2/9 東京1R
このクラスでしっかりと成績を出している馬、大きな上積みがあっても驚けないような馬、初ダートの馬などかなり混戦で様相。基本的には手広い狙いでよさそう。
1ユールファーナ
初ダート組からのピックアップ。9月12月、そして今回と大切に使われてきた馬。デビューからの2戦は芝の短距離で5, 7着。いずれも出遅れて後方からも速い上がりで追い込んでくるという競馬だった。芝でこれだけやれればあとはダート適正次第といったところだが血統的には特別ダートという印象はない。土曜のダートの結果を見ると分かるように、馬格の無い馬はほとんど上位に来ていないような力のいる馬場。420-430kgのこの馬がこの馬場に対応できるかも少し疑問。それでも速い上がりが使える馬だしスタートさえ決まって良い位置を取れれば長い直線を使って追い込んでくるシーンも考えられる。軸にはしづらいが消すこともできない馬。
3タイセイプルミエ
デビュー5戦目、スタートで後手を踏み後方からになるも2戦目と3戦目は上がり最速で5, 7着に追い込んできている。前走はしっかりと中団につけるも最後の脚は発揮されず。人気は無かったがもう少しやれると思っていたので案外だった。今回は前走時よりも調教で動いているし、東京コースに替わって末脚が発揮されるような展開になればここでも流れ込みはある。
6モノポリーアイズ
芝で2戦使われた後の前走が初ダート。きっちり中団前で運べたし、勝ち馬から1秒差の6着。ダート適正が無いということはなさそう。
ただ前走はメンバーレベルにも疑問符が付くし、この馬も430kgの小さな牝馬、力のいる馬場に対応できるかも疑問。久々でも稽古の動きは動いているし、一応相手にはいれておきたい。
7トリッチトラッチ
前2走は出遅れながらも速い上がりを使って2着4着。距離延長、東京替わりはプラスになりそうだし、出遅れさえなければチャンスは大きそう。ただし、前2走も時計自体は平凡だし、この馬も420kg台の小さな馬。今週の力のいる馬場に対応できるかはポイント。
9セルフィー
今回一番取捨が難しそうな初ダート馬。芝での走りから、力はここでは最上位なのは間違いないし、2戦続けてルメールJ騎乗なのは期待の表れか。馬体重もそこそこある馬だし、夏は洋芝の札幌で好走。スクリーンヒーロー産駒は意外とダートの短いところでも走るし、似た血統に交流重賞の勝ち馬もいることから、血統的にもこの条件でもいけそう。半年ぶりを叩かれて、2走目となる今回は上積みも大きそうで、ここは素直に信頼するのが良さそう。
13ハヤブサピアーノ
どんな距離でもきっちり先行できる力は魅力。血統的にもこの条件に変わるのは大きくプラス。ただ持ち時計や、これまでのレースのメンバーからするとここでは力不足の印象。3か月半の休み明けで調教の動きも今一つだしここは抑えまでが妥当。
14ペルシャンジュエル
出遅れ癖はあるものの、ダート1200mでは確実に速い上がりで追い込んでくる。特に前走は短距離では致命的な出遅れで直線も強引に外に持ち出すロスがありながら、最後は一頭だけ違う脚色で2着まで飛んできた。東京コースに替わればその末脚は活きてくるだろうし、斤量は重くなるが、デムーロJを手配してきた辺りも、調教の動きもここは勝負した来たように見える。不安材料はこの馬も小さな馬で力のいる馬場への対応とゲート。外枠に入ったので無理せず後ろからでもある程度は追い込んでこれそうだが。
15ナックローズ
こちらは初ダート。必ずロケットスタートからハナを奪える馬で直線入口はだいたい先頭。ただ速い段階で垂れてしまう。それでも4走前には0.1秒差の4着、3走前には0.8秒差の8着とそこそこ粘っている時もあって、前走全く粘れなかったのは(自分の時計分も走れていないし)力の問題だけではなさそう。確実に逃げたいという馬もあまり多くないし、一息入れて、ダートに替わって、減量騎手に替わって粘り込みもあるかもしれない。東京コースはどうかとも思うが、全く人気にならなさそうなので狙ってみたい。
16パーティネント
15ナックローズと共にハナ争いに加わりそうなこちらは叩き2戦目、ダート2戦目。前走はスタートでやや劣勢でもハナに立ったがそこでかなり脚は使った印象。それでも2着馬とは差の無いところに粘っているし力は見せた。勝ったサツキマスはこのクラスでは力上位の馬だし、0.9秒差を付けられたのは仕方ない。新馬戦では芝の不良馬場で好走していて力のいる馬場は合っていそう。一つ内にロケットスタートを切りそうな馬がいるのは少し厄介だがしっかりと先手を取れるようなら食い込みは十分。人気になるかと思ったが思ったほど人気がないので妙味もありそう。
あとは、
2カンタベリーアロマ
時計自体は平凡も、前走の新馬でハイペースを逃げて5着に粘った4カスミ
同じく先行力あって血統的にもこの舞台で走りそうな5ジニアテソーロ←休み明けだが調教の動きもまずまず。
半年ぶりでも稽古の動きが良く、変わり身あってもおかしくない8ラッキービープラン
この辺りまでかなり手広くいくのであれば抑えておきたい。
まとめ
ここは確実に逃げそうな馬はあまり多くなく、いくとしたら4カスミ、5ジニアテソーロ、15ナックローズ、16パーティネント辺りだろうか。スピードの違いで9セルフィーもいく可能性もありそうだが。
そこまで激しい先行争いとはならなさそうで、順当に前目につけた馬の方がチャンスはありそう。
芝の成績から力自体は最上位と考えられそうな9セルフィーを中心に手広く狙っていきたい。
9 >> 16 > 14 > 1, 15, 7, 13, 6, 3 > 4, 5 > 8 > 2
買い目
3連複
9, 16 ~1, 3, 9, 14, 15, 16 ~ 1, 3, 6, 7, 9, 13, 14, 15, 16
ここでは力が抜けていそうな9、力の割にはあまり評価されていなさそうな16の2頭を中心に据えた。2列目には末脚確実な14と力のいる馬場と発馬さえこなしてくれればという1に加えて大穴候補から2頭、逃げて怖い15と末脚に期待の3をチョイスした。ここは穴目の馬も含めて混戦の様相なので、どんな流れになってもある程度カバーできる形で買ってみたい。
3列目から2, 4, 5, 8は点数が増えすぎてしまうので消したが十分に圏内。絞って買うのであれば16からのワイドが最善。9-16で8倍つくなら美味しい。