Aladdin2回目の感想
Aladdin2回目を観てきたので感想を綴ります。1回目とキャストさんがほぼほぼ違って、違いを比較しながら観るのが本当に楽しかったです!!
オーバーチュア
1回目のとき幕開くまで長っっって思ったのを思い出してしまった
アラビアン・ナイト
今日のジーニーは瀧山ジーニー、阿久津ジーニーより低い声に関しては落ち着きのある深い声って感じ
また浅草提灯出てきた(これは固定演出なのかな?)
手から出る花火みたいな演出は前回の記憶になかったけど楽しいね
「嫌だけど」のセリフが結構嫌そうだった。
CDと比べて「ヘイ!!」のテンションが5割増しくらい、臨場感あるね
かなりどうでもいいけど上の布カラフルで綺麗だった
逃げ足なら負けない
今回のアラジンはCDの人とは別の人だけど志向としてはCDに近くて、どちらかと言うとまだ未熟さを抱えている青年みたいな明るめな声
顔立ちとしても前回の厂原アラジンよりは若めというか、深みは少ない
「着ているベストになりたいくらいだわ」のセリフがやっぱり街中でのアラジンの人気を感じるし、アラジンやジャスミン以外の街中や城中の人の恋愛のものさしとしてはやっぱり容姿や財産なのが伺える。(召使いの「兄弟紹介して」やオマールの「王女様は、美しくて、……」等のセリフもそれを匂わせてるよね) 恐らくジャスミンの姿との対比なのかな?
何か売り物の頭の奴を他人に被せて騙すシーン、女性の布を被ってやり過ごすシーンが解って良かった、今回は演出を見る余裕があった
で〜も〜いい男〜だ〜わの部分で女の人に後ろから抱きつかたシーンで分かったけどアラジン大分小柄だね、アラジンの性格や役割とも合わせてそういう調整をしているのだろうけど
逃げ足なら負けない(リプライズ)
自慢の息子
やはり「殺す価値もない」は彼にとって中々響く言葉なんだろうなぁと伺える、そこから垣間見えるアラジンの誠実さにひかれる部分があるね
アラジンの姿勢が前傾になっていて自信の無さは伺えるし、「自慢の息子」の方でも胸を張ろうと頑張っているんだけど微妙に綺麗な姿勢じゃないところが、決意をしているけど何をしたらいいかさ迷っている感じを上手く出しているなぁと思った
声としてはその声質の未熟さゆえに決断感がなかった所がこれはこれで良いなって感じ
壁の向こうへ
今回のジャスミンの声はa母音が額らへんから出るツンとした声で、高音域に余裕と広さがなかった(前回もあまりジャスミンの発声には納得いかなかったので、日本語の発音と日本人の声帯の創り的にはこれが限界に近いのかもしれない)
むしろ召使いの方がなかなかいい声を出していた、好みかもしれないが……
「王女たるもの、こういう格好をすべきだ、」の部分が王の真似をしていたのはいいなと思った点で、そのジャスミンの強気かつ自律的な性格を反映していると思った
バブカックオマールアラジンカシーム
相変わらず楽しいナンバー
カシームがセンターボーカルって言われた瞬間プライド云々がどうでも良くなったの好き
壁の向こうへのフレーズが間に挟まっててその瞬間にジャスミンが出てくる演出、2回目だけどちょっと涙したし視覚聴覚ともに刺激されるね
ジャスミンどこから出てきたのか分かんなかった、壁の向こうでのフレーズが流れ始めた時には既にもう真ん中にいたので、次見る時はいつ出てくるのか念入りに見ておきたい
これは演出なのか分かんないが、4人並んで前で踊るシーンで4人の位置が1列でなく地味に前後にズレてしまっているのが、パフォーマンスのやり慣れてない感+ストリート感の演出に貢献している?
