【ポケカ】よみがえる翼【ADVPCG】
「キラヤマト、フリーダム、行きます!」
みなさんこんにちはこんばんは。Revenirと申します。
突然ですが皆さん、「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」、見ましたか?
見てない方はAmazon Primeで見れるので見ましょう!
今回の記事では、先日行われた「第3回 いつかきっとダブルレインボー杯」の予選にて私が使用したデッキの紹介を行おうと思います。
(使用した、と言いつつ書いてるのは大会前ですが…)
毎年のごとく、国内オフシーズンを迎えたプレイヤーへの過去レギュ宣伝を兼ねた記事となりますので、すでに知ってるよ、詳しいよ、って方は最初の方は飛ばしてお読みください。
1.ADVPCGって?
ここを読んでいる方は普段はいわゆる過去レギュをやっておられない、"スタンダード"なポケカプレイヤーなのだと思います。
普段は過去3年分のカードプールで遊んでいて、月に1度新弾が出て、環境の変化に振り回されながらも大会に出ることを楽しんでいると思います。(私もそうです。)
今回の記事で紹介するADVPCGは、約20年前(ゲームにおける第3世代)のカードを使用できるレギュレーションとなっています。
新しくカードが増えることはないのですが、今も多くのプレイヤーが新たなデッキの探索に励んでおり、大会なども頻繁に開かれています。
サイドテンポ的には現在のFGHスタンダードと大きく変化なく、サイド2枚のポケモンである「ポケモンex(エクストラ)」と、そうでない「非ex(エクストラ)」のポケモンたちで構成されています。
今現在も使用される「非エク」の呼び名の源流がここにあるんですね。
また、FGHスタンダードと似たようなカードも多数あり、スタンのデッキ構築の助けになることもあります。
ぜひオフシーズンに遊んでみませんか???
知り合いの方であれば貸しデッキを用意して体験会可能ですのでぜひお声がけを…
2.デッキ選択について
さて今回のデッキ選択ですが、「第3回 いつかきっとダブルレインボー杯」(以下、W虹杯 #3)は、昨年行われたW虹杯 #2から先で行われた国内大会、海外大会、オンライン大会の影響を色濃く受けています。
しかしながら、90名もの参加者すべてがしっかりと環境考察をし、適したデッキを持ち込むわけではありません。昔からプレイしている人であれば、愛着や思い出のあるデッキを持ち込むかもしれませんし、現行で忙しい人であれば、昨年度の上位レシピそのままを持ち込むかもしれません。
ということで、W虹杯 #2と同じく、#3も環境と呼べる環境はなく、パワーの高いデッキが順当に勝ち、そこに強いデッキが少数勝ち、といった感じだと予想出来ます。
3.デッキ解説
まずは使用したデッキレシピをぺたり。
はい、今年もバンギマインです。。。
ですが昨年とは一味違い、ピジョットを採用したいわゆる「鳩バンギ」と呼ばれるデッキを持ち込みました。
デッキ全体の解説
選択の経緯としては、まず第一にパワーが高いこと。
ADVPCGのデッキパワーのランク表を作れば、まずTier Sに配置されると思います。もちろんすべてのデッキに対して有利がとれるわけではありませんが、展開力が(一部除き)低い環境では、しっかり回るだけで相手をかみちぎっていくことができます。
昨年使った封印バンギ(便宜上呼び分けのためこのように呼称します。詳しくはこちら)に比べ、ピジョットによるピンポイントなサーチ力を手にしてデッキの最大値を上げることができます。
その分序盤の再現性は少し落ちるのですが、より多彩な相手に対して勝ち筋を追うことができると考えました。
次に2点目として、バンギマインに思い入れがあることです。
やはり昨年のW虹杯 #2にて使用、準優勝したことで情が湧き。。。
現状の流行りに合わせてチューニングし、今度こそ優勝を狙いたいところです。
デッキ構築としては、バンギラスを2-2と散らし採用し、バンギミラーの際に優位に立ち回りやすくしたい、という点を意識しています。
そのほかの対面でも「すなおこし」によるダメージ稼ぎや、弱点を分散させるアタッカーとして重宝します。
また、ピジョットラインを4-1-3と厚めに入れ、「マッハサーチ」に加えて「おおきくはばたく」+「タイムリバース」のセレビィexを採用しています。先日葱さんが出したサーナイトのシステムのパクリとはなりますが、ピジョットラインを積むことによりなくなったデッキ枠のかさまし、使用の終わったジラーチのどかし役として採用しています。
基本的にはとにかく「爆発してスピンテール」を意識して戦うことが多いです。トラッシュにエネ0枚でもいいのでとりあえず爆発してスクランスピンテールでダメージをばらまき、進化デッキなら岩マシンで盤面破壊、たねデッキなら茶バンギで敵をなぎ倒していきます。
各カード解説
今回は流行りの型とはちょっと違うので、各カード解説もします。
・バンギラス 2(おしつぶす)-2(すなおこし)-2-4
前述したとおり、ミラー意識の茶バンギを2枚と多めに積んでいます。
ピジョットからサーチ可能なのでこの枚数でもなんとかなります。
