WWDJAPAN アフターインタビュー【三越伊勢丹 仲田朝彦さん】 #仮想空間で生きる世界
①対談ありがとうございました。お話しされてみていかがでしたか。
それぞれ別のフィールドでアバターやファッションを活用している方々と話したことで、改めてファッションのフィールドの広さを感じました。
②対談のお相手であるShiftallの岩佐さん・OpenFashionの上田さんから受けた刺激などはありますか。
「ファッションは自由だな」と感じました。いろんな人がいろんな生み出し方・使い方・楽しみ方ができる最高のコンテンツだと思いました。アバターファッションはもっと誰でも気さくに楽しめる世界に到達したいですね。仮想空間では、男性でも女性のアバターを選択すると、男性が真剣に女性のファッションを勉強したりコーディネートを考えることになり、ファッションのターゲットは倍になりますし、アバターにおけるファッションのポテンシャルは非常に大きいと感じます。
③「仮想空間で生きる世界」がきたときに期待する世界はどんな世界ですか。
目の前の相対したアバターに対して、リアルと同様に敬意を払ってコミュニケーションをとる風土がある仮想世界になっていくと素敵だなと思っています。そのような世界であれば、もっとメタバースやアバターの世界に次の世代の子供を送り出せる大人が増えてくると思います。きっと仮想世界の暮らしはもっと豊かなものになるでしょう。
④仲田さんが「FUTURE FASHION AWARD」に応募するならどんなファッションを企画しますか。
小さな我が子がデザインしたファッションを3Dプリンタで出力して着用できる、親にとってはかけがえのない最高の1着となるファッションを企画します。
⑤ 仮想空間におけるファッションデザイナーに求められる役割や素質、スキルは何だと思いますか。
未来をポジティブに考えられる熱量を持っていることだと思います。挑戦の気持ちを持つことが、なんでもできる仮想世界には最高のクリエイティブにつながると思います。絵が苦手でもパターンを引くことが苦手でも、今後生成AIをはじめ補助ツールはたくさん出てくると思いますので、仮想世界のデジタルデータファッションにおいては、コンセプトを生み出すことが最重要であるとも考えます。
仮想世界は決してプロでなくてもファッションを誰しもが生み出せるフィールドになると思います。
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