ジャスミンも1回目のフレーズの後街に残るのだが、街の人に話しかけられて対応はしてるけどちょっとキョドってる感じが上手く不慣れな感じを出しててよき、これだけ稽古を積んだプロダンサーなのにこなれていない感じを出すの大変なんだろうなぁ……
ジャスミンの左巻きのシーン、「左巻き」の由来が前回も今回も分かっていなかったけどつむじの左巻きの迷信に関する俗語なんだって。ほぉ。王女であれを咄嗟にできる機転と、その演技力からもジャスミンの頭の良さといい意味での王女らしくなさが前面に出てるいいシーン
行こうよ どこまでも
ジャスミンの声質はここでは初めての市場やアラジンとの出会いに少し胸が高鳴っている感じが出るのでいい方にはたらいている感じがする
「明日のことはもう 悩まない」の部分、結構好き
2人のデュエットってだけでもういい曲だなぁぁぁ〜〜って感じ
アラジンのHiGのファルセット、やっぱり生で聴くとすごい綺麗ですね、締まる
ダイヤの原石
悪知恵を集めて大事典にしちゃうジャファーの可愛さ結構推せる
今日のジャファーは声の張りは控えめだった気がするが、逆にアラジンを誘う場面はちょっと高めの声で誘ってる感じが悪役悪役してなくて好き
「優雅な物腰そして消毒」は今回もジャファーが歌ってた、消毒の
今日のイアーゴは個人的にすごい大好き、ただ変な声出してるだけじゃなくて、歌うところはガチテノールですっごい芯のあるいい声している、それでいてフレーズで音をすごい動かすので迫力満点。イアーゴが1人でア〜って歌うとこの揺さぶりのメロディーが1番顕著だった
ジャファーの怒鳴るシーンはいつ見ても迫真でいいね
洞窟を目の当たりにして「無理」って逃げるアラジン好き
フレンドライクミー
「はい、おしまい」の拍手は観劇2回目でも結構難易度高かった。パン、パパパンで〆ようね
HihiDから始まるワワ-ワ-はCDのあれよりやっぱり控えめ、瀧山ジーニーもCD録音時のあの迫力は流石に出せないのね
「口を開けてみせてよ」の部分はかなりぴょんぴょん跳ねている感じが強くて、これはこれで好き
今回のジーニーは低いところはちゃんと低くしっかり芯のあるボイスである一方、高いところは裏声で極端に跳ねるためギャップが激しくてテンション12割増しくらいな感じがした
驚いたァすごいでしょぉどういたしましてハ↑ハハハハハハハが個人的にかなりツボだった、そこ爆速で読まれると思ってなかったから不意打ちを食らった気分
箱入り息子、ほんとに箱に入ってたんだね
なんか3つの景品(車、シシケバブ1年分、ハワイ旅行)が出てくるとき、海外旅行ってなったとき目的地ハワイっていうのはちゃんと日本人の感覚に合わせられてるんだなぁと実感
オールディーズはCD通りの歌い方だった。Under the Seaはかなりおどけた感じが強く、美女と野獣は思いっきり響かせてソロコンサートですか??って感じ
「まだまだやっちゃうよ」が結構淡白な感じ。
ジーニーの「自由」が欲しい、という話の文脈で3つ目の願いでジーニーの解放を約束するシーン、「僕を信じて」が出てきていて、物語通してのキーワードとして使われているんだなーという印象
ウエストサイドストーリーの"Manbo"のフレーズが引用されているらしい。マジ??????
1幕フィナーレ
アラジンの変身タイム、あれ結局どうやってるのかいまいち分かってない。変身速くない???
1つ目の願いの前にジーニーがカモンカモンしてるシーン、最後は両手でめっちゃカモンするけど片手のときは顔を仰いでるようにも見えて、その時にアラジンが話してたジャスミンへの恋の話を「熱いな~」って思いながら聴いてるのと掛けてるのかな?
プリンスアリー
3人衆の動きが慣れてない感たっぷりというか、下町で暮らしてたときの雰囲気の仕草や行動がとれてなくて、不釣り合いな感じがとってもいい
サァァァァァァ~サァアァ~ドウゾドウゾ~カモーーーーンのカシーム、異様にジャファーに顔近くて好き。
ダンサーの動きも何となくだけど貴族の上品さというよりは下町の感じが出てる(腰の振り方、頭の動かし方とか)、これもアリー王子の実際の貴族とはかけ離れた身分を示唆しているのか、それとも40人の敵を一人で倒すほどの活発さ、を表したいのか?(多分前者)
衣装に関しても全体的に上品さと少し離れた派手さと、女性ダンサーの肌露出も多め
95匹の猿の部分のプラカード、"It's Free!"が絶妙に安っぽい感じで好き
歌に関してはジーニーが結構渋めな声を貫いてて、しっかり王道的に紹介している感じ
オマールくん、「ハートの箱に入った焼き芋」とは…。
ホールニューワールド
「僕を信じて」の後の「今なんて言ったの?」が結構CDと比べて食い気味で、その前からアラジンを疑ってたジャスミンとして「やっぱりね??」っていう雰囲気が出てたのと、「なぜだかわからないけれど、信じるわ」もかなりテンション高めに言われてたから、魔法のじゅうたんに相当ジャスミン惹かれてたんだなぁって感じ
何度見ても舞台セットに目が釘付けです。あの空間に飛んでいる2人を見るとほんとに見て良かった…って涙出てくるし、じゅうたん乗ってああいう体験してみたいよね。(アラジン目線もジャスミン目線もどっちも見てみたい!!!想像しただけでうっとりする…)
アラジンの歌い方が少し格好つけすぎかなぁ…と思った。ストレートな発声というよりは、何か現代のJ-POP的な歌い方。これはこれで見栄張りたいアラジンを形容しているのかもしれないとは言え、やっぱり名曲はシンプルないい発声で声質で人を惹きつけてほしいなぁと感じる。その点は前回の厂原アラジンの方が良かったかな…?
名曲、あっという間に終わってしまう。もっと味わって聴いていたかったのに場面に見とれていたらお城到着してた。
最初は飛んでるとき月が背景なんだけど、途中で謎のキラキラと共に地球に変わってる。ここ前回も思ったんだけど地球を遠くから見られる場所飛んでるってどういうことなん…大気圏…って思ってしまう。ずっと月で良くない?