以前流行っていた鳩バンギではサナギラスは1のレシピが多かったようですが、ハギ老人を強く使いやすいように、また、サイド落ちケアとして2枚採用しています。
ヨーギラスに関しては、冒険家で4枚ドロー出来るδ種の方を採用しています。散らしでもよかったのですが、たねに貼れるエネが少なめの採用である関係上、殴る面以外での採用理由のみを検討した形になります。
・ピジョット 3(マッハサーチ)-1(おおきくはばたく)-1-3
今回のメインポケモンと言っても過言ではありません。
W虹杯 #2を終えて、オドシシ系統のデッキが思ったより少なかった点から、その後の交流会などではピジョット入りのデッキを積極的に使用していました。また、現行スタンでもピジョットリザードンを特に使用していたため、「マッハサーチ」の気持ちよさから逃げられなくなってしまいました…
対戦相手としてもアメ入りの進化デッキが増えているのかな?と感じており、そこに有利な岩マシンの採用を行う際、ピンポイントでのサーチが不可能な状態のご都合カードにしたくないという思いからピジョットを採用しています。
「おおきくはばたく」ですが、2進化厚めに2本のデッキ枠の食い方は尋常じゃないです。そこに対してあらゆるカードを使いまわし可能なコンボとしてのセレビィはばたくは非常にありがたい存在となります。
とはいえ、山に存在するカードだけで勝てる場合も多く、そこまで必須というわけでもないので、削ってもいいかもしれません。
・マルマインex 2-2
ゲーム中1回は爆発したいため、素直に2-2です。
このデッキにおける「エネエネボンバー」は、基本的にサイドを渡すだけの効果として使用することが多いです。
たまたまエネルギーがトラッシュにあったらつけることができる、くらいにラフに爆発しましょう。
・ジラーチ 2(ほしのねがい)
ピジョット(アメ)メインのデッキなので、アメ+ピジョットをしっかりそろえやすいようにこちらを採用しています。
そっくりテレポーターから進化元になって消えることができれば非常に強いのですが、枠の都合で採用できませんでした。。。
・セレビィex 1(タイムリバース)
なくなったデッキ枠の救世主です。序盤にホロンサポーターでトラッシュしてしまったカードや、採用カードのn+1枚目の使用をしたい際に使います。
攻撃参加できると意外と強い性能をしているのですが、このデッキではまず技を打てることはないです。
・ふしぎなアメ 4
序盤から積極的に使用したい関係上、引きやすいように4枚の採用です。
ピジョットへの使用のほか、盤面に何もない状態からの爆発も可能にしてくれます。
1進化に乗れることも重要な効果であり、次のターンの要求を減らすことにつながります。
・暴風 2
こちらからポケパワーの使用を積極的にしたい関係上最低限の枚数だと思います。
一応ワープポイントと合わせて4枚採用していますが、本音を言うと合計あと2枚くらいは採用したいです。
封印の結晶のみならず、クリスタルビーチやバトルフロンティ、呪われた祠など、このデッキには割りたいカードが多すぎます。
これらを多用する相手に対しては、使用した段階でタイムリバースから山に戻しておくなど、状況に応じた使い方が求められます。
・ワープポイント 2
上記した封印の結晶の避け兼ピジョットへの下げカードとして採用しています。
相手の封印の結晶のみならず、自分から張った封印の結晶避けにも使用するため、慎重に使いたいです。
・逆転!マジックハンド 2
封印バンギでは4枚採用が当たり前のカードとなりますが、枠がない+サーチ可能なので枚数を2枚に減らしています。
同時に3枚4枚と使用したいカードではなく、欲しいのも中盤以降なので多少の不自由を感じるくらいで済んでいます。
・封印の結晶 1
自分のピジョットが止まってしまう問題はあるものの、サイドをとられたところで幹部+封印スピンテールでターンを稼ぐことが可能です。
厳しいときにのみ使用する想定なので、1枚の採用となっています。
・超古代のワザマシン[岩] 1
アメ進化デッキへの強い勝ち筋として存在する、非常に強力なカードです。
参加者の前評判の高いサーナイトexδのデッキや、このデッキが苦手とするカイリキー+ピジョットのデッキなどに強く出れます。
このカードを採用する封印バンギもありますが、個人的にはピン差しのカードをサーチ手段無しで的確に運用するのは無理だと考えているため、ピジョット型ならではの採用カードとさせていただきます。
・ホロンサポーター 4(トランシーバー)-2(導師)-1(冒険家)-1(科学者)
序盤の展開札とそこにタッチ可能な札、中盤以降のドローカードにもなる札ということで、テンプレの採用枚数となっています。
進化デッキの宿命として、特に序盤にしっかり展開しきれないと、そのまま押し切られてしまう対戦があるため、余裕があれば増やしたい枠でもあります。
・ロケット団の幹部 3
強力なドロソ兼手札干渉です。
積極的にサイドを渡すデッキのため、4枚採用可能ならすべきですが、やりたいこと詰め込みすぎて枠が…
序盤に素引きしにくい点で4枚入れたいですが、中盤以降はサーチ可能なので思ったより困らないです。
序盤は相手に打ってもらうことで対策とします。
・ハギ老人の思いやり 1
