シン・エヴァンゲリオン劇場版:||を見てきました感想文※壮絶なネタバレ注意
公開から4日目のエヴァを見てきました。
友達3人で見に行きまして、誰もネタバレを踏んでいないとかマジ優秀なメンバーでした。
各自予習したり、内容を予想したりして開演まで時間つぶし。
自販機のジュースではなく映画館の高いコーラ(350円)で気持ちを高めたりしながら見てきました。ちなみにポップコーンは食感が苦手なので食べません。
①パリ奪還作戦
フランスのネルフが残した謎のマシンの復旧作業。L結界密度が濃いと人間は立ち入れないけど、これを起動するとL結界濃度が低下して普通に人間が住めるようになるらしい。そしてエヴァの部品回収。これでQにおいてぶっ壊れた2号機と8号機の修理をするわけですね。
陽子電磁砲くんと電池くんが出てきましたが、電池くんの見た目や北朝鮮兵みたいな歩き方とか、メカニックデザインどうにかならなかったのか!?と思うくらいダサくて笑いました。
渋谷だかどこだかで予告映像で流れたグルグルまわる8号機の映像はここでちゃんと使われていて安心しました。
②第3村
Qのラストの続き、生き残った3人がL結界密度の濃い場所をウロウロしていると、なんだか聞き覚えのある声の人に話しかけられ連れて行かれる。
次のシーンではなんと大人で、医者になったトウジの姿!Qで出てきたお前の名前入り制服ワイシャツはなんだったんじゃ!あれのせいで完全に死んでたと思ってたわ!ってかこれシンジの見てる夢じゃね?(夢じゃない)
今まで民間人の姿を一切描いていなかったが、ニアサーを生き残った人は結構いるみたいでヴィレが支援しているそうな。
委員長は生きててトウジと結婚して子供いるし、ケンスケも生きててアスカとなかよしな感じだし、アスカはだけまくってるし、あれはケンスケとヤリまくってんな。
アヤナミレイはプラグスーツのまま農業してるし。あれJAが目をつけて農業振興PRのイメージキャラクターにアヤナミレイが使われるんじゃないかと邪推。はやくやってJA関係者?
なんだこの幸せな夢は、と思いましたね。こういうエヴァもいいな。シンエヴァンゲリオン物語みたいな。
とはいえ信用していたカヲルくんの話に乗っかったらフォースインパクト起きかけるし、目の前で首チョンパ爆死グロ画像を見せられてメンタルよわよわになってしまったシンジくん。
アスカがDSSチョーカーをつけているのを見て首チョンパ思い出して嘔吐したり。アスカもヴィレの制御下に置いていたら危険なことになる可能性があるということ?おまけに寝る必要もないみたいだし。(詳しくはラストらへんでわかる)
意気消沈してたシンジくんもアヤナミレイに励まされて元気になり、ケンスケの仕事を手伝って過ごしたりしてたら、アヤナミレイがネルフを離れると生きていけない体で設計されているそうで、最後の挨拶にシンジのところへ。真っ黒なプラグスーツが真っ白な、いつもの見慣れたプラグスーツに変わっていって首からボカンしてLCLになってしまう。死ぬ前のアヤナミレイがほんと可愛くて胸キュン事案、帰りにゲーセンでフィギュアとって帰りたいレベルでした。自分を好きになるようにプログラムされていたとしても、それでもいい!!!