オマールくん、ハートの箱に入った焼き芋を持って普段の貧乏人の格好で王女の部屋に入るの何者やねん
危険な冒険
バブカック、盲目のアラジンだけどだからって見捨てる理由にはならない、ってのやっぱり格好いいねー、そのあとオマールがカシーム説得した後に無言で頷くのもかなり好き
お城に入るところの橋の背景、最初は後ろへ向かう方向がお城へ入っていく方向だったのに、その後お城の門が3人の手前に出てくることで橋の方向が逆になるの、ちょっと面白い演出だなーって感じ
3人のハーイハーイハーーーーーイアドベンチャーのところ、やっぱりバブカックのトップの音がわざと外してて、ほんとは迫力あるハモりを期待しているんだけど、これはこれで序盤の余裕感が出てていいのかなともちょっと納得した
バブカックのHiHの伸ばしが正真正銘テナーって感じの大迫力で、むしろこの人一番テナー上手いんじゃね??ってなってた
召使いたちのハーイ, ハーイ, ハァァイ↓の部分は今回は結構召使いたちがびっくりして戸惑いを隠せないような感じの弱々しいハーイだった
一人じゃないさ
叫んじゃってもいい?ってジーニーが訊いた後アラジンがどうぞって答えるのに「ど」を聴き終わらないくらいでジーニーが叫び出すの好き
5人で仲良しして踊ってるの結構好き、特にジーニーがアラジン以外とちゃんと絡んでるのを見てあぁ良い…ってなった
「これは?」で手錠の解除を求めるシーン、一回見たはずなのにすっかり忘れてた。解除前、段々3人の顔が早くしてーって感じに呆れていってたね
クリーニングのアロハシャツは2幕フィナーレで着てくる伏線だったのね
自慢の息子(リプライズ)
歌に関しては特になし。国王の晴れ着を着せてもらってるときの無力感、脱力感はしっかり出てていいなって感じ
プリンスアリー(王のリプライズ)
王様がプリンスアリーの胸トントンからの手を広げるやつやるの好き
王の威厳を感じる声というよりは、どちらかというと娘めっちゃ可愛いくて大好きなお父さん感が強い声だった
プリンスアリー(ジャファーのリプライズ)
ジャファーの声の緩急がかなり激しくていい(盛大に嘘をばらすときの勝ち誇ったような声と、煽って語りかけるような雰囲気の声が混じってる)
ジャファーがアラジンの正体をわざわざ暴くことでアラジンが自分から言って誠実さを見せてプライドを守る機会を失わせてるのね
ちょっとストーリーで気になったことが一つ。ジャファーの2つ目の願い「ジャファーをアグラバーの王にすること」はジャファーがジーニーになってランプに入った瞬間、王の権限は元の国王に戻ってしまったのだろうと推測されるが、それはジーニーの魔法の効力が切れたのか、もしくはランプの中のジーニーになることで実質国王の権限が取り消されたのか?
もう一つ。ジャファーが「ランプの魔人ジーニー」になって閉じ込められた後、ジーニーはアラジンの3つ目の願い「ジーニーを自由にすること」を叶えている。ランプの所有権はいつアラジンに戻ったのか?そして魔力を持った「ジーニー」がこの瞬間だけ2人存在しているが、そんなことが可能なのか?(物語の設定上の問題なのでこれ以上議論しても何も出てこないが)
2幕フィナーレ
うーん感動。涙しそうでした。
ここでの踊りはどちらかというと下町風の活発なダンスだったね、城の中だけど
最後、アラジンとジャスミンがじゅうたんに乗っていくシーン、アラジンが帽子を取っていることで最初の「貧乏人だけど誠実」なアラジンを彷彿とさせていて、あぁジャスミンが結婚したのは「アリー王子」ではなく「アラジン」なんだなぁと改めて思った
カーテンコールでもう一回突然のジーニーのパン、パパパン型の拍手が出てきて不意打ち、ちゃんと意識してないと忘れる
今回は2階席だったこと、前が学生だったこともあってスタンディングオベーションしてる人は少なめでした、ただ1階席がみんな立ってたのがちょっと見えた
総括
観劇が終わって電車乗ったときからぶっ続けで3時間ほどこの記事を書き、字数は6,000文字、時刻は0:57。アウトプットすることで漸く興奮をある程度抑えて寝られそうだなーってフェーズに達しました。
今回はLondonでBackingham宮殿行った4人で観劇しましたが、楽しんでくれたようで何よりです、是非LondonでPhantom観ましょう!!!!笑
こうしてNoteに毎回観劇の感想を綴っていると、日に日に自分が布教型ミュージカルオタクになっているのを感じます。ミュージカル、沼です。ハマりましょう。
今は観たい演目が多い割には東京に全部いないですが、次はCATSの3回目、Phantomの4回目、リトルマーメイドと美女と野獣あたりかなぁ…
特にCATS、春休みに名古屋旅行を計画してついでに行けないかなぁ…