封印バンギではサーチが難しく、使いたい場面で使用できるカードではなかったため、不採用とされることが多かったです。
今回は弱点を突かれない限り一撃では持っていかれにくい120というHPを生かし、スピンテールのターンを稼ぐために採用しています。
より強くハギを使うために枠を捻出してサナギラスを2枚採用にしています。
・エネルギー 4(スクランブル)-4(特殊悪)-2(Wレインボー)-1(ワープ)
このデッキのコンセプトとしては、とにかくスピンテールを連打して、きずをえぐるで詰める、というものになっています。
そのコンセプトに使用しやすいスクランブルエネルギーはしっかり4枚の採用、HP150のポケモンexを1発で持っていくために+30の加点が必要なため、特殊悪エネルギーも最大枚数の4枚採用。素点50+特殊悪10で「きずをえぐる」を使用することで、相手にダメカンが乗っていない状態でも弱点を突いてわるいバンギラスを倒すことができます。
また、「きずをえぐる」を使用しやすいようにWレインボーを2枚採用しています。
さらに、スクランブル+Wレインボーで110の「かみちぎる」が使用可能で、これは環境に多く存在するレックウザexδにちょうど届くラインです。
そして、前をキャッチしてくる相手に対しての回避策としてワープエネルギーを1枚。はばたくで使いまわせるので1枚でも足りています。
不採用カード解説
次に、今回は不採用としたカードの紹介をしていきます。
各カード解説の項で書いたものと被ってしまう部分もあるかもしれませんがお許しください。。。
・レインボーエネルギー
クリスタルビーチ下でキズをえぐるやがんせきおとしが打てるようになります。が、クリスタルビーチを維持してくるポケモンは草タイプorライボルトexが主な選択肢となり、サナギラスや茶バンギで戦うことはあまりないため、今回は採用を見送りました。
・ポケモン回収装置
初期案ではバンギラインが2-2-1-3と、ヨーギラスの数を減らしていました。
そのため、トラッシュから直接手札に戻すために回収装置を採用していました。
調整過程でラインを太くしたこと、セレビィexでギリ代用可能なことから不採用となりました。
・宇宙センター
ピジョットを厚めに採用する関係上、相手のルナソルに対するカウンターカードの採用は検討すべきだと思いました。
また、「すなおこし」に対してラティラティで対抗される可能性もあるため、初期段階では2枚採用していましたが、だんだん枠がなくなり抜けていきました。66枚目くらいのカードだと思います。
・サナギラス3枚目
最近使用していたピジョットデッキは中間3+アメ4で回すことが多かったため、ねじ込める枠があれば入れたい、くらいのカードではありました。
70枚目くらいだと思います。
・バトルサーチャー
枠確保のためにサポーターを減らす段階で、2枚のカード2種を1枚に減らして1枚サーチャーを導入することで枠を捻出していることがありました。
結局それでも枠が大変、かつセレビィexでギリ代用可能なため、不採用としました。すべての業をセレビィに背負わせてしまっています。
・ダイゴのアドバイス
マッハサーチから使用できるドローの選択肢が少なくなりがちなため、どうにか枠を作って入れたいところです。
61枚目に入れるとしたらこのカードかな、と思います。
・そっくりテレポーター
序盤に山からジラーチを直接場に出せるカード、兼役目を終えたジラーチを消し、山からた進化前のポケモンをサーチ可能なカードとして採用が見込めます。
セレビィex+エイパムもシナジーがあるため、テレポーターを採用するならいろいろ採用したいカードが増えてしまいます。
枠を作るなら既存の2枚採用カードから1枚入れ替えになるとは思うのですが、ピン採用をあまり増やしすぎると事故率が跳ね上がるため、今回は不採用としました。
4.当日のマッチアップ
あとでかく…と思ってましたが、運営と選手の二足のわらじは私には荷が勝ちすぎました。。。
対戦メモが5回戦で途切れているため、マッチアップと戦績の公開だけで許してください_(:3 」∠)_
1回戦:カイリュー exδ+フライゴンδ
先攻 0-6 ✕
2回戦:ニドクイン+ピジョット
先攻 0-1(種切れ) ✕
3回戦:バンギマイン
先攻 6-4 ○
4回戦:サーナイトexδ+ピジョット
先攻 0-3(種切れ) ✕
5回戦:横浜Destiny
後攻 0-2(種切れ) ✕
6回戦:サンダーex+エレブー
先攻 6-2 ○
7回戦:バンギカルゴ
先攻 3-6 ✕
結果:2-5
種切れ多すぎ!練習はこんな事故らなかっただろ!
5.おわりに
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。つたない文章、ひどい結果のデッキではありますが、参考にしていただけると幸いです。
当然うまい人はもっと考えることが多いと思いますし、そもそも自分の考え方が間違っている可能性は大いにありますが、少しでもみなさんのお役に立てれば幸いです。
感想、意見、ご質問などありましたら、Twitterまでよろしくお願いします。
次はW虹杯の運営+参加レポートを書きます!
来週中くらいには書きたい…