そしてこの別れもまたゲンドウの思うツボらしく・・・こんな経験息子にさせてどうすんだよ・・・
ヴンダーが来るっていうことでアスカは帰宅、シンジも帰宅。シンジはDSSチョーカーをつけられることもなく隔離部屋に。
アスカも久々に自室に戻るとマリがいてイチャコラ。マリって他人に対して距離が近すぎるよね。ATフィールドないんかな。自室は爆弾が設置された隔離部屋、寝る必要もない彼女たちなのでベッドの上までマリの趣味の本でいっぱい。
エヴァの呪縛により歳をとらない彼女たちだけど、髪の毛は伸びるそうな。
ミサトさんが第3村からの報告書に目を通すと一枚の写真。そこにはシンジくんと加持リョージくん。この加持リョージくん、ミサトさんとカジさんの子供だそうな。好きだった旦那の名前を子供につけるとかイカれてるよミサトさん・・・
子供を出産するも他者に預けて自分は加持さんが残したヴィレのリーダーとして生きていくと決意するとかヤバたん。
そんな息子が作った作物を保管、他にも集めてきた生き物や植物を外宇宙に発射して種の保存を目指すのがヴンダーの本来の役割だったみたい。
③ネルフが南極へ移動
ネルフが黒き月を連れて南極へ移動、最後の決戦へ。
宇宙にいたヴンダーもそれに気づいて最後の決戦へ。種が保管してあるロケットを宇宙へ発射すると、タンポポの綿毛のような形になり飛んでいく。
ヴンダーだけでL結界領域を突破して南極の奥深くへ。途中、ヴンダーの兄弟機やらインフィニティやら、ネルフの工場で作ってた兵器たちが襲ってくる。
なんとか目的地である「ロンギヌスのヤリを2本刺された13号機」の近くまで来て2号機、8号機を射出。
8号機がネルフ工場製ザコを引き受けてる間に2号機が13号機のコアを攻撃しようとするも、2号機のATフィールドにより攻撃が届かない。そこでアスカは裏コード999を使う。銀河鉄道?いや、一撃999枚のAT確定か、アツいな…!
眼帯をはずすとL結界を浄化する機械のミニチュア版が目の中から出てきて、ヴンダー本部には2号機にパターン青の反応。第9使徒だそうな。第9使徒といえば破でアスカが乗った仮設4号機に侵食して乗っ取り、ダミープラグ初号機に倒されたやつ。アスカは使徒と同化しており、第9使徒のATフィールドで2号機のATフィールドを破って13号機のコアを攻撃・・・しようとしたら13号機がお目覚め。13号機に取り込まれちゃいます。
アスカの回想が色々流れるけど、どうやらアスカもレイみたいな人造人間の模様。妙に大人ぶってるから、色々と知ってる模様。ご飯も食べなくていいし、でも水は必要みたい。これはエヴァの呪縛?このあたりの線引がすごい曖昧。
ヴンダーはネルフの兄弟機に貫かれ動けなくなる。ヴンダーの兄弟機がセカンドインパクト時の光の巨人を思わせるような大きな羽をだす。さらに黒き月と白き月が槍に変化。人為的にセカンドインパクトを再現しているとかって冬月先生が言ってたけど、もう意味不明。
すると甲板にゲンドウ登場。みんな甲板にあがり、リツコがハンドガンでヘッショするとゲンドウは飛び散った脳みそを拾って自分の頭部に戻し、変なメガネが吹っ飛んだ彼の目はサイクロプスみたいになってた。
ミサトはネブカドネザルの鍵を使って人間をやめたかとか言ってたけど、もう意味不明。
預けていた初号機を返してもらうといってヴンダーのメインエンジンにしていた初号機を13号機で回収。どんな姿でエンジンにしてるのかと思ったら、手足がない状態でエンジンにしてたみたい。
で立ち去ろうとするとシンジが甲板に登場するもゲンドウはさっさと消えてしまう
家族が死んだ原因であるニアサーを起こしたシンジを恨むミドリ(たらこ唇のドスケベギャル)が拳銃を構えるも、その後ろから鈴原サクラが発砲。ミサトがかばって被弾、このあたりでミサトやみんなの思いを聞いてQの最初から続いていたギスギス感を払拭。シンジが初号機に乗ると宣言するも「どうやって乗るんじゃ」と誰も突っ込まない。艦長室に大事にとってあったプラグスーツをシンジに着せると、ちょうど8号機が登場するも頭に輪っかが浮いている・・・
どうやら8号機は敵のエヴァ?使徒?使徒もどき?を食べるとその能力を自分のものにできるチート能力を手にしたらしい。
シンジを連れて13号機を追いかけるマリ。
マイナス宇宙という謎空間で転移しまくる13号機をとらえられずにいると、シンジが綾波を読んでワープ移動。
多分、Qでシンジはゼルエルに飲まれた綾波を本当に助けていて、初号機の中にはまだ綾波が残っていた、だからシンジの呼びかけに答えたんじゃないかな。
④シンジとゲンドウ
サブタイトルをつけるなら「史上最強の親子喧嘩」ですかね。刃牙と勇次郎みたいなもんです。
マイナス宇宙の奥にあるゴルゴダオブジェクトに行く二人。たぶん思い通りの場所で叩けるという伝説の場所。
初号機で希望の槍・カシウスの槍をもったシンジVS13号機で絶望の槍・ロンギヌスの槍をもったゲンドウのガチンコバトル!
