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2/2 東京1R

1800からの距離短縮や初ダート初出走の馬が多く単純比較はできないメンバー構成。ただ依然馬場コンディションは少し水分を含んだ脚抜きの良い状態であり、狙いは土曜1Rと同じように定めていきたい。
まず、持ち時計的にピックアップできるのが……と探したがいまいち良い馬がいない。今回のメンバーの中で相対的に評価すれば、1マロンジェム、2ドロス、5グローサーベア、6フィーバス、7キンバリープロセス辺り。また、初ダート組を見てみると、力のいる不良馬場で前走大敗の4番、2走前に東京で掲示板の11番、前走中京で0.4差5着の13番の3頭。基本的に初ダートの馬は余程芝で大敗していたり、血統的に適していなさそうな場合以外は買うことにしているので11,13の2頭は残したい。よってこの、1, 2, 5, 6, 7, 11, 13を中心に検討していきたい。

1マロンジェム
今回は休み明け初戦のキャリア2戦目。前走は大きく出遅れて後方からも、上がり最速の脚を使って追い込んで6着。メンバーレベルに疑問符がつくこの一戦では、こうしたキャリアの浅い馬の上積みに期待したい、が、前走出遅れた本馬がここでは最内枠、鞍上もやや不安、調教の動きも内目を通って平凡な時計となると軸にはしづらい。能力で食い込んでくる可能性もあるが、セオリーはここを叩いた後か。

2ドロス
デビュー戦は1200m戦でハイペースを中位で運んで3着、2戦目は一転1800mでこちらも中段から運んでジリジリ差を詰めるも伸びきれず5着。1800mも走るキンシャサノキセキ産駒だが距離短縮は問題ない。これで12月から月一度使われて3走目になるが、調教でも格上馬に先着するなど状態は上向きと取れる。本来なら4,5着で終わりそうで選びづらい馬だが、このメンバー構成なら軸としては信頼できそう。ただ、絶対的とは言えず、ルメール騎乗なので配当との兼ね合いも必要。

5グローサーベア
キャリア4戦、芝のデビュー戦後に去勢されてその後ダートで3戦。最初の2戦はゲートで後手を踏んだ形で中段からとなり最後も伸びきれず。一転、3,4戦目は好位につけて3着5着、去勢の効果が出るのは2,3か月経ってからとも言われることも考えると、デビュー時に比べて自在性が出てきているのではないだろうか。展開も加味すれば持ちタイムはドロスとの比較で優位とも思える。2戦目の東京マイルで同じ位置につけた馬たちが軒並み上位入選する中この馬は伸びなかったことも考えると東京に変わるのはどうだろうか…。

6フィーバス
去年の夏の札幌以来の競馬で正直能力は未知。全兄には重賞戦線でも活躍し、東京短距離ダートでも好走歴のあるアポロラムセス。5ヶ月の休養でしっかり力がついてきていれば血統的な裏付けはあるし、スムーズに立ち回って4着となったデビュー戦の器用さからも推せる1頭。ただ不確定要素は大きく軸には不適、一方あっさりがあっても驚けない。

7キンバリープロセス
デビューから3戦いずれも東京マイルを使われてきた本馬。芝スタートでの行き脚がいずれも悪く、今回ダートスタートとなるのはプラス材料だが、3戦すべて道中追っ付け追っ付けの競馬。3戦ともある程度の脚は使っているがエンジンのかかりが遅く、距離短縮でペースが速くなる今回は勝負どころで置いていかれそうな雰囲気がある。かなり早めに仕掛けて直線一旦先頭の場面があった2走前の再現があってもおかしくないが、かなり展開の助けや好騎乗が必要となりそうで軸にはしづらい馬。人気がなければ積極的に狙ってもいい馬ではあるが3番人気くらいにはなりそうなのであまり厚くは買えない。


11ダイチヴィット
初ダート組からのピックアップのこちらは芝3戦でパッとした成績は出ていない。どのレースも中段より後方からの追走となり、上がりはそこそこの脚を使うが上位までは届かずという競馬が続いている。着順こそパッとしないが着差は大きく離されているわけではなく、低レベルのダート戦なら十分やれてもおかしくはない。血統的にも母は芝ダート兼用で使われてG1にも出走したような馬だし、兄弟にもダートで勝ち星をあげている馬がいるので、芝で結果が出ないから仕方なくというよりもある程度は狙ってのダート替わりなのかなと思える。芝でのスピード不足がダートに変わって補われれば先行出来て上位に流れ込む可能性あり。また、使われる毎に体重が増えているのは成長の証?

13トーセンリヤン
こちらも初ダート組から。デビュー戦の前走は中団で揉まれる競馬を経験、直線進路を探すロスもありつつゴール前急追で0.4差の5着まで追い込む良い脚を見せた。
ちなみにこの馬と同じ母父Lizard Islandを持つ血統が現役馬に2頭いて、それがレシステンシアとミッキーブラック(レシステンシアとは父ダイワメジャーも同じ)。共に芝の上位で戦っている馬で特にレシステンシアに関しては底知れないスピード能力を持っている。となれば同じ血統を持つこの馬もデビュー戦で見せたら以上の素質が備わっていてもおかしくない。口向きの悪さがあるのか直線少し追いづらそうにしていた点は気がかりだが、この血統背景と初戦の好走がありながら2戦目でいきなりダートに変えてきたあたり、狙い済ました感もあって、人気次第では狙ってみたい1頭。


まとめ
能力、適正が未知数だがあっさりがあっても驚けないのが6フィーバスと初ダート組の11ダイチヴィット、13トーセンリヤン
ある程度の能力や適正を証明済みで大崩れは考えづらいのが2ドロス、5グローサーベア
あとはあっさり勝っても一応説明はつくという程度なのが1マロンジェムと7キンバリープロセス
まずまず人気を集めている9クァンタムリープは前走を見たらとても買えないが調教と距離短縮からもう1戦くらいは買っておいても損はないか…消極的抑え
あとは、近親にシングウィズジョイのいる3トーセンレビュー、8エバーバリュー、14チェリーガイアまで手広くいくなら抑えたい

5, 2 >>> 13, 11, 6 > 7, 1 >>>>> 14, 8, 9, 3

買い目
人気を集める2, 5はある程度信頼できそうだし、これだけ予想しといてこの2頭で決まりかい!って決着も想像がつく。ただこの2頭にも不安要素も十分あるわけで他馬が食い込んでくる余地も十分ある。
そこで変わり身の可能性が大きそうな6, 11, 13の中から調教、血統なども加味して初ダート組の2頭をチョイスして絡めたい。

3連複
2, 5, 11, 13 ~ 2, 5, 11, 13 ~ 1, 2, 3, 5, 6, 7, 8, 9, 11, 13, 14

2, 5~で決まっても妙味は全くないので      11, 13 ~ 2, 5, 11, 13 ~ 1, 2, 3, 5, 6, 7, 8, 9, 11, 13, 14
でも良いかも

朝からこんなに点数増やすのもと思えば3列目は先に挙げた7頭に絞っても良いし、11, 13~馬連やワイドで流せば10点ほどで十分楽しめそう。

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