります。パートナーの方々の採用/面接から、業務レクチャー/OJT、日々のコミュニケーション、調査進捗のチェック、データチェックetc…。日々数百人のパートナーさんが同時に稼働しており、電話・LINE・Webカメラを使って常にコミュニケーションを取らせて頂き、調査パートナーのみなさんと協働して正確なデータを作り上げていく仕事です。現在、弊社の東京オフィス(@五反田)にて、パートナーサポート部のメンバーを絶賛募集中です!
3.なぜ、「人×IT」で行うのか?
2年前、IVS(Infinity Ventures Summit)のLaunchPadに出場しました。どのスタートアップ企業さんも、ドローン、IoT、AI、VR…最先端のすごすぎるDXな内容でした。その中で弊社は「人海戦術」とか「アナログ×IT」を連呼しました。今の時代、効率的な技術はたくさんあります。しかしまだ、「正確なもの作る」「曖昧な状態を判断する」「機転を利かせた判断をする」という場合、「人」が勝ることが多いのではないかと感じています。特に、私たちの事業は、曖昧な状態を機転を利かせて判断し、リアルタイムの正確なデータを作って行かなければなりません。
わたしたちReviewの前身の会社は、人材事業でした。当時から「働きたくても働けない人が多くいる社会」に疑念を抱いていました。就業時間の問題、年齢や性別の問題、子供を抱えながら就業することの難しさ…etc
わたしたちの夢はいつしか、「好きな時間に、何歳であっても、小さな子供さんがいても自由に働ける雇用を生むこと」になっていました。
そして今、全国に約2000名の人々がReview(りびゅー)でmacci(まっち)のデータを日々作ってくれています。