特撮かと思うようなバトル、格ゲーかと思うようなバトル、なんなんだこれ状態。
結局、武力で解決はできないと気づいたシンジがいつもの電車でゲンドウとトークタイム。
陰キャなゲンドウくんの半生を聞いて、結局「いつまでたってもあらわれないユイ。初号機の中にいるのかと思ったらシンジの中にいた」と悟って電車途中下車。なんじゃそりゃ。
マリが冬月のもとを訪れ会話。やっぱりマリはゲンドウ、ユイと共に大学のゼミで冬月に教わったメンバーだそうな。
その頃からマリの見た目が変わっていないということは、その頃にエヴァの呪縛にとらわれてしまったということか?マリ中心の話がみたいですね。
⑤アディショナルインパクト
今回のはアディショナルインパクトと呼ばれるらしい。それを起こすために槍を2本使ってしまったので、もう止めるための槍がない。
そこでヴンダーの脊椎ブロックを使ってヴィレの槍を作るという謎の発想。ミサトさんが身を呈して巨大綾波レイに突っ込んで槍作成、マリが8号機でそれを巨大綾波レイの右目からマイナス宇宙に投下、無事にシンジのもとへ。
ユイの助けを得てシンジが望んだのは「エヴァのない世界」、結果すべてが元通りに書き換えられるという結末。
ヴィレの槍ですべての使徒を貫いていく。パチンコの演出だな、ボタン連打で使徒をつらぬけ!13号機をつらぬければ激熱だ!
その際にさりげなく13号機のエントリープラグを緊急射出させてアスカを助ける。
13号機のゲンドウ、初号機のユイが抱き合ってヴィレの槍を己に突き刺して終了。
波打ち際で座っているシンジと横たわるボロボロのプラグスーツを着たアスカ。
(おっ、首しめるか?「気持ち悪い」くるか?)とワクワクしていたが、和解して終わりでした。
⑥エンディング
アスカのエントリープラグはケンスケの家近くに着陸、蓋もあいていたのでケンスケを幸せに暮らしているんじゃないでしょうか。
シンジは大人になり、おなじく大人になってちょっかいをかけてくるマリに大人の対応をして走り出す。二人はサラリーマンなのかなって感じのスーツ。
舞台は現代。まさにエヴァのいない世界に書き換えて 終 劇
どうですか皆さん、この情報量。上映時間2時間40分ですからね。でもそんなに長く感じないくらい濃密な内容でした。
見終わったあとの友達に言った第一声は「え、意味わからないんだけどw」でした。
そう、世界観というか、物理法則というか、そのへんがいつもどおりの投げっぱなしジャーマンスープレックスで全く頭が追いついてきません!
https://ha-navi.com/eva-wo
↑こちらのサイトでは入場時に配布された単語集について解説が載っているので復習にとても役立ちます!
意味がわからないことを除けば、「今回はゲンドウの、というか庵野のオ○ニーを見せつけられた気分」が特に思うことです。
友達は「無事に終わってよかった、それが一番」と言ってました。みんなエヴァだからって批評ハードル下がってない?まぁ確かに、我々エヴァファンにかけられた「エヴァの呪縛」が解けた瞬間でもありましたからね。肉体的年齢はとるけど精神年齢だけ成長しない呪いね。だからエンドロール終わったあとに「次回予告」が入ったらどうしようってすごい緊張しました。
各種予告編に使われた映像がきちんと使われていたのも驚きだったけど、Qの次回予告にあった2プラス8号機(左半分が2号機、右半分が8号機)が出てこなかったのはショックだったぞ!!!絶対でないと思ってたけど!!!
レイトショーだったので1300円で見ましたが、序破Qを見てるならぜひ見てほしい作品です。見終わったあとの「あぁついに終わったな」感は1300円で味わえる中でもトップクラスです。
そしてネットで感想や考察を見るのが楽しいです。結構納得できてスッキリします。自ら追い込んで快楽を得るタイプにはもってこいですね。
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